正体のレビュー・感想・評価
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これはひどい作品だ
なぜこの作品が高く評価されるのか全く理解出来ません。「映画はフィクションだから細かいことは言うな」というような意見も聞きますが、ここまでリアリティがなく、細部のツメが杜撰な作品も少ないと思います。
どうやってあの刃物を持ち込み、どんな傷で病院に運ばれたか分からず、あの状況で救急車から逃げられるとは思えないことから始まって、①大阪から逃げた後、吉岡里帆の会社の契約ライターになる経緯が全く分からない。②いくら心を許したとはいえ、逃走中なのにいきなり吉岡里帆に素顔をさらして食事し、飲酒までするのは無警戒過ぎる。③吉岡里帆がいきなり横浜流星を同居させるのは幾らなんでも無理。④捜査一課長の山田孝之が平刑事のように現場の最前線で聞き込み調査などしないと思います。⑤吉岡里帆のアパートに踏み込む時に、普通は周りを警官で堅めると思います。⑥部屋を調べる時には天井裏も調べるでしょう。⑦川に飛び込めばそれで逃走成功になるのか?⑧身分証明書や保証人も無しに水産会社や介護施設に就職出来るのか?⑨介護施設に踏み込んだ際、警官が威嚇発砲もせずいきなり犯人に発砲することがあるのか?⑩死刑囚に面会出来るのは許可された親族のみ。⑪いったい横浜流星の死刑判決はどの時点だったのか?最高裁迄行っていたのか。それとも二審あたりだったのか?それによっては最後の無罪の出る場面の解釈が変わります。
それ以外にも細かなツッコミ所はたくさんありますが、とにかくここまでご都合主義で作られた作品を、横浜流星の演技がいいとか、テーマが冤罪問題を扱っているからなどというだけの理由で、評価することは全く出来ません。
監督始め製作サイドの真摯な作品作りを望みます。
現代日本を舞台にしたイケメン逃亡者のファンタジー映画
レビューが良かったので期待していきましたが、もっと沢山のレビューを読めば良かったと後悔しています。
良いレビューは主演の横浜流星さんのファンの方々が多いよう。彼の魅力は存分に発揮されている作品でした。
ただ、特に彼のファンでもなく、ただの映画好きとしては美男子逃亡者という時点で大体展開が読めてしまう。
更に不潔で不気味な見た目の真犯人が出てきた時点で悪=醜いという古来より使い古されたルッキズム思考でつまらない。
ただ真犯人役の山中崇さんはこういうキモメンを演じさせたら一級品です。爽やかな役も演じれるのに底辺キモメンもリアルに演じられるのでとても尊敬できる俳優さんです。台詞が少ないのにいつも通り雰囲気をかなり作り込んできています。
高評価なので予想の斜め上を行く展開を期待してみたもののありきたりな終わり方でした。
彼に同情するレビューも多かったですが外見も中身も良いお陰で沢山の人々の支援を受けてハッピーエンドなので幸運な逃亡者に見えてしまい冤罪の苦しみに共感できない。
寧ろ痴漢冤罪の弁護士の方が悲惨。
事件直後の主人公の行動もなぞ。悲鳴が聞こえたからって他人の家の中に入らないし、普通の高校生が息も絶え絶えの人に深々と刺さった刃物を引き抜いたりしない。もっと納得できるストーリーが必要。
警察の冤罪でっち上げの理由も薄っぺらい。
女性陣が知り合って間もないのに何故ここまで信じれるのか共感できません…イケメンで恋に落ちていたとしても関係が短期間過ぎて逃亡中の凶悪殺人犯という報道を覆せるほど信用で来ないと思います。
逃亡した理由もとてもファンタジーですね。
他のレビューにもありましたが、現代日本を舞台にしたイケメン逃亡者のファンタジー映画なんだと思いました。
感動えぐかった!!!!!
藤井監督と山田孝之さんが大好きなのでみに行きました。
これはもうやばいです。今年1番を余裕で更新しました笑笑
まず、横浜流星くんの芝居がヤバい。もう言語化出来ないレベルで上手すぎます!!
