「歌舞伎に取り憑かれた男」国宝 ふうかさんの映画レビュー(感想・評価)
歌舞伎に取り憑かれた男
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【印象に残ったシーン】※覚え書き
◼️代役の本番前、震えて身動きがとれない喜久雄に俊介が化粧を施すシーン
お互いの血と芸が羨ましいと言い合う2人。2人の葛藤や感情が痛いほど伝わってきて泣けた。
◼️喜久雄が落ちぶれてぐちゃぐちゃになりながらも、屋上でただただ踊り狂っているシーン
美しくも歌舞伎に取り憑かれ狂気を感じる様子がとても印象的だった。吉沢亮圧巻の演技。
◼️片足を失いながらも曽根崎心中を演じる俊介の半分壊死した片足を喜久雄が涙目で抱えるシーン
共に切磋琢磨し、衝突も和解も乗り越えてきた2人の絆とやるせなさが伝わってきた。
他にも俊介の子供を喜久雄が指導していたり、胸が熱くなる場面が沢山。
シーンの切替や話のテンポがよく、3時間の長尺でありながらあっという間に感じた。
とにかく俳優さんの熱演が凄い。歌舞伎のシーンも存分にあったけど、どれだけ練習を重ねたんだろう。
画面の迫力や舞台の臨場感など、是非映画館で観てほしい作品。
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