新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!のレビュー・感想・評価
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くだらなくておもしろい!
ついでに、中身はなくて、あまりにも現実離れしていて・・・。こんな感じ、いいですねー!
所さんの舌足らずの初々しさも、西園寺さんの高校生とは思えぬ妖艶さも、これまたとても高校生には見えない松山くんの控えめな感じも、とってもよかったです。
面白さはあったのですが、リアリティラインをもう1段上げた方がもっと面白くなったのでは?‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』は、文学オタクの主人公・所結衣(藤吉夏鈴さん)が、櫻葉学園高校の文芸部の入部試験中に、新聞部のドローンに巻き込まれ文芸部の入部が叶わず、文芸部の入部を条件に学内の文才ある謎の作家、緑町このはの存在を明らかにする為に、新聞部に潜入調査するという物語です。
その過程で、文芸部が度々入選していた文芸コンクールに関して櫻葉学園高校の不正に行きつき、その不正を暴くというストーリーになっています。
物語は二転三転し、ジャーナリズムの本質を垣間見る、面白さある脚本と内容になっていたとは思われました。
ただ残念ながら映画としては、特に櫻葉学園高校の理事長の沼原栄作(髙嶋政宏さん)の人物造形や不正の内容が、余りにもステレオタイプでリアリティがなく、主人公たちが対峙する相手の根幹部分にリアリティがなければ、作品としても駄目になってしまうのは必然だと思われました。
もしかしたらかつてのアイドル映画であれば許されたのかもしれませんが、それは今のアイドルやそのファンの人達に対しても失礼でしょう。
また当然、数多くの映画を観ている観客にとっても、このリアリティラインでも騙せると思った制作陣の人達は大いに反省が必要だと、僭越思われました。
特に傑作『恋は光』を監督した今作の小林啓一 監督は、こんな浅いリアリティラインでは駄目だ!と企画者や脚本家に押し返した上で、脚本内容の練り直しからやる必要があったと思われました。
この内容で『恋は光』を絶賛した観客たちを落胆させないと思っていたとしたら、1観客として残念無念としか言いようがありません。
とはいえ、主人公・所結衣を演じた藤吉夏鈴さんには冒頭は間の微妙さで拙さも感じながら次第に魅力ある演技をしていたと感じ、杉原かさねを演じた髙石あかりさんは今さら言うまでもない出色の演技で、二転三転する展開は面白さもあり、今回の点数となりました。
是非ともスタッフの皆さんは、今作のリベンジを次作で、小林啓一 監督含めてそれぞれ成し遂げて欲しいと、僭越ながら思われました。
新聞"汽車"として
本当に小林啓一監督か?と疑いたくなるほど、チープで物語の深みに欠ける作品だった。これまでの映画が凄すぎたため、相当期待していたんだけど...ザンネン。全体的な色味は相変わらずの小林節だけど、どうも脚本と音楽が受け入れられない。これまでとは絶対的に何かが違う!と思い、エンドロールを凝視してみると、納得。「ももいろそらを」「殺さない彼と死なない彼女」「恋は光」時には監督兼脚本だったのだが、本作は珍しく脚本を兼任しておらず、結果として小林監督らしさが薄れた作品に。新聞記者と聞いたから、「恋は光」のような文学的で知的な物語を想像していたんだけどなぁ。
音楽に至っては、「赤羽骨子のボディガード」以上に酷い。今どきフリーBGMでもここまでダサくない。しかも使いどころが悪すぎる。物語の肝となる会話をしているシーンやラストスパートなんかにも余計に付け足しちゃうから、緊張感なんぞあったもんじゃない。映画音楽は映画を盛り上げるためにあるはずなのに、これだと盛り下げるどころか、品質そのものを落としている。これだと役者たちの頑張りも台無しだよ...。
主人公の所結衣が主人公になりきれてないのも気になった。周りの個性が強すぎるってのもあるんだろうけど、個人的には杉原が主人公の方が断然面白いだろうなと思ってしまった。というか、髙石あかり、久間田琳加、中井友望に、高嶋政宏って脇を固める役者が強烈すぎる。これだと藤吉夏鈴が活躍する場面がないじゃないか。
コメディにも振り切れていなかったから、全てにおいて中途半端な感じになってしまったのかな。テーマも作風も良いのに。にしても、リンクマが「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」とは真逆なキャラで最高だったなぁ。もっと映画出ていいと思うんだけど。
新聞部や文学部にも関わらず、言葉が下手。心に響くセリフが無いのも、結構致命的だよね。まあ短いし、テンポはいいし、クスッと笑えるところもあって嫌いな作品ではないんだけど、なんか色々と上手くいっていないなぁと思ってしまった。小林監督の次回作も別の人が脚本を担当しているか不安だけど...でも、次こそ!