いろんな顔を持つ同じ人物ってこれ大丈夫か?って気持ちが最初あったんですけど、軸がブレずにあって、それを守りながら一人の人生を描いている感じ??がしました。
森本慎太郎くんも以前、山ちゃんの完コピしてる芝居が話題になっていましたが、今回普通に鳥肌立ちました。
わかった途端の震えというか、「どうしよう、」っていう不安と恐怖におびえてる芝居が最高でした。私までゾクゾクしてきました。
吉岡里帆ちゃんの「いって!!」の所で涙ダバー(泣)
このシーン、めちゃめちゃ好きです。
人を信じることの大切さというか、。
私も誰かを心から信じられる、偏見だけで決めつけないような人になりたいなって強く思わさせられました。
藤井監督の作品が大大大好きなので!!!
また新作待ってます^_^
感動作
鏑木慶一役を演じる横浜流星さんをはじめとするキャストの方々の演技が素晴らしかったです。始まりのシーンは慶一が逃亡するところから始まりその後様々な仲間に出会っていきましたが、どの慶一も見た目に違いはあれども心の芯の部分が優しいことには変わりはなく、映画は中盤以降まで冤罪かそうではないかは明確に書かれていなかったけれど自分の中で冤罪に決まってるから絶対に逃げ切ってほしい!って思ってました。また終盤の施設での警察と慶一の対峙にはとてもドキドキハラハラでした。最後の裁判シーンも音声はなかったけれどまるで声が聞こえてくるかのような演出でそれもまたよかったです!
役者の演技は5星ですが。作品の出たタイミングが…
今年は特に、冤罪や逆転無罪のリアルな事件が多く報道された印象が
あり、よく言う「事実は小説より奇なり」…フィクションが事実に勝てない
タイミングだったかもしれません。原作もこの作品も。
TV番組でも月に1、2は実際の冤罪事件の経緯、人物像、なぜくつがえり
過ちが正されたのか(どんでん返しの山場)の
「クオリティの高い再現ドラマ」を多く目にした中、
今回の映画は、犯人扱いされた人物と逃亡中に接した人々の「彼」への印象
でほぼ8割で組まれた事で「2時間完結エンタメとしての物足りなさ」を
感じた私がいました。私はいつの間にか現代の「わかりやすい派手な起承転結
を求める毒」に侵されているのかもしれません。
演者さんは素晴らしかったと思います。このフラット気味な本で2時間
「もたせる」のには有名なキャストしか難しかったのかもしれません
(住之江の現場の社長?だけ少し誇張しすぎな台本、演出、表現に感
じました。私は関西人ですがあそこまで「訳あり人」を煽る社長は、
あの現場なら⚪︎されるだろうと思います。大阪人をステロタイプの悪人
に色付けしたのは安直かと。冷めました)
動員が見込めるキャストで製作しなければならないのは理解できますし、
横浜流星さんの芝居は他の作品でも好きなのですが、
顔が綺麗すぎて、劇中人物の鏑木ではなく、時折横浜流星さんとして
変装がコスプレに見える時も。商業邦画の特徴で仕方ないですが。
全体的にTV鑑賞用なのか、絵(画)にあまり変化がないのは残念に感じました。
演者は5です。総合的にはすみませんが私には…
正体過去1でした(^^)!
横浜流星くんデビュー当時から大好きで、正体の公開が発表されてから凄く気になっていて1人で観に行きました。始まってすぐに映画館に来るべき映画だと直感で感じました。流星くんの演技がリアルで迫力全開で振り切って演じてると感じました。初めから終わりまで釘付けでスリルがあって感情を揺さぶられて、感動して自然と涙がこぼれました。流星くんと山田孝之くんとの掛け合いも凄い迫力満開です。吉岡里帆さんもいい仕事してますよ。会う人みんなにおすすめしてます。2回1人で観に行きましたが、2回共最後まで釘付けの映画でした。流星くんこれからも益々の成長を楽しみにしてます。ありがとうございました。
客観的な正しさと主観的な正しさ
横浜流星の演技が素晴らしいのはもちろん、彼と関わる人たちの行動も、それぞれの立場がうまく反映されていた。また、関わった人たちは、最初は客観的な正しさで鏑木を見ていたけど、彼と関わることで彼の主観的な正しさを信じた。展開は彼の思っていた通りではなかったけど、彼を信じる人の存在は、まさに彼が信じたかった世界の形なんだろう。
ただ、酒井さんは恋していたとはいえ、安藤さんたちと活動する動機まであったのは少し不思議。他の2人と違って普通の境遇だけど、それだけ当事者になるということの影響は強いんだろうな。
あと鏑木にフォーカスするのはわかるけど、ストーリーが進むにつれて、亡くなった家族が忘れられている感覚になった。鏑木は亡くなった人のことはどう思ってたんだろう。考える余裕はなかったのかもしれないけど。遺族の記憶が戻った後の第一声が謝罪なのも都合よすぎる感じが。
でも面白い作品だったし、映画館で1人で泣いてました。横浜流星はかっこよすぎ。逃げるたびにかっこよくなる能力でもあるの?
