「役者の凄さに圧倒されまくり」国宝 まーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
役者の凄さに圧倒されまくり
どうしても初日に観たいため、
時間をこじ開け、映画館に足を
運ぶ。
役者の凄さに圧倒されまくり。
歌舞伎役者の喜久雄と俊介に。
役を演じる吉沢亮と横浜流星に。
芸に生きる厳しさ、喜び、怒り、
哀しみ、苦しみ、妬み、嫉み、
そして別れを渾身の力で魅せて
くれる。
初めての大舞台での二人道成寺
には緊張感がこちらまで伝わり、
拳を握りしめて見入ってしまい
じわじわと胸が熱くなる。
喜久雄の曽根崎心中、切々と語
るお初の心情が沁みてくる名場
面、さらに拳に力が入る。
極めつけは、左脚の切断をもの
ともせずに曽根崎心中のお初を
演じた俊介と、徳兵衛を買って
出て演じた喜久雄。
鬼気迫る迫真の演技は、スクリ
ーン越しでなく、舞台を間近に
観ているかのような錯覚に陥り、
観客と一緒に拍手しそうになる。
くどいようだが、役者の凄さに
圧倒されまくり。
3時間があっという間。
この臨場感をぜひ劇場で味わう
ことをおすすめする。
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