劇場公開日 2025年6月6日

「長さを感じさせない力作」国宝 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5長さを感じさせない力作

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

癒される

長崎のヤクザの家に生まれた喜久雄は15歳の時に新年会を襲われた抗争で組長の父を亡くし、組も解散し、天涯孤独となってしまった。その宴会で喜久雄の踊りを観て才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は抗争の1年後、彼を引き取り、喜久雄は歌舞伎の世界へ身を置くことになった。喜久雄は半二郎の息子・俊介と同級生で、兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていった。そんなある日、交通事故で入院した半二郎が自分の代役に息子の俊介ではなく喜久雄を指名した。その舞台を見事に演じてた喜久雄を客席で観ていた俊介はその場を逃げ出してしまった。その後の2人はどうなる、という話。

まず、新年会にあんなに簡単に親分の所まで押し入られちゃいかんだろ、とは思ったが、刺青の歌舞伎役者というストーリーは面白かった。
舞台や衣装など美術は素晴らしかった。予算使ってるなぁ、と感じた。
歌舞伎って大阪にもあったんだと知れたし、曾根崎心中の中でお初の右足への頬擦りシーンは印象に残った。
喜久雄役の吉沢亮、俊介役の横浜流星とも歌舞伎の演技が素晴らしく、見入ってしまった。半二郎役の渡辺謙、半二郎の妻・幸子役の寺島しのぶもさすがだったし、喜久雄の元恋人で俊介の妻になる春江役の高畑充希は演技は良かったけど、歌も踊りも披露できず、なんかもったいない感じ。
見上愛も出てたし、森七菜は変わらず可愛かった。

りあの
活動写真愛好家さんのコメント
2025年6月9日

渡辺謙の女形はないですね、さすがに‼️

活動写真愛好家
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