「芸が輝きを」国宝 みやびさんの映画レビュー(感想・評価)
芸が輝きを
増すほどに、瞳の輝きが失われていく。のぼっているようで、おちていく感覚。芸に励むほど、すり抜けていく幸せ。真綿のようで、空っぽで、華やかであるほど、何故か虚しく、寂しく、切ない。どんな場所でも、見られなくとも、本気で、舞う。いや、いつからか、取り憑かれたように、舞う。必死さがますます芸に磨きをかけ、その深みを増す。輝きの代わりに宿したのは覚悟だったのか。ふたりの絆が、何より眩しかった。
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