新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!のレビュー・感想・評価
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ゆうたろうの無駄づかい
文学を愛する少女、所結衣は名門文芸部のある私立櫻葉学園高等学校へ入学する。
しかし、入部試験中にとある事故に遭い入部の夢は叶わなかった。
しかし、部長の西園寺茉莉に気に入られた結衣は、憧れの匿名天才作家「緑町このは」を探すように頼まれる。
過去にインタビュー記録のある新聞部に辿り着いた結衣は個性の強い部員と出会い、次第に学園の闇に立ち向かっていくこととなる。
前から密かに楽しみにしていた小林啓一監督最新作。
キャストも好きな面々が勢揃い、観るしかない!
結論個人的には十分楽しめた。
ただ、期待してたものとは少し違ったかも。
正直夏鈴ちゃんのアイドル映画色が強くて、頑張ってたけど彼女の演技力なども加味すると少々物足りなさも感じる。
ただ、相変わらず役者を輝かせる小林監督撮り方が本当に素敵。
中井友望やゆうたろうは出番こそ少なくて少し残念だったけど、それでもとても魅力的だった。
高石あかりは安定だし、高嶋政宏のキモ理事長役はハマりすぎてて面白い。
内容自体はクライマックスの爽快さと新聞記者に関する教養が深まる程度でライトに面白かった。
あと、楽しみにしてた理由の一つが地元でロケしてるってのが予告から分かったから。
『殺さない彼と死なない彼女』のときと同じ場所だけど、今回はそれ以上にガッツリ使われてて、メインキャストのほとんどが来たと思うとちょっと嬉しくなった。
次のミューズは福本莉子らしいのでまた楽しみ。
青春ものの軽い作品
文芸オタク女子の主人公(櫻坂の藤吉夏鈴)が、憧れの作家が在籍していると思い入学した高校で、ひょんなことから潜入することになる非公認の新聞部を舞台に、振り回されながら学園の闇へ迫る、って児童文学っぽいストーリー。
まあ、年に数本はこういう青春わちゃわちゃ映画を観たくなりますね。
ストーリーのリアリティレベルが低すぎるので、いっそアニメの方が合う感じ。イメージ、映像研には手を出すな、のような時々現実世界が崩れるようなデフォルメをかけると意外と楽しめたかも。
それか、観ているだけでウキウキする美少女や美男子で画面を覆うか。この櫻坂のアイドルがイマイチ映えないんですね。雰囲気は綾波タイプの初期ロットで、平手友梨奈の下位互換、って感じですが、ビジュアルも演技も入り込めなかったです。
サブヒロインの髙石あかりは、どこかで見たことあるな〜、、、ミスiDですか。ここ出身者は個性の塊ですからね〜。文芸部長役の久間田琳加はもっと幼いイメージがありましたが、役柄に合わせて上手く化けましたね。
もう少しは面白くできそうですが、これはこれで、って感じの作品でした。
高石あかりビジュ爆発!
単純にストーリーが面白い!
女優陣が魅力的
青春、キラキラ。
タイトルなし(ネタバレ)
まぁライトノベルのような青春映画、定番の”痛快”で面白かったが、しかし新聞部より文芸部を中心としたお話のように思えた、新聞部はその影響でできたようなもんだし。だから主人公も最終的にジャーナリストを目指すことになるが、それに憧れ先輩のように熱血漢になる過程がすっぽ抜けてる感じ、そこら辺が残念。
危うさ
伝統ある文芸部に憧れて高校に入ったのに、ひょんなことから学校の鼻つまみ者の新聞部に入部する事になった女子高生のドタバタ物語です。
アイドル映画と思わせて面倒くさい若者の心を見事に掬い上げた『恋は光』の小林啓一監督作なので期待していたのですが、本作は真正のアイドル映画でした。恐らくキャスティングありきのプロジェクトだったのではないでしょうか。人物は非常に分かり易く描き分けられ、ワルは迷いのないワルで、正義によって鉄槌が下されます。
その単純さも気になるのですが、もっと疑問に思った点がありました。本作で描かれる新聞ジャーナリズムは、「正しい事をしているつもりで、いつしか高い所から正義の名の下に人を傷つける」危うさを非常に強く感じました。しかし、そんな事は一切考慮されていませんでした。若い人が観る青春映画にはそんな面倒な事は不要ということなのでしょうか。
薄い!
森田ひかるが適役かと…
一言で言うと期待外れ
もう青春映画を駄目な歳になってしまったか?
話は面白いはじまりをして、青春映画のワクワクが心を揺さぶるという期待で見始めて、恋愛がほぼなしでどこまでいけるかと思って観ていたが、杉原かさねが緑町このはであると解き明かすまでは良かった。が、長い。もっと話をワクワクして観ていたかったが、後半集中が切れた。
主役は藤吉夏鈴さん。悪いですけどアイドルは知らない。しかも、美人や可愛いとは違いちょっと普通で演技で勝負してきたけど普通でした(藤吉ファンの方ゴメン)。追記、それが良かった。2回目観てわざと化粧もさせず普通の文学オタク高校生役が出来ていた。
新聞部部長の杉原かさねの髙石あかりさんが主役と間違うほどで光った演技力で、これからの作品も注目したい存在感がありました。
脇役の二人が 出来過ぎていた感じ。
くだらなくておもしろい!
面白さはあったのですが、リアリティラインをもう1段上げた方がもっと面白くなったのでは?‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』は、文学オタクの主人公・所結衣(藤吉夏鈴さん)が、櫻葉学園高校の文芸部の入部試験中に、新聞部のドローンに巻き込まれ文芸部の入部が叶わず、文芸部の入部を条件に学内の文才ある謎の作家、緑町このはの存在を明らかにする為に、新聞部に潜入調査するという物語です。
その過程で、文芸部が度々入選していた文芸コンクールに関して櫻葉学園高校の不正に行きつき、その不正を暴くというストーリーになっています。
物語は二転三転し、ジャーナリズムの本質を垣間見る、面白さある脚本と内容になっていたとは思われました。
ただ残念ながら映画としては、特に櫻葉学園高校の理事長の沼原栄作(髙嶋政宏さん)の人物造形や不正の内容が、余りにもステレオタイプでリアリティがなく、主人公たちが対峙する相手の根幹部分にリアリティがなければ、作品としても駄目になってしまうのは必然だと思われました。
もしかしたらかつてのアイドル映画であれば許されたのかもしれませんが、それは今のアイドルやそのファンの人達に対しても失礼でしょう。
また当然、数多くの映画を観ている観客にとっても、このリアリティラインでも騙せると思った制作陣の人達は大いに反省が必要だと、僭越思われました。
特に傑作『恋は光』を監督した今作の小林啓一 監督は、こんな浅いリアリティラインでは駄目だ!と企画者や脚本家に押し返した上で、脚本内容の練り直しからやる必要があったと思われました。
この内容で『恋は光』を絶賛した観客たちを落胆させないと思っていたとしたら、1観客として残念無念としか言いようがありません。
とはいえ、主人公・所結衣を演じた藤吉夏鈴さんには冒頭は間の微妙さで拙さも感じながら次第に魅力ある演技をしていたと感じ、杉原かさねを演じた髙石あかりさんは今さら言うまでもない出色の演技で、二転三転する展開は面白さもあり、今回の点数となりました。
是非ともスタッフの皆さんは、今作のリベンジを次作で、小林啓一 監督含めてそれぞれ成し遂げて欲しいと、僭越ながら思われました。
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