「たかられてばかりの主人公が不憫」盤上の向日葵 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
たかられてばかりの主人公が不憫
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予想以上に良かったです。
将棋に興味ない私でも十分楽しめました。
けれども、主人公が不憫過ぎて辛かったです。
幸せな家庭を築く寸前、父や師匠に居場所を突き止められなければ、彼も人並みの幸せを得られたろうに。
映画としてのインパクトはなくなりますが、主人公には将棋を捨てて、あの場所で家庭を築いて生きて欲しかったと思います。
最後は師匠の渡辺謙が全ての罪を背負ってくれて、主人公が無実となるのかと思いきや、とうとう最後まで主人公に迷惑かけて死んでいきました。あの結末では、「生きろ」みたいなセリフも私にはあまり響きませんでした。
序盤、子供時代の主人公を優しく導く元校長先生、小日向文世の存在が救いでした。
これまでアウトレイジのずる賢い刑事の印象が強かったのですが、この映画でだいぶイメージが変わりました。
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かばこさんのコメント
2025年11月3日
「生きろ」とか言ってるくせに「俺を殺してくれ」はないですよね。
自分の人生のオトシマエは自分でつけたらよい、他人様を巻き込むなよ。です。
私も佳介が不憫すぎて辛かったです。
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