「上り詰めた果ての、孤独」国宝 えんぞさんの映画レビュー(感想・評価)
上り詰めた果ての、孤独
最初のうちこれは 妖艶な狂気『ブラックスワン』のナタリーポートマン的なやつかな・と思ってたんですが ちょっとちがってました
歌舞伎に心酔した 多少の才能を見込まれた男の子が、それ以上の血の滲むような稽古で研鑽と努力を重ね 血筋の理不尽さや人生の浮き沈みを経験し ようやく高みへ上り詰めた果ての、崇高で下衆で甘美な これは孤独の物語
こんな残酷で美しい景色を 自分は知らなかったです
大人になった芸妓の娘の言葉がすべてな気がしました、伝える順序ってホント大事ですよねー
劇中の曽根崎心中もいいですが 個人的には、駆け堕ちした先の場末の旅館での舞台がよかったです、無表情 無焦点なところが余計に狂気めいてみえちゃいそうというか・
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