やりたい事は分かる。けど、正直言ってイマイチの印象。主人公の子のお...
リベリオン
「恋は光」の小林監督の最新作!?そんなん観にいくしかないっしょ!と遅ばせながら観に行ってきました。
王道学園もの、年に1本は出会える真夏の青春ものが大好物なのでしっかりと楽しめました。
新聞という媒体を通して学園中に、そして全世界へとメッセージを届けていくというまさにエンタメに振り切った感じの作品で、SNSが良い意味でも悪い意味でも話題になる現代に抗って紙にこだわる姿勢も込みで良かったです。
トリックは無難なものが多かったですが、それを積み重ねて伏線にしていく事によって、回収していくタイミングで気持ちいい〜となる作りになっていたのもこの手の作品なら良いスパイスにもなっていました。
高石あかりさん最高…!ベイビーわるきゅーれ以降様々な作品に出演されていますが、快活な少女が似合う似合う!
しっかりと動く場面は積極的に動いて、考え込むところはしっかり悩む、等身大の高校生をこれでもかと演じられていてファン冥利に尽きる出番の嵐でした。
藤吉さんは映画初出演ということなので、まだ若い感じはありましたが、今後どのような演技をしていくんだろうと気になるものにはなっていました。
高嶋さんの悪役は小物感満載でとっても好きでした。この人絶対痛い目見るじゃん…と思っていたらあれよあれよと言わんばかりに痛い目に遭っていくのはコメディっぽくて良かったです。
ストーリーには無理やり進めた感は否めませんでした。
全体を通して心の声で進めているので、その点でも一度作られた世界にのめり込んだ集中がスパッと切られるのもノイズだったかなと思いました。
壮大な話にしすぎたのもあって、終盤はちょっとくどかったかなと思いました。学園内の事じゃ話として小さすぎるから学園の汚職の方をという感じだと思うのでしゃーなしと思いつつも腑には落ちなかったです。
あとキャラクターの登場頻度のバラつきがあったのは仕方ないにしても、田島はドローン飛ばしただけで終わってしまいましたし、恩田も取ってつけたような裏切りのようなそうじゃないような感じの水増しの出番だったのも残念でした。
事が終わってから主要人物のその後を紹介するってオリジナル映画じゃ滅多に見ない構図は珍しく、アニメ映画ならしっくりするんでしょうが、実写だとどうにも唐突さが目立ってしまったのは勿体ないなと思いました。
未来へと向けて走り出したトロッコの夢をずーっと見守っていたいと思える爽やかな作品でした。
夏場はやっぱりこういう作品に出会えるのが良いですね。
鑑賞日 8/15
鑑賞時間 9:45〜11:30
座席 D-2
エンドクレジットを見てビンゴ!
主人公をまったく知らないで見ました。
ただ、おそらく、なんとか坂の人なんだろうと思っていたら、エンドクレジットを見てビンゴ!
櫻坂46の人でした。
たぶん人気のアイドルなんでしょうね。
まったく知らない人でした。
なぜ分かったかというと、単純な話、映画がツマラナかったから。
無表情な主人公に個性は感じるし魅力的ではあるんだけど、途中から、ストーリー展開が強くて彼女の演技が付いていって無いように感じた。
学校の不正を暴く新聞部の新人記者の話。
学校の先生たちのゴシップを追いかけているうちに、新聞記者魂に目覚める。
だけど、ジャーナリズムの知る権利をはき違えている彼女たち。
都合の良い展開を見ていると、アイドル映画なんだなと感じた。
ベイビーわるきゅーれの彼女(高石あかり)は良かった。
彼女は豊かな表情をみせてくれました。
昨年映画館で見た『Single8』でも良かったしね。
可愛い女子高生がたくさん出てきて、わちゃわちゃ何かやってるって感じの映画です。
文芸部の副部長と新聞部の副部長が同じ髪型をしていて、どっちがどっちか分からなくなったし。。
主人公の恋愛要素なんかも入れたら面白かったんじゃないかな。
若い子(学生)が見る映画だと思います。
でも、この映画って上映館数は結構多いんですよね。
事務所が強いのかな。。
高石あかりが素晴らしかった
