新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!のレビュー・感想・評価
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高石あかりが主演といっても過言ではない作品
高石あかりと中居友望が出演することが鑑賞の動機です。 主演である櫻坂の藤吉夏鈴は存じ上げず、本作ではじめて知りました。 内容としては、よくある学園を舞台にした青春活劇的な作品なので ベタとわかりつつも、その流れに身を委ねて ラストでカタルシスを感じる、まさにTHE 映画!的なつくりで安心して楽しめました。 特にラストのコンボがきまっていく流れは、観ていてすごく気持ちいいですね。 全編通じてもはや高石あかりが主演では!?というくらい圧倒的な存在感があり 彼女が軸になって映画が展開していきました。 また、中井友望も中盤くらいまでは見せ場が少なかったものの、後半、ちゃんと重要な 役割を果たしていたので、うれしかったですね。 とまあ、このふたりは9月公開の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』にも出演しますので 超楽しみです。宮崎県でロケをしていることもあって先行上映します。 藤吉夏鈴は、ファンに叱られそうですが、演技はこれから磨いていってほしいですね。 ビジュアルは素晴らしいと思うので、今後も俳優業も頑張っていただきたいですね。 というわけで、高嶋政宏のベッタベタな演技がむしろ面白く、すごくアクセントになっていて 本作の安心感醸成につながっていた存在でした。 良い悪役でしたね(笑) 私はきらいじゃないです。 でもまあ、高石あかりと中井友望を見るだけでも眼福でした。 ※予想以上に観客が入っていて(といっても2割程度埋まっていたくらいですが)驚きました。 10人くらいだろうと予想していました🙇♂️
新聞部フォーエバー
高校の新聞部を舞台に、社会の隅から大人たちの闇を暴いていく高校生たちの姿を描いた社会派エンタテインメント。 とても清々しい映画でした。 頭の中にあることを文章(物語や記事)にするのはとても難しいことだと思う。今でも書くことに憧れはありますが、なかなか思い通りに文字にすることができません。それでも、この世界の隅々まで正しく知りたいという探究心はいつも持っていたいです。 高校を舞台にした映画、大好きです。何にでもなれる、これから何になろうと考えていた頃を思い出します。 主演の藤吉夏鈴さん、すごくスクリーンに映える表情で素敵でした。他の出演者の皆さんもすごくキラキラしてました。 クレナズムさんの曲も良かったです。
わかりやすく楽しく面白い
映画を見たモチベーションは藤吉夏鈴さんを知っているからでした。全体を通して疾走感があり、観終わった後も短く感じたほどでした。元々藤吉夏鈴さんを知っていましたが、この作品に出てくる所結衣は藤吉夏鈴さんのように見えず、「所結衣」という1人の人物のように感じました。この作品を見ている時、クライマックスに差し掛かり、登場人物の気持ちや考えが大きく動いていくシーンでは、自然と、文字通り「感動」の涙が出ました。これは躍動する所結衣と巻き込まれていく環境を観ての「爽快感」や「楽しさ」を感じ取っての涙だったと思います。コミカルなシーンやセリフも多く含まれていて、観ているこちらに対して、とてもフレンドリーで臨場感が伝わりやすく感じました。今を全力で生きる高校生のエネルギッシュな躍動が前面に出た作品だと思いました。
前向きになれる映画
櫻坂46の藤吉夏鈴さんが主演。 学園の絶対権力を持つ理事長の不正を一介の新聞部の生徒達が暴いて行くといった全編明るいタッチのNHKの夕方に放送されている感じの学園青春ドラマ。 夏休みのティーン向けにつくられた血も暴力もない健康的な作品?のため、おじさんには少し辛いものがあった。 ストーリーはありきたりな勧善懲悪もので展開が手に取るように読め、作品のクオリティは高石あかりさんと高嶋政宏さんで何とか保てていた感が否めず、主役の藤吉さんに至っては(本人は頑張っているのだろうが)何ともやる気の無さしか感じられず、映画初主演なら空回りしてもいいのでもう少し前のめりで振り切った演技を見せてくれても良かったのではと思った。
驚きはない
2024年劇場鑑賞199本目。 尊敬する高校生小説家を追って文芸部に入ろうとしたらそこにはおらず、ペンネームなので正体も分からず、唯一インタビューできた新聞部に近づこうとするが・・・という話。 だいたい予想通りに進んで行き、いかにもな人はいかにもな演技をし、学園の裏を暴く話の割にははっきりしちゃってるなという感じでした。 高石あかりだけは印象いつもと違って最初わからなかったです。
趣旨が理解不可能に近く特定の人を怒らせる展開になるのが…
