劇場公開日 2025年10月31日

「タイトル「盤上の向日葵」の意味」盤上の向日葵 お菊の皿さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 タイトル「盤上の向日葵」の意味

2025年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

かなり前にNHKのドラマを見て、それから原作を読みました。で、今回映画を見たわけで、もちろん一番優れているのは原作であるのは間違いないのですが、見ていてなんとなく「なんか違う」感がありましたね。ラストは「え?ここで終わりなの」思わず声に出しそうになりました。と、いうのも今回一番興味を持っていたのは、ラストがどうなるかでしたので、かなりがっかりしました。この作品の悲劇性というか主人公の贖罪というか、理不尽な人生
に決着をどうつけるのかが、大きなテーマだと思っていましたから。原作ともドラマとも違う結末なのは否定しませんが、これはないかな。あと、題名の「盤上の向日葵」にはちゃんと意味があって、作品の中で説明され上条にとって重要な現象だと思っていたのに、最後の方にちょこっと触れているだけ。(私が寝ていたのか?)それともうひとつ、将棋がテーマの作品なのに、ヒリヒリするような勝負の場面がなくてこれも物足りなかったな。

坂口健太郎、渡辺謙ともに良い演技でした。原作を読んでいなかったらもっと楽しめたかもしれません。キャストは豪華だし演技も良かったけれど、何か足りない感がしました。

お菊の皿
ちゆうさんのコメント
2025年11月8日

結局、映画は尺の問題が常に課題なんでしょう。

ちゆう
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