劇場公開日 2024年8月9日

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「主人公の成長と仲間との協力をあたたかく見守る」新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる! entranslopeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主人公の成長と仲間との協力をあたたかく見守る

2024年8月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

初めは憧れに囚われ表面的なものしか見えていなかった主人公が、高校の新聞部・文芸部2大部長の間で、振り回され揉まれる前半パート。

いつしか自分はどうしたいかを見つめ直し、新聞部への圧力を期に、真実を追うことをやめない姿勢を明確にし行動を起こす後半パート。

ヒール役はもはやベタすぎるものの、主役の劇中での目に力が入っていく成長の過程と、悪役を追い落とすための仲間とのプランニングと協力体制がよく描かれていて、あたたかく見守る感覚で鑑賞。

藤吉夏鈴、髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永ら、俳優たちそれぞれの持ち味が活かされた、爽やかで後味良い物語だった。

今や流されるまま、打算だけで生きている自分へ、少しでも真剣に生きようよというメッセージとしても受け取った。

entranslope