高校1年生の所結衣は、あこがれの高校生作家・緑町このはが在籍しているという櫻葉学園高校に入学したが、このはの正体は不明だということだった。入部を希望していた文芸部の西園寺部長から、入部の条件としてこのはの正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っていそうな新聞部に潜入することになった。新聞部の杉原かさね部長と一緒に取材活動をするうちに、新聞記者の仕事に魅力を感じるようになった。やがて学園に隠された闇が次第に見えてきたことで、黒幕により杉原部長は退学させられ・・・結衣たちはどうなる、という話。
主人公の所結衣役の藤吉夏鈴はハキハキして悪くなかったし、西園寺役の久間田琳加、恩田役の中井友望ら若手女優も魅力的だった。そして、山内先生役の筧美和子も変わらず美しかった。
高嶋政宏の悪徳理事長もいつもながら良かった。
しかし、なんといっても杉原かさね役の高石あかりが面白くて顔の表情も豊かで素晴らしかった。
彼女の出演作は面白いのが多い。
新聞部の学生が学校の悪事を暴いて行く感じの作品。 本年度ベスト級。
全体的にB級臭が漂う感じだったけど後半のどんでん返しとラストのワンカットが良かったので0.5点を加点。
後味が良い作品だった。
文学少女の所結衣が憧れているゴーストライターの「緑町このは」
彼女に出会う為、文学部に入部しようとするものの、新聞部に入部する展開。
主役のトロッ子を演じるのは櫻坂の藤吉夏鈴さん。
見た目がイマヒトツな感じだったけどインスタ覗いたら美しい方だった(笑)
だけどピンボケ画像が多すぎる(爆)
緑町このはの正体は安易に予想出来るものの、高嶋政宏さん演じる学校の理事長がクソ過ぎた。
理事長の悪事を暴こうと奮闘するトロッ子を始めとした高石あかり&中井友望さん。
B級臭がする中でこの2人の演技に安心する(笑)
2人の演技が無かったら本作の評価は下がっていたかもしれません(笑)
文学部の部長は久間田琳加さん演じる西園寺が重要なキャラクター。
文学部なのに茶道もするの?(笑)
結構グダグダな感じでストーリーは進行するけど後半の展開は良かった!
高石あかりサンが履いていた「国士無双」のソックス。
かなり気になりました( ´∀`)
キャスト 配役 配給制作 物語等 夏鈴ちゃん運いいね
2024年劇場鑑賞64本目 優秀作 74点
所謂アイドル出身者をメインキャストに添えて企画が立ち上げられた作品にしては、配給も製作陣も他キャストも題材も大変恵まれた作品
まず、制作会社がレオーネで、配給会社が東映とスポテッドなんてずるすぎる
ざっくり言うと、今泉力哉監督や城定秀夫監督とそのお二方の助監督やプロデューサーや制作スタッフとして携わった方がもれなく何かしらで関わってきた機会が多い制作会社と配給会社で、ここ7〜8年の邦画ミニシアター界隈を席巻する存在のグループといったらわかりやすいだろうか
キャストを見てもそれが頷けて、ベイビーわるきゅーれやSingle8の髙石あかりにおとななじみや夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくの久間田琳加、かそけきサンカヨウやサーチライト遊星散歩の中井友望、他にも違う惑星の変な恋人の綱くんに筧美和子、締めの愛してる!で本人役で登場した高嶋政宏と、上記のグループに何かしら携わった過去がある方が、これどもかと言わんばかりに邦画ファンを唸らせる面々に興奮が止まらない
そして櫻坂46内でも異質な空気を纏い、自身も映画ファンであることを公表していたり、番組でも運いいんです!と時折口にする通り、盤石かつ幸運にセッティングされた夏鈴ちゃん処女作になった
ストーリーとしては、特段予想を覆すような展開はないが、逆に言えばちゃんと目や感覚が肥えた邦画ファンが想像しうる展開や伏線回収劇が窮屈なく収まっており、とりわけ十分に楽しめる出来だと思う
騙し騙されを主題に添えてないからこそ、そうそうそのくらいの味付けで楽しめるのが丁度いいんだよと終始頷きながら見ていた
髙石あかりの演技力の幅がある故に実現した、もしくは抜擢した一番近くにいた尊敬キャラや、わかりやすく一軍みたいな面構えの若手俳優でなく、嵐の相葉くんみたいな味わい深く落ち着いた少し先輩な感じが上手くハマっていた綱くん、エビ中の美玲ちゃんでも良かったけど、今作の後多くの新作が控えている点や、これからの若手女優としても抜擢し今作の認知を広げる為にも良い配役であったお嬢様役で、少しその所作や台詞、漂う空気が型にハマりきらず、いかにも練習しましたが拭えなかった久間田琳加など役者陣が際立っていた
