「キレイにオチて気持ちがいい」新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる! Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
キレイにオチて気持ちがいい
櫻坂が主演ということでアイドル映画かなと思ったら、そうじゃないの。
学園ミステリで、これが、ラストが鮮やかなの。
そこまで切れ味ないと思うんだけど、観てて楽しい。スッキリすんの。
髙石あかりがやっぱいいんだよね。髙石あかりを観に行ったから満足なの。
主演の藤吉夏鈴は不思議な魅力があるね。すごいキレイとかカワイイとかではないし(もちろんカワイイけど)、演技もうまいわけではないけど、観ていられんの。
名門文学部の闇を非公認の新聞部が暴くっていうつくりだから、文学論とジャーナリズム論っぽいのが出てきたりして面白いね。
そしていつの間にか、ただ先輩の後を付いていくだけだったトロッ子が、みんなを引っ張る存在になって。
張った伏線を回収して終わりという感じなんだけど、鮮やかだった。脚本すごいね。
脚本の大野大輔さんは、《さよならエリュマントス》の監督だったんだね。
エリュマントスはかなりシュールだったけど、この話はまとまってた。なんでも書ける感じなのかな。
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