盤上の向日葵のレビュー・感想・評価
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奥の深い見応えのある作品でした!
結果、勝元!
気になっていたので、先日見て来ました♪
うん、渡辺謙濃ゆいw
ですが、ああいう職人肌の役を演じると天下一品ですね。
唐突に土屋太鳳が出て来たので、ギャップで清涼感が凄い。やはり和風美人だと再認識。
逆に原作が読みたくなる映画です。恐らく、大学生・農園・終盤の約束事パートは、もう少し内容があったのかな?と思いました。
うーーん、坂口健太郎は、悪い意味で佐藤健“味”があって、余り好きになれないかもです。
刑事二人組も、佐々木蔵之介が頑張っていましたが、高杉真宙が違和感しかなく、本来であればケン・ワタナベと張り合ってストーリー展開をして欲しかった。
とはいえ、上質な邦画である事には変わりなく、是非、映画館でご観賞くだだいませ!!
暮れゆく街のふたり
将棋とミステリーがどう繋がるのかというところが気になり鑑賞。
荒削りなところはありつつも、しっかり将棋要素を疎かにせずストーリーに組み込んでおり、男たちの生き様をたくさん見せられる良い意味でヘビーな作品でした。
てっきり棋士としての現代パートで推理が進んでいくと思ったら、ガンガン過去に遡っていき、主人公・上条桂介の幼少期から青年期、そして大人と紡がれていく時間の中で将棋と事件が結びついていくという構成は中々面白かったと思います。
少年パートでは将棋にハマるきっかけをくれた近所のおじさんとの交流から奨励会へと進もうとするきっかけを作る道筋が描かれ、中々に重い話でありながら、嬉々として将棋を指す様子は年頃の男の子で良かったなと思いました。
青年パートでは苦労してアルバイトをしている中で、鬼殺しの異名を持つ東明と出会い、賭け将棋の世界での真剣を目の当たりにするという桂介の人生観を変えていくような話になっていたなと思いました。
大人になってから一度将棋に離れながらも、再び将棋の世界に戻ってきた桂介という邪道な快進撃はめっちゃ好みだったので、この大人パートで将棋の世界に舞い戻るスピンオフも見てみたいところです。
事件の原因でもある佳介のクズっぷりは中々なもので、幼少期から虐待をしており、借金まみれでダラダラしながら、大人になった桂介にもお金をせびりにいき、何度も何度も逃げようとするどうしようもないクズで、そのくせ不利になると泣きに逃げようとする様子は、側から見たらそんなもん知らんがなって感じですが、育てられた子からするとどこか情が湧いてしまうのかなとモヤモヤさせられました。
桂介の出生が中々に衝撃的なもので、そんな種明かしがあるのか!と驚かされ、邦画でこのテイストを使ってきた作品は見た事ないな〜と素直に感心してしまいました。
将棋をメインとして観にいくと指す様子が淡々としており、尚且つ決め手もはっきり見せられず、東明の奇襲戦法も観てる側からするとはて?となってしまうところも含めて微妙だったかなと思いました。
奨励会周りの設定もかなりおざなりでしたし、凄さが俳優陣の演技メインで、盤上での出来事は弱かったなと思いました。
役者陣の演技は超高水準で、特に画面に出てきた時の圧や迫力含め渡辺謙が圧巻すぎて、少々クズめいたキャラクターであるはずなのに、タバコを構え酒を飲む姿はいかついですし、だらけていても風格のある漢の中の漢のようで痺れました。
オチの余韻の残し方はかなり好みで、バッドエンドに突き進んではいってますが、覚悟を持って足を踏み出しているのでどこかスッキリしているなと思いました。
かなりクセはありますが嫌いではない作品でした。
にしても将棋をやる人の頭の回転力は異常だなと思いましたし、一回でいいから思考を読んでみたいです。
鑑賞日 11/11
鑑賞時間 14:20〜16:30
う〜ん(TдT)残念じゃ
脚本が支離滅裂、でも 超一流の豪華役者陣の素晴らしい演技力、俳優さん達の努力によってそれなりにまとまる
砂の器風味
特に観たいと思っていなかったのですが、砂の器のテレビドラマ版が大好き(中居正広主演)なのと、映画の孤狼の血シリーズも好きだという理由で鑑賞しました。
結果…まぁ、砂の器テイストではあったけど、内容が浅かったかなと。
気になる点をあげると
・佐々木蔵之介の演技がオーバー過ぎて違和感
・向日葵の意味が分からない
・柄本明の顔のドアップは観るに耐えない
・将棋の緊迫感がない
・最後、坂口に殺させる意味が分からない
・ドスで、土を掘るのは大変
今、思い付くのはこんなところでしょうか。
とにかく、砂の器のような重厚感がありませんでした。数日経ったら、内容も忘れてしまうと思います。
宿命?
不自然なところが多すぎて
主人公が不憫でならない。
子供の時も大人になっても、あんなの、どこかに相談できないものなのか?
刑事たちが必要以上に声を張り上げたり、農家の娘の前で「身持不明死体の場所だ!」って言ったり、不自然すぎる。
将棋のシーンが冗長で退屈。
将棋を理解する人には楽しい場面だったのかな?
『砂の器』がチラッと過ぎりました が、遠く及ばず 渡辺謙や柄本明の...
『砂の器』がチラッと過ぎりました
が、遠く及ばず
渡辺謙や柄本明の演技合戦は⚪︎⚪︎い
気になったのは佐々木蔵之介のキャラクター設定、、中途半端
ラスト間際の彼のシーンの声音が強過ぎて好きくなかった
土屋太鳳の果物園のクダリ要りますか?
