「タイトルなし(ネタバレ)」盤上の向日葵 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
クリックして本文を読む
長野の山中で白骨死体が発見される。
遺体に副葬された高価な将棋の駒から、頭角を現わしはじめた棋士・上条桂介(坂口健太郎)が容疑者に浮上する。
捜査の過程で、彼の壮絶な過去が浮かび上がるが・・・
といった物語。
柚木裕子の原作は未読。
なれど、脚本はいただけない。
巻頭の短い間に、現在→過去→大過去と描かくのは安易な作劇。
ミステリー要素=いくつかの時代の過去譚を通して描くもの、みたいな固定観念があるのかしらん。
人間ドラマに比重が置かれた物語なので、白骨死体発見後は、上条桂介の幼少期から「彼の物語」として時間軸順に描けばよいのに。
謎は、彼の出自ひとつに絞って。
結果的には、ミステリー要素と人間ドラマ要素が空回りしている感があり、途中で飽きてしまったわぁ。
タイトルの「盤上の向日葵」も、ドラマとして収斂せず、残念。
出演陣も、渡辺謙、佐々木蔵之介、柄本明と大仰で暑苦しい。
渡辺謙と柄本明の対局シーンは暑苦しいを通り越して、見苦しかったです。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