おいしい給食シリーズじゃないけど、学園内で大人や教師などの都合や力に立ち向かう学生の奮闘を心はずむ展開とアイデアや作戦が成功し大人が翻弄されていくのはいつ見ても胸熱ですね
この製作陣や配給会社、キャストなど総合したグループに疎くても多くの人が楽しめる娯楽としておすすめできる一本です
是非
荒唐無稽の学園モノだが不思議とクール。
日本の学園モノは、映画はもちろん漫画やアニメ、ティーン小説などに限りなく広がっている。そこでは学園生活にありとあらゆる社会がのみこまれ、上流社会や極道の世界、IT企業や芸能界等が接着され、中高生があちらとこちらをごく普通に行ったり来たりする不思議な世界観が描かれる。
この映画は、名門高校文芸部での醜聞をアングラ新聞部が捜索するといったもので、学園モノらしい題材。お約束のスクールカーストもキチンとあるしね。でも荒唐無稽のレベルがそこまで高くない。例えば世界一の出版社の社主が同級生だったといったようなことは起こらない。荒唐無稽は高嶋政宏が一手に引き受けている。ではリアルな学園サスペンスかといえばそんなことはない。それじゃつまんないじゃないですかって話になるがこれが意外とクールで面白い。
クールなのはもちろん演出のお陰ではあるが女優ふたりがなかなかのもの。
まずトロッ子を演ずる藤吉夏鈴。これがアイドルかって言ってしまいそうなザッケないルックスにメリハリがあるのかないのか分からないセリフ回しと妙な間。けなしているんじゃないです。何か印象を引きずるところがあります。さすが。
そして女優界の佐々木小次郎 髙石あかり。時々、大きな目玉に殺気が漲るものの穏やかな時との落差がとめどもなくクール。
8月〜9月は髙石あかりまつり。この映画のあとは「きみの色」の声、そして「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」。楽しみです。
がんばれ新聞部、文芸部❣️
残念な作品
これは役者さんの演技力なのか演出の問題なのか。
個々の役者さん達を観てる分には良いが、掛け合いをやってる部分が棒過ぎて話が入って来ない(笑)
最終的に悪者は高嶋政宏演じる理事長になるのだけど、そこへ行くカタルシスが感じられない。
最後の10分くらいでそこに至る展開があるのだけれど。
主演の欅坂の娘は魅力的なので、彼女を活かせる演出が欲しかった。ただただ残念。
生者なのにゴーストこれ如何に
2024年映画館鑑賞77作品目
8月14日(水)フォーラム仙台
水曜フォーラムデイ1200円
監督は『ももいろそらを』『逆光の頃』『ぼんとリンちゃん』『殺さない彼と死なない彼女』『恋は光』の小林啓一
脚本は『アストラル・アブノーマル鈴木さん』『幕が下りたら会いましょう』『辻占恋慕』『ヒットマン・ロイヤー』『さよならエリュマントス』の大野大輔
文系学園コメディー
粗筋
天才小説家である高校生の緑町このはに会いたくて櫻葉学園高校に入学した文学オタク所結衣
文芸部は特進クラスが殆どで普通クラスの結衣は入部できなかった
緑町このはは文芸部には所属しておらずペンネームだった
文芸部部長西園寺茉莉の依頼を受け文芸部に入部させてもらうことを条件に緑町このはの正体を突き止めるため新聞部に入部した
新聞部部長杉原かさねの強引な取材活動に同行し呆れつつも惹かれていく
かさねの尾行をしていた結衣は流れで松山秋の自宅を訪れ彼が西園寺のゴーストライターであることを知る
この事実を西園寺に問い詰め記事にすると彼女はしばらくのあいだ休学した
新聞部の活動を疎ましく思っていた不正の黒幕である学園理事長の沼原栄作は公認する代わりに学校側に都合が良い平凡な風紀委員的存在の部活動をするよう強要してきたがかさねは断固拒否し沼原を殴り退学してしまう
新聞部副部長恩田春奈は結衣を裏切り?特例で文芸部に転部し孤立を深める結衣
松山らと協力し沼原の不正を暴き世間に公表するため文芸コンクールの日に作戦が決行された
話の設定は見え透いている
緑町このはの正体も恩田の裏切りの意図もあちら側の西園寺が寝返るのもありがちな展開