渡辺謙、生きろ!と言うなら殺人者にするなよ!死んだ後此処に埋めてくれ、ならまだ許せる。スコップも無しで穴掘るのキツいし、
坂口の出自が悲しいし酷過ぎる
恩師の耳をいじる癖、アップになってたから引っかかってだけど、なるほどね、それが見せたかったのか
真宙くん、ドラマ『夜の道標』を観たばかり、こんな役柄が続いてるなぁ
原作も何も知らないので一番疑問に思うのは、
何故、「盤上の」向日葵⁇
小日向さん
圧巻の演技力と哀しい物語
盤上の顔面芝居
女や酒より サイコロ好きで
すってんてんの あのじいさん
あんたこそが 正直者さ
このクニときたら 賭けるものなんてないさ
だからこうして 漂うだけ
吉田拓郎「落陽」
原作未読ですが、かつて、竹中直人が強烈な存在感を醸していたドラマ版と、比較したくて劇場へ。どこか飄々とした竹中氏と、何か取り憑かれたようなミスター渡辺を、比べてみるのもいいかと思います。
対局ごとに、盤上の顔面芝居が繰り広げられるのが、観ていて素敵。セリフなくても、ひしひしと、伝わるものがあります。殊に新人王戦に挑む際の、坂口くんの目、自信と狂気のカクテル。この先のお話が、まともではないことを暗示しています。
頭の回転速いヒトだと、二手三手どころか、二十手三十手先が読めるとか。どんな頭してるんだか。因みに幕末の志士、高杉晋作ですが、仲間が議論すると、突然、よし、分かった。今すぐ始めるぞ!。と、行動に移したそうです。議論の途中で、結論が見えてしまうからだそうです。しかも、頭いいヒトって、大抵理由を説明せずに動くので、周りが、唖然。後になって、その行動の正しさを知るそうです。
そんな頭のいいヒトから見たこの世界って、どう映るんですかね。この愚鈍な世界に、賭ける未来なんて見出だせないのかな。だからこそ、そこのみにて光輝く刹那に、命を燃やそうとするのかな。私の理解を越えた世界ですけど。
案外、先が見えないほうが、幸せかも。もちろん、不安はあります。でも、先が見えないからこそ、未来が楽しくなるのかも。
私事ですが、今年の夏、ヒマワリの種、蒔きました。上手く育たなかったのですが、一株だけ成長、私の背を越えた花から、あんたの思い通りにはならんよと、上から目線で、言われた気がしました。育てた私の恩は、どこに行ったの?。
盤上に向日葵を見たことない私は、頭の中にお花畑で、いいや。
何にも考えてないけど、明日、いいことないかなぁ。本気にそう思える私は、詰んでいるのか、開けているのか、どっちかしら。
追記)
職場に若い新人さんが来ると、え、この作業も、できないの?って、驚かされることがあります。ただそれは年齢の差であり、経験の差であり、そのヒトの本質ではない。では、本質は何処にあるのか、この問いに正確に答えることができないのが、ヒトの世の困り事です。
この映画、困った映画扱いされていますね。「砂の器」と比べて、何が問題なのか。原作の問題なのか、脚本の問題なのか、お話の時代背景が、今と合わないのか。凡人にはない特殊な才能が語られることが、問題なのか、私には分かりません。
自分には無い才能を持つヒトに嫉妬したり、自分には無い不幸を持つヒトに憐れみを持つのは、ヒトとして当たり前の事ですよね。この映画に批判評が多いのは、その当たり前を描いたことが、原因なの?。
私としては、血に抗い、自らの選んだ道を後戻りしないヒトを描くお話は、決して悪いお話だとは思わないですけどねえ。
面白くはあるが…違和感もある
観終わったあと、「これ、いつの映画?」と制作年を確かめてしまいました…
昭和だね〜と言い切ってしまうのも何だか違和感がある。
まぁ昭和は長いし、人によって案外イメージが違うものなのかな?
「あれ、ちょっとおかしくないか?」と不合理や不条理を感じるところを、圧とか熱とかで押し切ってしまうところは、まさに昭和だな、と。
東明は桂介に「お前には将棋しかないんだよ」と何だかちょっとイイ感じの台詞を吐くけれど、桂介は周囲の人の想いを受けたりもしているし…将棋しかなかったのは東明のほうではないか?
この自分の生き方を他者に押しつけるのも、やはり昭和だな…
全員に当てはまるわけではないけれど、昭和は単に生き延びること自体が難しい時代だったのかな。
いや、どんな時代でも人生の選択は難しいのかも。
不憫すぎて泣ける
原作未読のミリ知らで鑑賞しましたが名作だと思います。
不憫すぎる少年の人生にちょいちょい泣かされた前半。
小日向さんと温泉行ったくだりなどはもう可哀想すぎて小日向さんと一緒に泣いてました。
クズの父親とヤクザな真剣師に付きまとわれて人生滅茶苦茶にされる坂口健太郎。
しっかりと描かれる少年時代のおかげで、大人になっても苦労が耐えない少年を見守る小日向さんの気分で観てしまい泣ける泣ける。
最後が原作と違うようですが、飛び降りない道を選んでくれたので少しだけ気持ちが救われました。
この結末でもずっと泣いてましたけど、もし飛び降りる結末だとしたら不憫すぎてもっと号泣してましたね。
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