劇場公開日 2025年10月31日

「昭和テイスト満載だがそこが良い。」盤上の向日葵 ケンドー鹿児島さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 昭和テイスト満載だがそこが良い。

2025年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

音楽は大袈裟だし、演者はこれでもか!と力んだ演技を見せるし、アップもふんだんに使われます。そう、非常に圧力強めで極めて昭和テイスト満載の作品です。

将棋はルールなら分かる、程度でしたがそれほど違和感なく。確かにそこまで取り憑かれる程の魅力が伝わって来るのか?と問われると映画の尺では足りないとは思いますが。

それらを割引いても観る価値は十分にある力作だと思っています。

将棋好きの内気な少年が段々と心を開いて行く様子。農園の娘に敢えて厳しい言葉を投げて寄り添おうとする刑事。命を断とうとする主人公を止めずに盤上に駒を置く音を響かせてやるやさぐれ棋士。

自らの業を受け入れそして生きて行く者たち。

心に染みる二時間でした。

ケンドー鹿児島
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