だからこそ心地良い爽やか痛快学園ドラマ
トロッ子とは半人前の新人記者のギョウカイ用語らしい
たしかに駄洒落だが昔から日本ではそれが罷り通っている
僕はそれが悪いとは思っていない
若手俳優の演技力はともかくあの芝居は監督の演出であり趣味趣向だろう
嫌いじゃない
かさねを観察する結衣のシーンが好き
沼原を失脚させはしゃぐ高校生たちのシーン好き
主演の藤吉夏鈴は映画初主演初出演
日本人女性としては身長が少々高めなので俳優業挑戦中のモデルさんかなと思ったがあの顔で有名アイドルグループのメンバーだった
アイドルに疎い野暮天だが坂道シリーズはAKBグループと違い美人揃いと聞かされていたのでやはり何事も例外もいるんだなと感じた
結局彼女は新聞社に入社し新聞記者になるんだろう
これほどまでこの作品を好意的に受け止めているのに朝日新聞やTBS報道部や週刊文春など東京のマスコミやそれらの報道姿勢に追従するヤフコメ民やX民を疎ましく思い毛嫌いし敵視すらしているのはなぜだろう
所謂ダブルスタンダードだろうか
ヤフコメ民はなにかと言えば厳格にルールを守れと口酸っぱく書き込むが世の中というものはグレーゾーンという不正行為によって成り立っている
水清けれは魚棲まずという諺があるじゃないか
不正も度が過ぎれば警察などが重い腰をあげるだけのことだ
調子に乗り加減を間違え正義がエスカレートすればそれはもはや悪である
だからヤフコメ民は軽蔑してるし大嫌いだ
所結衣は上から目線の冷酷な人間じゃないしね
ウルトラスーパーデラックスマンも自滅してるし
配役
櫻葉学園高校1年生
高校生小説家の緑町このはの正体を探るため新聞部に入部した文学オタクの所結衣に藤吉夏鈴
櫻葉学園高校2年生
探究心のためならなんでもする学園非公認の新聞部部長の杉原かさねに髙石あかり
高校生小説コンクールで毎回優秀な成績を納める学園の華であり高飛車な文芸部部長の西園寺茉莉に久間田琳加
かさねと結衣を気にかけている新聞部副部長の恩田春菜に中井友望
図らずも西園寺のゴーストライターに仕立て上げられ登校しなくなった元文系部の松山秋に綱啓永
部長の西園寺に憧れる文芸部の副部長の片岡姫香に外原寧々
ドローンを操作し新聞部に協力する田島にゆうたろう
櫻葉学園高校学校関係者
学園の不祥事を暴こうとする新聞部を疎ましく思っている不正の総合商社と言っても過言ではない理事長の沼原栄作に高嶋政宏
草間からセクハラ被害を受け新聞部に相談したことがきっかけで協力するようになる教師の山内に筧美和子
サッカー部の顧問を務める体育教師の草間に長田拓郎
元教え子と不適切な関係をしている教師の国分に中山求一郎
テスト中にスマホで違法賭博をしている森永に愛下哲平
教師たちの先頭に立ち新聞部をテロリスト認定する校長の重岡に麻木貴仁
その他
ステージで自作小説を朗読する文芸部新入部員のミクルに八木響生
廃業した山本印刷の元社長で社屋を新聞部に貸しかさねの依頼で新聞を発行している山本に石倉三郎
文芸コンクール審査員で小説家の野口杉夫に山口森広
文芸コンクール審査員でコラムニストの隅田尚子に澁澤真美
文芸コンクール審査員で文芸評論家の渡辺一徹に有山尚宏
かさねが心酔している伝説の記者の前島勝美の声に戸田恵子
青年の主張を見守るお姉さまの「がんばって!」が聞こえてしまう不思議な映画でしたね
2024.8.15 MOVIX京都
2024年の日本映画(98分、G)
文学好き女子が訳あって新聞部に入ってしまう顛末を描く社会派コメディ映画
監督は小林啓一
脚本は大野大輔
物語の舞台は、日本の関東のどこか
目標にする作家・緑町このはがいる櫻葉学園に入学した所結衣(藤吉夏鈴)は、文芸部に入部するための試験を受けていた
だが、新聞部の取材のために飛んでいたドローンが室内に入ってきて、結衣はそれにぶつかって気を失ってしまった
試験は中断され、規定により再試験もできないまま、結衣は文学部の入部を諦めることになった
文学部は、2年連続で文学賞を受賞している西園寺茉莉(久間田琳加)が部長を務めていたが、昨年は緑町このはの作品の方が優秀だと思われていた
結衣はこのはが文芸部にいると思って入部を希望していたが、実は部には在籍していないと聞かされる