原作に触れています!
原作を読んでから観ました。
ラストの改変⁈にはビックリしました。原作と映画では印象が大分違ってくると思います。
個人的には映画の方が良かった。登場人物の役割を上手く変更して、良くまとまっていたし、ラストすごい感動だった😭
終盤の又貫刑事の男気もすごく良かった!山田孝之さんがハマり役でした。
横浜流星さんも素晴らしかった。日本アカデミー賞主演男優賞は彼で決まりでは。と思えるほど良かったです。
初の横浜流星さん作品
原作未読、WOWOWドラマは見ていました。
横浜流星さんはテレビドラマでは見たけど映画は初めて。
正直見た目はカッコいいよね、くらいの印象しかありませんでしたが…
高校生、埃まみれの労働者、物書き、介護職員。背中を丸めた陰気な感じから清々しい感じまで見事に演じ分けておられました。素晴らしかったです。
吉岡里帆さん、山田孝之さん、脇を固める役者さんも皆さん素晴らしい。
テーマは重いですね。現実に起こっている冤罪。警察組織がこうでないことを真に願います。
原作未読でWOWOW版のドラマは見ていました。
WOWOW版の半分の時間ということでちょっと心配していましたが、違和感なくまとめた感じがします。
宗教がらみのところがカットされていて、舞ちゃんとの絡みもちょっと減らされていた感じかな。WOWOW版だと明確に舞ちゃんに対して好きな人がいるって話をしていたし。
ただWOWOW版の堀田真由ちゃんは可愛すぎて、私なら・・・。
あとドラマ版だと最初の所は、110番したけど結局裏切れなくってそのまま電話を切っていたような記憶ですが・・・。
原作側の終わり方は情報としてみましたが、ドラマ版や映画版の終わり方のほうがモヤモヤしなかったかもね。
きれいごとと言われればきれいごとなんだけど。
あと元々の事件以外の罪状がついていると思うけど、そのあたりはどうなるんだ・・・とかはまあ蛇足でしょう。
吉岡さんもうすぐ32歳なのか・・・相変わらず可愛らしい。
正しき行動
見応えあった。
18歳の少年が冤罪により死刑判決を受ける。
その根拠が、精神錯乱状態の目撃者の証言と警察上層部の思惑だ。
松重さんがめちゃくちゃいい仕事してくれてた。
おそらくならば年に数万件起こる事件の1つで、組織としてはどの案件に対しても時間を割きたくないってのは本音なのだろう。
ただ、僕らは数万分の1の人生など歩んではいないし、人生を謳歌してもいない少年が国家によって殺される謂れはないと思われる。
この、ある瞬間から世間と隔離された少年を横浜氏は熱演してた。
純真で臆病で孤独で、何も戦う術を知らない心優しき少年だったと思う。
彼は脱獄し逃亡した理由を「正しき世界だと信じたかったから」と言った。
ファンタジーだとは思う。
正しき世界は推奨はされるものの容認はされないものだと思われる。作中同様、正しき事より都合が優先される。ただ…足掻く事は出来るんじゃないかと思う。
正しくない世界で正しく生きようとする為に。
今作においても発端は「発言」だ。
状況や立場は異なるも、それが何に由来してるかで未来は変わる。鏑木がそうであるように、彼は僕ら自身が置かれている境遇の極端な一例である。
風評や噂、思い込みで真実は変わるし揺らぐ。
作中、マスコミの報道が度々流れる。それを視聴する市民の反応は御多分に洩れず一律だ。
当然だと思う。
アカの他人だ。
いい人だろうと悪い人だろうと関わりがない。
報道の真偽に関しての興味など湧く訳がなく、公の機関が貼り付けたレッテルに疑問を抱く事もない。
たぶんコレは日常的に起こりうる。
その本質よりも発信した誰かとの信頼度に委ねられる。非対面故に起こりうる事だ。
今作は「対面」による交流を色濃く描く。
見も知らない誰かを知る事の大切さ、でもある。
その本質は偏見や先入観に左右される事なく、ある程度は肌で感じないと分からないのだ。
SNSとかで声高にに主張する個人の主観に踊らされる程愚かな事はない。
本作のメッセージはまさにソコにあるのではないかと思われる。誰かの価値観に追随する事の愚かさを描いているように思う。
