「求む!円盤での「二人藤娘」「二人道成寺」フル尺特典映像」国宝 たずーさんの映画レビュー(感想・評価)
求む!円盤での「二人藤娘」「二人道成寺」フル尺特典映像
体調不良と嫁さんも観たいと言っていたため、なかなか時間が合わず、ようやく観られました。
3時間ものでは尿意よりも睡魔が心配になる自分だけど、3時間、微塵も眠くならず。
そういう演技を見せてくれた俳優陣と演出・編集を讃えたいです👏
演技に関しては、二人藤娘、二人道成寺が素晴らしく、あれ、フルで観せてくれませんか!?円盤の特典映像に付きませんか?って思いました。
そして、吉沢さんの「曽根崎心中」に至っては、あれを見せつけられた俊ちゃん(横浜流星さん)のその後の行動を深く理解できてしまうくらい、すごい演技だと思いました。(クライマックスの「曽根崎心中」の二人も良かったけど、演技は最初の方に凄みを感じた)
ストーリーに関しては、2代目の白虎、3代目半二郎の襲名までは百点満点だと思いました。
が、そこからの話が…ちょっとドラマチックにしすぎた気が。
それまでの流れから、もう少し演技や芸道の深淵に迫る話になっていくのかと
期待してしまったこともあるし(あ、今更ですが、原作を知らないのです)、
最後も急ぎすぎに感じて、★4.5や5をつけるには及びませんでした。
と、このレビューも最後は急ぎ過ぎた感じがしますね。お粗末さまでした。
ひなさん、ご教示ありがとうございました。なるほど、演目をフルで演じてらっしゃるわけではないんですね。それもそうか。そもそもなければ特典映像は無理ですね。
4時間半…映画館では難しくてもいまの時代ならディレクターズカットの配信版としてリリースしていただきたいものです。終盤の物足りなさが補完されることを期待して…
たずーさま、初めまして。
共感ありがとうございます🙂
映画『国宝』は、当初4時間30分の長尺で、興行的な事情で監督と脚本家が3時間に編集して公開されたそうです。
李相日監督の企画から15年、製作に6年かかっていますが、演目をフルで撮影していたら、まだ完成していなかったことは確かです。
映画『国宝』は、シネマ歌舞伎のような「歌舞伎」の映画ではなく、「歌舞伎役者」の半生を描いた作品です。
李相日監督が6年前に、吉沢亮さんに主役のオファーをした時、「吉沢亮の喜久雄ありき」だったと語っていました。
映画『国宝』で歌舞伎指導をされた中村鴈治郎さんが、吉沢亮さんとの対談で話していました。
「喜久雄という役を演じながら、同時に歌舞伎の演目の役を演じるという、二重の芝居は僕ら歌舞伎役者にはできない」
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