茉莉もこのはの行方を追っていて、このはが一度だけ新聞部のインタビューを受けていたことを知っていた
そこで茉莉は、結衣に新聞部にスパイをしてもらい、このはを見つけることができれば、文学部に特別に入部しても良いと交換条件を提示した
結衣はそれを承諾し、新聞部の居場所を探し始める
彼らの発行する新聞に募集のQRコードがあり、それを追っていくと、下町にある印刷工場に辿り着いた
そこには部長の杉原かさね(髙石あかり)と副部長の恩田春菜(中井友望)がいて、新聞部はたった2人で活動を行っていたのである
映画は、新聞部にてスパイ活動を繰り広げていく結衣が、かさねに感化されて、新聞の存在意義を知る様子が描かれていく
そして、教職員に蔓延る悪事を暴露し、それを追求する姿勢に感銘を受けていく
そんな折、学園の理事長・沼原栄作(高嶋政宏)は、非公認だった新聞部を公認し、予算をつけて、自身のコントロール下に置こうと動き出す
理事長の誘いを跳ね除けたこのはだったが、それによって圧力がかかり、新聞部は活動場所を失ってしまう
さらに、春菜が買収されて文芸部に入部し、かさねも理事長にパンチをお見舞いしたことによって、結衣だけが取り残されることになったのである
物語は、正義の報道とそれを取り込もうとする権力者の構造を描き、社会風刺をこめている作品になっている
報道の独立性と権力構造との癒着を描いていて、彼らの論理ならば、日本には報道というものがないように見えてくる
あと一歩踏み込んで、実は外国資本が流入しているとか、理事長が実はあっちの人みたいなことになればすごいなあと思ったが、さすがにアイドル映画にそこまでは求められない
主演は初演技のようで、初々しさが残っているのだが、キャラに合っている感じだったのでそこまで違和感はない
むしろ気になったのは、初演技なのに長尺の演説シーンがあって、その後ろに位置していた茉莉役の久間田琳加が「めっちゃ心配そうに眺めていた」ところだろうか
そこだけは素の彼女が出ている感じがして、違う意味で胸キュンな展開になっていたように思えた
いずれにせよ、アイドル映画としては合格点で、メッセージ性もあって良かったと思う
だが、ラストで青年の主張!になってしまうシナリオは微妙で、主演の辿々しさの方が上回って、内容が頭に入って来ない
映像コンテンツなので、もっと映像で見せる部分があった方が良くて、結衣が何を見てきてそう思ったのかをダイジェスト的に重ねても良かったように思えた
アイドル映画にそこまで求めるのは酷かもしれないが、主演の印象をもっと色付けるためにも、音だけではなく画を意識した方が良かったのではないだろうか
ポジティブな青春映画の快作
報道は新聞のみに非ず
主演は知らないが、髙石あかりと中井友望、綱啓永に筧美和子が出演と知って。
(『ベイビーわるきゅーれ』と『違う惑星の変な恋人』から2名ずつですね)
なんだか脚本が無理矢理で性急に感じてしまった。
特に結依が報道にのめり込んでいく流れがまったく感じられず、いつの間に?という印象。
新聞部もゴシップ以外に書くことないんでしょうか。
全体の流れは理解できるが、西園寺が松山を利用したのに沼原がたまたま乗っかった?
盗作なのはいつ知ったの?不登校にはなったものの松山は放置だし、それ続けるの危なくない?
緑町このはの正体は選考委員から辿れるし、そっちを特進に引き上げて囲う方が楽じゃない?
など考え出すと色々モヤモヤ。
仮にも文芸部だった西園寺・松山の進路も唐突だし。
緑町このはの正体とか、敵を騙すにはまず味方から、とかはベタだけど嫌いじゃない。
しかし敵のハメ方が面白味もなく薄っぺらいので、あんまりスカッとしなかったのは残念。
春菜も松山も山内も山本さん(あとドローン君)も、それまでが薄過ぎたし。
藤吉夏鈴の演技はまだまだで、特に台詞の抑揚が足りておらず、内容が頭に入ってこなかった。
もっとコメディに振った方が面白くなりそうだが、この演技力だと寒くなると判断した可能性もある。
ただ、全体的な固さや雰囲気が昔の波留に似ているため、今後に期待。
髙石あかりが煌めいていた!
ド定番を突き進むが。。。
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