盤上の向日葵のレビュー・感想・評価
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もうちょっと、何とかならなかった!?
原作未読、将棋は将棋崩しのみのレベルの私です。
俳優さんたちの演技が素晴らしく、柄本明や渡辺謙、小日向文世は言うまでもなく、坂口健太郎、目の演技が上手になったねーと感心しました。
子役の男の子も素晴らしく、拍手!
翻って、ストーリーは、悪くはないんだけど、いまいちピンと来ない感じ。
何故なんでしょう?
他のレビュワーさんが砂の器を引き合いに出されていますが、納得です。
申し訳ないけど、浅い砂の器って感じ。
類まれな将棋の才能があるのに、生い立ちが恵まれず…というより不幸のどん底。
それでも救いの手は確実に差し伸べられていて、将棋以外にも自分の身を立てる術はいくらでもあって、ダークサイドの人々との関わりを絶とうと思えばできたのでは?と思ってしまいました。
お話のキモになる箇所でことごとく共感ができず、もし主人公に会う機会があったとしたら、私はきっと、こう声をかけるでしょう。
「いろいろ大変だったと思うけどさ、警察のご厄介にならない程度に、もうちょっと何とかならなかった!?」
共感出来なかった
4人の父親
事件の犯人を追いながら、一人の人間の生き様に迫った物語。
そこには、それぞれに大事なことを教えてくれた存在がありました。
状況に戸惑いながら、迷惑かけながら共に生活した存在。人間らしい生活へ優しく導いてくれた存在。才能を見抜き磨きをかけてくれた存在。そして、本当の母親と父親。
良くも悪くも、どの存在が欠けても彼、天才棋士は存在し得なかったはずです。
自分の人生に影響を与えてくれた人たちの顔が思い浮かびました。
波の大小はあるものの、誰しもそんな風にして今があるんですよね。
よくあるかたちだったかもしれませんが、ストーリー運びと終わり方が気持良かったです。
最後は彼にとってようやく訪れた安堵の瞬間だったはずですし、その後も我慢強く、優しく、勝負強い棋士として活躍されていてほしいと感じさせてくれました。
映画>小説
「国宝」以上の作品
ひまわり畑は出てきたけど
ラストシーンのその先は明日カモメに訊いてみます。
向日葵の影にある濃厚な人間関係
絵面は地味なはずなのに
渡辺謙VS柄本明の顔芸対決が凄い
予告みたら、サスペンスなのか、将棋の話なのかよくわかってなくて行ったけど、ガッツリ将棋打ちが、抗えない運命に翻弄される良質な人間ドラマだった。
素人ではわかりにくい将棋の対局シーンが多くて、無言で盤面に向かい合う。不思議と眠くならないのは、将棋の技術解説をばっさりと捨て、役者同士の顔芸という演技勝負として描いてるから。
パチン、うーん🧐
パチン、ムムム😕
渡辺謙VS柄本明の顔芸対決ですよ。ここだけでこの映画観る価値あり。
ひとつだけ言わせていただくと、冒頭のシークエンスもばっさり切ってもよかったかも。エンドにつけたらダサすぎたからアタマにもってきたのかもしれませんが、贖罪と再生を描くならいらないと思いました。
将棋のシーンの面白さに成功してるのだから、予告も思い切って将棋に振ってもよかったんじゃないですかね。子役さんと小日向さんのシーンとかめちゃくちゃよかったのに。
2週目の大箱スクリーンにお客さん3人。少し寂しいですね。
将棋盤のどこに向日葵が?
原作未読
柚月先生原作の映画は個人的にあたりが多いので本作も楽しみにしていましたが、うーん…
観ていて???となるところがそこかしこにあったのと、一番疑問だったのがタイトルが最後まで回収されてないという所。
原作既読派の方々のレビューを見て、やっと合点がいきました。
確かに、盤上に向日葵が咲くという表現は映像に起こすと相当ポップになるので、シリアスな作風の本作にはそぐわないというのはごもっとも。
劇中の向日葵がさして重要な扱いになっていないのに、このくだりをばっさりカットでは何のことやら、という感じです。
それと、現代パートの小道具でロットアンテナの携帯電話を使っているので平成前期~中期ぐらいなはずなのに、あちこち昭和の気配がしていてとても違和感。
砂の器に引きずられすぎたんじゃないかなとすら勘ぐってしまいます。
主演と助演のお二人が特に素晴らしい鬼気迫る演技だったので、このあたりもうちょっと何とかならなかったのかなーと残念に思いました。
余談ですが、坂口健太郎さんはお顔立ちが端正すぎるせいか、あまり髭が似合わないですね
中途半端なミステリー?なの?
役者達の鬼気迫る演技が最高ですね!!
奥の深い見応えのある作品でした!
結果、勝元!
気になっていたので、先日見て来ました♪
うん、渡辺謙濃ゆいw
ですが、ああいう職人肌の役を演じると天下一品ですね。
唐突に土屋太鳳が出て来たので、ギャップで清涼感が凄い。やはり和風美人だと再認識。
逆に原作が読みたくなる映画です。恐らく、大学生・農園・終盤の約束事パートは、もう少し内容があったのかな?と思いました。
うーーん、坂口健太郎は、悪い意味で佐藤健“味”があって、余り好きになれないかもです。
刑事二人組も、佐々木蔵之介が頑張っていましたが、高杉真宙が違和感しかなく、本来であればケン・ワタナベと張り合ってストーリー展開をして欲しかった。
とはいえ、上質な邦画である事には変わりなく、是非、映画館でご観賞くだだいませ!!
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