「タイトルの出るタイミングがニクいね」KILL 超覚醒 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの出るタイミングがニクいね
列車内を舞台とした映画は数多くあるが、車内で延々と戦闘が続くちょいと風変わりなアクションもの。いやー面白かったです。
実は主人公、ハナシの前半までは人を殺してません(無力化するだけ)。しかし中盤のある契機でキルスイッチが入ります。このタイミングで「テメエら皆殺しにしちゃる!」とばかりに「KILL」のタイトルをバーンと映す演出はニクい。
スイッチONからは列車内は死屍累々の血の海、死体運搬車と化します。とはいえ多勢に無勢で、主人公も結構ボコボコにされますが、数カットで復活する。戦闘力に加え回復力も並じゃない。戦闘は基本ヒカリモノか徒手空拳(殴る、蹴る、柱や床叩きつける)でとてもイタそうです。
敵役の列車強盗団は親族経営で、内輪では「オジキぃ」「オヤジ」「ムスコよ」などとほのぼのアットホームな雰囲気ですが、サイコパスがひとり混じっていたせいで主人公の逆鱗に触れて皆さん次々と悲惨な最期を遂げてちょいとかわいそう。
ただ、列車内での主人公や人質、犯人グループが今何両目にいるかという位置関係がやや把握しづらかった。
ところであのエンディング、実は主人公は死んでる?の「あしたのジョー」パターンかなと思った。
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