今年290本目(合計1,382本目/今月(2024年8月度)15本目)。 ※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。 映画見すぎでレビューを溜めこむのは良くないですね…。 で、こちらの作品なのですが、高校の新聞部をテーマにしていることは理解できるし、あるいはこの映画に出てくる俳優さんほかのラインナップを見れば、それ目当てで行くというのもまぁまぁ理解はできます(ベイビーわるきゅーれの高石あかりさんなど)。 ただ何を思ったのかこの映画、最後のエンディングロール間近のいわゆる起承転結の「結」の部分で(各登場人物のその後の描写として)「そして行政書士を目指すことになった」というのがかなり謎です。法律ネタってやってたっけ…。 そして資格持ちの立場で見ると、一応そういうところはないわけもないのが困ったところ。 具体的には、報道の自由と取材の自由は憲法上保証されるか、また、中高の新聞部等に対して学説や最高裁判例等は趣旨が類推適用されるかというものになりましょうが、前者はまぁともかく、後者はそれで争われたことが日本になく、実際に考えづらいところではあります(日本では具体的事件に対して裁判所で憲法論が登場するのであり、抽象的事件や架空の事件に対して憲法論を論じることはできない)。かつ、後者について論じられたことはないように思われます(かつ、中高生という大学ではない場所において、取材・報道の自由について、有名な最高裁判例の趣旨がかかる場面で妥当するかというのはかなり論じにくい)。 すなわち、「一応は」そういうことをいきなり言い出すあたりに憲法論というか法律ネタは一応感じられるのですが、法律ネタ映画でもないので(特に憲法論は扱いが難しいので、何気ない映画でいきなり出してくることは少ない。日本国憲法の成り立ちや、8月に多い原爆、戦争ものに付随して9条を論じるような映画除く)、じゃなんでここで行政書士なんですかというのも謎だという…。というより、今でこそ中高の授業に各都道府県の弁護士会や行政書士会が赴いて法教育をすることはままありましょうが、中高生で行政書士の資格が何たるかを知っている人は激レアではないのかと…。 ※ それは試験そのものにあらわれます(人気資格だといわれて、どういう資格なのかわからず受験する人がいて、開業後に法の範囲を超えた業務を行いトラブルを起こすため、今年令和6年から、行政書士法が必ず1問以上問われることになりました)。 そんな事情があるので、何を言いたいのか最後で突然よくわからない展開にいきなり飛ぶのが何ともといったところです。かつ、資格持ちは上記のように「(中高の部活としての)新聞部に、判例の積み重ねとなる取材・報道の自由は類推適用されるか」といった観方で見るしかないものの、そんなマニアックな観方ではみないし、かつ過去に例がないので確固たる正解があるわけではなく、かなり苦労するのではないかと…。 まぁものすごく穿った見方をするなら、(狭義の意味での)法律系資格は数が少なく(仮に宅建まで含めても4つしかない。司法試験、司法書士、行政書士、宅建)、その中でもエントリー資格とも言われる行政書士を無理やり出したんだろうという観方も可能ですが、そこまで資格に上下を付ける意味もないしそういう意図はないものと思いますが、ないとするとなぜいきなり出るのかも謎で、観方に苦労するんですよね…。 採点に関しては以下まで考慮しています。 ----------------------------------------------------------------- (減点0.8/結局何を述べたいのか不明) 結局上記の点につきる部分があり、そういう発言をするので、憲法論(取材・報道の自由)をしたいのか何なのかが不明であり困ってしまう点、また一応にはそういう観方も存在はする点などであり、ストーリーがブレブレになっているところでしょう。 っていうより、テアトル梅田(旧シネリーブル梅田)の120人程度のシアターで、行政書士だの司法書士だの知っている人が何人いるんだか…。 -----------------------------------------------------------------
登場人物の個性が光るガールズ・ムービー
インターネットのご時世ながら、足でかせぐ取材に、壁新聞に、紙の号外の配布と、新聞部のアナログな活動ぶりが微笑ましい。 なんと言っても、髙石あかりが演じる新聞部の部長のキャラクターか強烈で、圧倒的な存在感を放っているのだが、彼女に振り回される新入部員を演じる藤吉夏鈴も、初主演ながら、個性的なキャラクターを存分に発揮していて、強い印象を残している。久間田琳加も、スクール・カーストの頂点に君臨する文芸部の部長を、いかにも「お嬢様」然と演じていて、悪役を楽しんている感じが良い。 謎の小説家が誰か察しがついてしまったり、ラストの陽動作戦が読めてしまったり、敵だと思われた人物が味方になることが予想できてしまったりと、どんでん返し的な驚きはあまり味わえないものの、それでもコミカルな展開は楽しめるし、勧善懲悪の結末にはスッキリすることができる。 そもそも、高校生の文芸コンテストに、それだけの価値や影響力があるとは思えないし、あれだけあからさまな不正が行われるということにも説得力が感じられないのだが、そこは、フィクションとノンフィクションの関係性を考えるための仕掛けとして、素直に受け入れようと思ってしまった。 ところで、その後、新聞部はどうなったのだろうか?不正を暴いた功労者として存続できたにしろ、新入部員がいなくて廃部になったにしろ、ここは、ラストで、きちんと説明してほしかったと思う。
タイトルだけで
タイトルだけで
出演が誰とかわからないまま、ムビチケを
買います。
ムビチケが颯爽とした感じだったんで
とりあえず、青春物語な話しかな、と。
初日に観劇。やたら、男性が多い?気がしていたら、主演は坂道シリーズの方でした。
真っ直ぐなおもざし、まわりの若い俳優さんたちもフレッシュ!