流布された印象を疑わない大衆と、目の当たりにした人達の印象の差。
その差は人1人の命をも左右する。
そんな時代にもう突入している自覚を持たねばと思う。
だけど、自分も含め人は嘘をつく。そして騙された経験がない人は皆無だろうと思う。
偏見や先入観をもつ事はある種の防衛本能でもある。その人の本質よりも自分達の方が大事なのは自明の理であるが、その天秤が常に付き纏う事も忘れてはならないのだと思う。
本作ではそういう現代が陥っている脅威と共に、人間の内面的な普遍性のあるテーマが上手く融合していると思われる。
アクションの面においても、ベランダから飛び降りた鏑木が、川にダイブするまでを1カット風に描く事に見事に成功している。
アクセントとして申し分ないし、自分を封じ込めようとする社会を振り切って必死に逃亡する主人公の心理を見事に表していたと思える。
惜しむらくは、痴漢の冤罪から立ち直ったであろう父親のエピソードが足りなかった事と、裁判で孤児院の院長のカットがなかった事だ。
鏑木にとっては母親同然なんじゃなかろうかと思う。あの編集だと鏑木はその存在に目もくれてないように思えてしまう…鏑木的に重要な人なのに、作品的には重要ではないのだろうな。介護施設の同僚よりは遥かに深い繋がりのはずなのに…残念だ。
疑問なのは、刑事と鏑木の面会がどのタイミングだったのだろうかと、ふと思う。
おそらくは会見の前で、鏑木との面会を通して、上層部の意向を無視し再捜査を発表したのだと思うのだけれど、そうであるなら鏑木の態度が不可解に思う。
なぜあんなに晴れやかで、刑事に対し感情が180度変わったのだろう?
「何を話しても信じてくれないだろう」
包丁を突きつけた時の感情は、再逮捕された時も変わってないんじゃいかと思う。
彼と刑事がなんらかの邂逅があったシーンもなかった。編集上は鏑木との面会は分断されていたので流れを損なう事はなかったのだけれど、少し気にかかる。
後は…その後の又貫の行動が気になる。
彼は冤罪が確定した後、真実を彼に話すのであろうか?
実質的に彼を犯罪者に仕立てあげたのは又貫だ。
上層部の意向に逆らわず、錯乱する被害者から言質をとった。その内情を全て知る又貫は、彼に何を語るのだろうか?
それともやはり語れはしないんだろうか。
方向転換したとはいえ、鏑木を処刑台に送る先鋒を務めていたのは間違いない。
彼をすんでのとこで正しき行動に導いた彼の良心はどんな決断を下すのだろう。
…そう、組織に良心などはない。
あるのは滞りなく業務を遂行する為のシステムだ。個人の良心はこのシステムに踏み躙られる。
また良心の呵責があったとしても、それを英断にすり替える文法や理念も装備し、同僚や上司という共犯者にも事欠かない。一連托生な構造。
又貫はその良心を潰させなかった。
つまりは、この正しくない世界は個人の良心によって是正する事もできる。
でも、その良心を屈服させるシガラミや都合は魑魅魍魎の如く溢れているのが現状だ。
ただ1つ。
人の命を左右する局面においては、正しき行動がとれる勇気を持っていたいと思う。
SNSで誹謗中傷を繰り返す輩に言ってる。
肩書きに乗せられて賛同する輩に言ってる。
長い物に巻かれ過ぎて麻痺している輩に言ってる。
鏑木になってから気づいても遅いし、鏑木を作る側に立っているのは間違いだと思う。
自分の目で見て感じたものを、まずは吟味するべきだと思われる。
終盤、沙耶香が彼の名を呼ぶ。
「鏑木慶一くん」
その一言に涙する。
なぜ逃げるのか
もっととてもサイコパスじみた話かとおもったら、意外と救いと再生の話だった。
横浜流星さんはもちろん、山田孝之さんの実直で骨太な感じがとても新鮮だったし、俳優のみなさんはだれもかれもみな地に足がついている感じがしてとてもよかったです。
きれいにまとまりすぎた気がするし、あまりにも善人がおおすぎるし、森本慎太郎をかんたんに許しちゃうのかよ、と思うし(きみ通報しようとしたよね!と根に持って私なら許さない)、気になるところもあったけど、全体的にとてもよくストーリーが練られていて、緊張感のあるいい映画でした。
