「将棋盤のどこに向日葵が?」盤上の向日葵 windploofさんの映画レビュー(感想・評価)
将棋盤のどこに向日葵が?
原作未読
柚月先生原作の映画は個人的にあたりが多いので本作も楽しみにしていましたが、うーん…
観ていて???となるところがそこかしこにあったのと、一番疑問だったのがタイトルが最後まで回収されてないという所。
原作既読派の方々のレビューを見て、やっと合点がいきました。
確かに、盤上に向日葵が咲くという表現は映像に起こすと相当ポップになるので、シリアスな作風の本作にはそぐわないというのはごもっとも。
劇中の向日葵がさして重要な扱いになっていないのに、このくだりをばっさりカットでは何のことやら、という感じです。
それと、現代パートの小道具でロットアンテナの携帯電話を使っているので平成前期~中期ぐらいなはずなのに、あちこち昭和の気配がしていてとても違和感。
砂の器に引きずられすぎたんじゃないかなとすら勘ぐってしまいます。
主演と助演のお二人が特に素晴らしい鬼気迫る演技だったので、このあたりもうちょっと何とかならなかったのかなーと残念に思いました。
余談ですが、坂口健太郎さんはお顔立ちが端正すぎるせいか、あまり髭が似合わないですね
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