劇場公開日 2025年6月6日

「ゾーンに至った役者を楽しむ」国宝 ゾアさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 ゾーンに至った役者を楽しむ

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

驚く

話の構成はがっつりベタな展開で、最後まで飽きさせずに見せてくれるが、やはり駆け足は否めず、細部の心理描写や芸のすごさを見せる部分が足りないので、山場の鷺娘にイマイチ感情がのめりこめない。
ただ、吉沢亮が無我の境地で踊る様は圧巻だ。ああ、今彼はゾーンに入っているな、踊りだけでなく、それにかける役の気持ちも最高に達しているな、とちょっと客観的になって見ていられるのは新鮮な感じだった。
吉沢亮には見得が似合う。「キングダム」1本目でも、クライマックスの戦闘で味方を鼓舞する檄を飛ばすシーンは実にかっこよかった。あの作品の主役は彼だった。
顔もつくづく美形だと思う。白塗りにしてみると顔の造形だけが際立ってきて、横浜流星は頬骨がやや出っ張り気味で、けっこう差がついていた。
昔、玉三郎の「夜叉が池」という映画を見て、その美しさに圧倒され、姿かたちが理想の女がいて、実は男だったら惚れられるか? と半分本気で悩んだことを思い出した。

ゾアさん
ひなさんのコメント
2025年6月17日

ゾアさんさま、初めまして。

>吉沢亮には見得が似合う。「キングダム」1本目でも、クライマックスの戦闘で味方を鼓舞する檄を飛ばすシーンは実にかっこよかった。あの作品の主役は彼だった。

『キングダム』も『東京リベンジャーズ』も、吉沢亮さんは主演じゃないのに“主役”で、「見得」や「檄」がホントにカッコよくて話題になった映画でした🙂

ひな
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