あとやっぱりどうしても、主人公をとりかこんで拍手するラストをみるとエヴァンゲリオン・・・て思ってしまうという点では庵野秀明は罪深いと思ったりしました。
明かされるのは逃亡犯と関わった人々の「正体」だった。横浜流星、山田孝之他役者がいい。
横浜流星の演技が素晴らしい。
逃走中に身を置くそれぞれの場所で、見映えから何から全く違う。
刑事は、それぞれの会っていた相手に、あの男の「正体」に気づかなかったか?と問うが、目立つことをしない方がいいのに、どの居場所でも優しさや人を思いやる気持ちが出てしまう。
彼に出会った人たちは、逆に感化される。
明らかになるのは、彼の純粋さと正しさ、そして彼に出会った人々、刑事、警察幹部の「正体」でもあった。
凶悪殺人犯ではない人柄、それが、彼の「正体」だったのだ。
学生の時に拘留されてしまい逃走したため、社会で働いたことも無く、酒を飲んだのも、大人の友人ができたのも逃亡中の時。その時に初めて、生きる喜びを感じたと涙ながらに語るシーンがいい。
終始思い詰めていて、自分は追う身であるのに追い詰められていく山田孝之もまたいい沁みる。
木野花など、脇役の人もいい。
救いのあるラストが素晴らしい。
ここのところ邦画のシリアスな話は、暗いラストばっかりのような印象。
ラストは、流れているピアノの曲が素晴らしく心にしみるので、エンドロールもそのまま観終わりたかった。
ヨルシカも、曲も好きですが、やはりとってつけた感じがしてしまう。
映画音楽を信じていないのか、タイアップの制約から仕方ないのか、本当に邦画の悪いところで、やめてほしい。
レビューの高評価に押されて鑑賞、やっぱり口コミは正しい時が多い。
今回も、クランドシネマサンシャイン池袋では、本作のパンフも品切れ。
新宿ピカデリーまで行って買いました。いつも在庫少なすぎ。
共感できないストーリー
アホな刑事が杜撰な捜査をすると、冤罪が生まれる。
ずさんな捜査で、人を冤罪で追い込む。
真実が明らかになっても、反省ゼロ。
刑事には まったく共感できない。
刑事 『何で逃げたんだ。。』 あんたが間違った捜査したからだよ。
素晴らしい
原作未読ですが脚本が素晴らしい
吉岡里帆の普通の演技、流星の演技共に素晴らしい
最後の法廷でのシーンでは映画館で啜り泣く音が絶えないほどです
今年の日本映画では今のところいちばんかな
アカデミー賞必須ですね
ぜひ、公開中にご覧いただきたい
良かったな、鏑木少年!
原作は未読で、ドラマは観てました。主人公の優しさや悲しみは知っていたので、途中から「鏑木~っ」と心中で呟いては泣いていました。
しかし、どうしてもドラマと比較しながら観てしまいます。
映画冒頭の脱獄シーンは良かったのですが、ドラマ版には無かった追う刑事の視点を入れることで、客観的な視点が生まれ、逃亡犯である主人公の心情描写が薄れた気がします。逃亡生活の出来事や人間関係も、もっと観たかったです。映画の尺で考えると仕方なかったのかもしれませんが、刑事視点を削ってでも観たかったです。
飯場で生まれた同僚との信頼関係も、少し時間が足りなかったかなという印象です。短時間なら、もっと職場の社員が悪いヤツで、鏑木が身体はって仲間を守って欲しかった。
次のライターパートでは、より彼女を支える存在で、彼女が彼がいつかいなくなってしまう寂しさにさいなまれるようなシーンが欲しかった。
特に残念だったのは、水産会社のパートです。なぜ、鏑木が水産会社に潜り込んだのか。ドラマ版では次第に鏑木の意図が分かるようになっていて、ただ逃げるだけではなく、冤罪をはらそうとしていることがハッキリと分かって面白さにゾクゾクとしたものです。それに続く老人ホームパートでも、見舞いに来る妹に姿がバレないかハラハラするシーンが楽しかったです。
もしかすると、頭の中で勝手にドラマ版をブラッシュアップしてるのかもしれませんが、映画版も面白かったに違いなく、比較して色々考える贅沢な時間をもらったんだと思います!