おばさんにはまぶしかった!
ハラハラドキドキジェットコースター映画ではないけれど、清々しいお話しでした。
理事長濃いめ…
ミスマッチ
ほとんど期待せずに行ったのだが、その上で丸っきり期待外れだった。 期待したポイントは、監督の前作「恋は光」が良かったことと、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズを観たばかりで、髙石あかりの他作品に興味を持ったことの2点だった。 前者については、原作の魅力を毀損することなく仕上げていた手腕が今作においては生きていないと感じた。単純でステレオタイプなキャラばかりで魅力を感じることはできなかった。役者も実年齢は存じ上げないが、軒並み高校生には見えなかった。それ自体は良くあることだが、その事が不満に思える程度には各キャラに魅力が無かったのだと思う。 後者については、比較対象作が相当個性の強いキャラであり、比べてすまない、と謝りたくなった。 あまりフィクションに馴染みの無い小中学生が観る分には新鮮で楽しく熱くなれる作品だと思うが、到底四十過ぎの男性が見て楽しめるような代物ではなかった。 0.5点でも良いくらいだが、観ていて引っかかったシーンについて一部フォローがなされており、製作陣の誠意というか頑張りだったのだろうと思い加点した。
元坂道のアイドル映画。お目当ての女優がいれば見たら良い。SNSでなくナゼ紙の新聞?とは突っ込まないで (^^)
「ベイビーワルキューレ」、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」、「少女は卒業しない」の人が出ているが、顔は「少女」の図書館の子しか覚えていない。
坂道の人は知らなかった。
(追記)高石あかりさん、去年(2023.令5)NHKドラマ「わたしの1番最悪な友だち」に出てたのを思い出した。
高嶋政宏さん、悪役の時は必ず成敗される (^^) ← ネタバレとは思えないが一応ネタバレ設定。
MVPは髙嶋のお兄さん(笑)
小林啓一監督に脚本が大野大輔監督
ハードルをかなり上げて観ました
思っていた内容とは少し違いましたが期待通りでスッキリしました
冒頭のドローンのシーン殺し屋さんとその清掃係りのお2人登場で「ベイビーわるきゅーれ」か?
何気なく西園寺建設の看板が髙石部長と藤吉トロッ子の背景に登場し学園と建設会社の癒着を連想させます
中井副部長相変わらずいい声です
出演者全て真面目に演技すればするほど笑える流れでお話は進みます
徐々に西園寺部長の怪しさが露見しますがとても悪役とは思えません
中盤明らかにラスボス髙嶋理事長登場で新聞部は崩壊します
ここでほとんどの観客が期待する結末が想像されるのです
よく期待を裏切る結末もあるのですがこの作品は見事に潔ぎよく観客の期待にスカッと答えてくれました
私が選ぶMVPは怪演の髙嶋理事長
アイドルグループ櫻坂46の藤吉夏鈴さん主演
新聞部と文芸部の群像活劇、 お気に入り邦画「ももいろそらを」「恋は光」の小林啓一監督、 力業な集約幕引きもまた一興、面白かった。 ロケ地に近いMOVIX柏の葉上映ならさらに良かったかな。
非支持。その理由。
非支持。 ツルッと観て幕。 文化部の不思議ちゃん系美少女達が織り成す普通の話し。 葛藤も挫折も裏切りも結託もそして喜びも 全てが低体温で薄味のまま終始噛み合わず。 テンポ悪く凡庸で圧倒的に古い。 快作怪作「恋は光」の小林啓一ゆえ観たが 次作に期待。
先行上映で観てきました
櫻坂46藤吉夏鈴さんの映画初出演にして初主演作ということで、当初は「そういう映画なんだろうな」と想像していたら、10代学生の青春ストーリーを軸に熱血要素やミステリー要素を散りばめ、果ては現代日本の社会風刺まで含まれた優れたエンタメ作品だった。 元々は原案の宮川彰太郎さんが日大藝術学部映画学科の授業の課題で制作した企画書。大きなニュースにもなった日大ラグビー部の不祥事にインスパイアを受けて書かれたものがプロデューサーの目に留まり映画化に繋がった。 明らかな不正が発覚しても法的な処罰をされない政治家や一部の特権階級が我が物顔で支配する世界の中で、これからを生きる若者たちに「悪いものは悪い」と立場に忖度せず言葉にして立ち向かう勇気を与えてくれる良作。
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