次は原作を読んでみたいです!
見応え充分な作品でした
見たかった作品でしたが公開前に入院してしまい見れず、諦めてました
でも入院中にネタバレは見ないようにし、高レビューの多さに見たい度が増して今日なんとか見に行けました
そして、見て良かったです
最初から最後まで飽きるところもなく集中しまくりで見応え充分でした
とにかく横浜流星がカッコいいし演者としても良かった(惚れる)
吉岡里帆からの『信じる』や終盤の『生きててよかった』『生きていたいと思った』みたいな言葉に涙でした
欲を言えば…
森本慎太郎と山田杏奈との絡みは弱すぎないか?吉岡里帆との関係は納得なんだけど
尺も短いしもっともっと2人との絡みも、徐々に関係が作られていく様が欲しかった
あと、真犯人も簡単に捕まりすぎるなぁ
最初の殺人も何か動機とかあれば?または最初の殺人が横浜流星と思われてて、逃亡してから世間で騒がれてるのを真犯人が快く思わなくなった……みたいな流れとか欲しかったかな
重たい話の割には、すんなり見れて、のめり込めて余韻が残る
良い作品を見れてとても満足できました
案外先読み出来た💧
24年冬映画の一本目。
先日鑑賞しました〜‼️。
面白かったは面白かったのですが、原作未読でもなんとなく先読みできてしまった、特に施設の職員で出てきたあたりには目的も読めていました😄。
でも最初の土木作業員からの考えなのはちょい驚き🫢、最初から証言をとるための計画と考えると途方もない勉強と隠れながら探しながらすごい計画と今作品を思い返してみてあらためて思いました😆。
もう少しドロドロしたものかとも思いましたがストレートな路線でこれはこれでありですが、個人的にはもうひとつほしかった(笑)。
でもストレートに振り切ってるから最後は気持ちもスッキリして帰れたのも良かったかな、その後も気にはなるが(笑)。
演者さんは横浜流星さんは作品を「列車戦隊トッキュウジャー」以来の鑑賞かな、当時はあまり印象なかったですがだいぶ活躍されてらして嬉しいですね😊。
山田孝之さんもいつもはお笑い担当なイメージだからシリアスに違和感ありつつもかっこよかったですね😁。
この冬は昨年ほど惹かれる作品は控えてないが随時時間があれば行こうと思います。
特には「ライオンキング ムファサ」と先にはなるが「遺書、公開」は劇場で観たいな‼️。
松重は「腹が減った」場合ではない!はず
横浜流星は本名なだけに、端正な顔立ちや格闘技を下敷きにした演技は、思わず「狙いすぎ」と思ってしまうが、
なかなかどうして、常に全身全霊で演技をする本格派なのだ。
鎌を持って振り返るシーンは「惨殺犯」を思わせるし、逃走のため口にガラスを咥えるシーンも鬼気迫る。
脱走して、大阪に移動し(どうやって?)いつの間にか場末の飯場で働いている。この容貌がまるで「おいどん」だ。人生に絶望している間が半端ない。次の職場ではマスクとニット帽で隠しているがイケメンは隠せない。しかし、もともと学のある人間なので、信頼を得て希望を取り戻していく。長野県諏訪で特養のヘルパーとして働く頃には顔出しして充実した表情だ。
残酷な殺人事件を目の前にした被害者の母親(原日出子)は既に軽度の認知症にPTSDという可哀想な役なのだが、その人に犯人は誰かと無理やり言わせる警察、証拠は十分あるという検察。なにかのドラマで聞いたが、検察は「スジ」を読み、それに合わせた捜査と証拠を集めるそうだ。だとしたら、それこそ冤罪の温床ではないか。
鏑木(流星)は第1発見者として巻き込まれただけだが、それで死刑の判決が出る。現実の捜査もそうなのだろうか。
痴漢冤罪を被る弁護士の件も、その場にいたら私達も冤罪被害に遭うのだろうか。そう、被害である。
そんな冤罪被害者にできることはなんだろう。
新しい証拠を見つけて再審するなんて気の遠くなる話だし。
原作は悲しい結末なんだって。( ꒪⌓꒪)
映画は希望の持てる結末だったし、山田孝之刑事も熱血ながらに最後はきちんと責任に言及した。上司の松重はなんの責任も取らないんだろうなあ。
予告編で散々「腹が減った」と言うので、本編でも登場する度頭に流れるわけである。そういうところ考えて欲しい。
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