正体のレビュー・感想・評価
全167件中、81~100件目を表示
いい映画だった イケメン過ぎて変装にならないけど
ハラハラドキドキの死刑囚逃亡の謎 ほんとにいい映画 見てよかった ただ学校帰りの高校生を有罪死刑囚は動機も状況もいくら証言があっても無い無い
原作読んで無いのでもっと深いのかもしれないが
弱め
悪い松重さんが好きなので嬉しいキャスティングでした。
横浜流星さんは大河ドラマにとっても期待してます。
この映画では正体ってほどの人物像もまわりの環境もさほど読み取れず…ハンバーグ作るのうまい優しいお兄さん、じゃ物足りないかなぁ…普通の人を演出したいのはわかるけど、それにしてはビジュアルよすぎだからなぁ…普通の人、とパワフルな脱出逃亡劇がアンバランス。もっと不器用な人なら共感&応援できたかも。器用なら器用で、もっと驚く欺き方をしてくれるとか。
あと、スピード解決が腑に落ちない…
山田孝之さんが唸るほど良かったです。石田杏奈さんと。
あと、せっかく山中崇さんなのに、ただのサイコなのか…残念。
そういう残念さも、リアルはドラマティックなものではないということにして呑み込もうと思います。ちょっと不発でしたが、役者さんがたは観に来てよかったと思わせてくれる演技でした。
生きねば。
冤罪。通りがかった高校生の第1発見者がかくも簡単に殺人犯に仕立て上げられるとは。この映画はまさに今年作られるべくして作られた作品だと思う。
生まれて初めて友達ができて、ビールを飲んで、人を好きになって、生きてて良かった。もっと生きたいと思った。
この映画の主人公・鏑木慶一のひととなりが良いからに違いないが、その信じる力が関わった人たち、自らを追い詰める刑事にさえ、影響を与えてていく。
実際はこんな風にはいかないかもしれない。
それでも、それだからこそ、信じる心、生きることを肯定するこの映画に私たちは感動する。
これが一昔前だったら、主人公が撃たれて終わり。警察組織・公権力の前に真実は埋もれてしまい、虚しい希望のない結末。
それがカッコいいと思っていた時代があった。作り手たちがいた。
今、藤井監督は観る者に希望を与えてくれる。(八犬伝を書いた馬琴のように)
映画っていいな。
目力
横浜流星の目力に引き込まれる。
目的を達成するために姿や佇まいを変化させながら目立たないように生活しているのだが、相手に気付かれそうになった瞬間の「目」にドキッとさせられる。
行く先々で懸命に生き、人のために働きかける主人公をみていると犯人ではない、ではなぜ逃げるのかと考えながらみた。
人に対して真摯に接すると自分もまた信頼される存在となる。それが、ラストに繋がっていく。
それにしても、冤罪によってしなくてもいい苦しみを味わうことになった主人公が哀れでならない。現代は大分工夫され、そのようなことはなくなったと思いたいがどうなのだろう。
原作のラストとは違うらしい。是非読んで確かめたい。
横浜流星はただのイケメンではないと思ってたけど、やっぱりそうだった!
映画観てからしばらく経ってからのレビューです。
どんな言葉を書いても自分の感じたことをそのまま表現できない気がするので、なかなか書けずにいました。
七変化しながら逃げていた彼を、関わった人が守ろうとしたことの意味
信じたかった彼を守りたかったのかなと…時間がかかったけれど、そう思いました。
最後の面会のシーン、涙腺崩壊です。
思った以上にいい映画です。
もう一度観たい!
記憶に新しい袴田事件や、一家殺人では免田事件などを連想します。が...
記憶に新しい袴田事件や、一家殺人では免田事件などを連想します。が、自白強要と警察側の決めつけで事が運ばれた時代とは異なり、あまたある防犯カメラや検証技術の発達した現代(多少は過去の話ですが)で設定しているこの物語において、ちゃんと検証すれば鏑木(演:横浜流星)が有罪になる可能性は低く、逆に最初の逃走時から最後まで、度重なる警察側との乱闘で、当事件は無罪となっても新たに公務執行妨害、監禁、殺人未遂が適用されるのではないかと思いました(冤罪となると全て免除でしょうか?)。法律意識もある人物設定ゆえに、この辺の行動に矛盾が見られ、米国なら射殺されて終わりでしょう。そうならなかったのは又貫(演:山田孝之)の悔恨と鏑木の戦闘力(笑)に他ならないと思いますが。
袴田事件で数十年の間、袴田氏を信じ続け、検察と闘ってきたご家族のパワーは測り知れないものですが、この物語で、鏑木と半年も関わっていない他人が鏑木を支えたパワーは何か。紗耶香(吉岡里穂)の鏑木への恋愛感情と、父を有罪とした法廷への復讐心、舞(山田杏奈)と野々村(森本慎太郎)は友情・尊敬と、鏑木を追い詰めさせた後悔の念? だとしても弱すぎて闘いきれないでしょう。ですが、この軽さ弱さを助けるように真犯人が現れ、更に事件目撃者が正気を取り戻しだし「冤罪確定」へと傾き始めます。そして終盤、観る側誰もが無罪と信じて進む判決シーンは無音の演出。
(まさか…)
そう思いました。ここでまさかの再審棄却の判決であれば、この世の矛盾や不条理、警察の闇を訴えるメッセージ力ある最高の演出だったのですが、そうならずにハッピーエンド。結局この物語はなんだったのだろうか。
とはいえ、後味悪くないのは、横浜流星さんは優しくカッコ良く、吉岡里帆さんは優しく美しく、山田孝之さんは先週観た「十一人の賊軍」とは一転したダンディな面が観られたから?
いろいろ突っ込みましたけど、それを覆す三人の要所要所の演技は素晴らしいものでした。
警察にムカつく(笑)
原作小説は未読ですが、WOWOWで放送されてた亀梨和也主演のドラマは観てたので、内容は知ってました。
率直な感想は、やはり長い小説を2時間に集約するのには、少し無理がありましたね💦
省略された事柄もありましたし、設定も違ってる箇所があり、そこは残念でした。
特に、痴漢の冤罪に悩む弁護士とWeb編集者の沙耶香を親子にしてしまい、痴漢冤罪裁判に協力することが抜けてしまっていること。
これでは、助けた弁護士が鏑木の再審に協力するという、熱い気持ちが弱くなってしまうような気がしました。
介護施設の場所を特定した経緯も、サッと流しただけだったので、見逃してしまいそうでしたし(笑)(私だけかー)
しかし、キャストの方全て素晴らしくて、ストーリーは知っていても感動して、見入ってしまいました✨
鏑木役の横浜流星の演技は特に良かったです😊
きっと初見の方は、ドキドキはらはらしながら、結末まで観られたのではないでしょうか?
あと、野々村和也役の森本慎太郎。
アイドルとはかけ離れた役で、最初誰だかわかなかったです(笑)演技本当に良かったです。
さすがに歯はとても綺麗でした✨(笑)
それにSNSや動画配信を使った事などは、今どきだなぁと思いましたね。
ラストはドラマ版と同じでした。
原作のラストは聞いて知っていますが、やっぱりハッピーエンドの方が、気持ち良くていいかもですよね。
しかしながら、「正体」でてくる警察は無能で、捜査も適当でいい加減です。
本当の警察内部は、こんなことがないことを祈ります。
警察は身内が関わっている時などは、犯人をでっち上げることが本当にありそうですよね💦
「冤罪はあってはならない」
私たちも誤解されないよう、自分の行動には注意しないといけないなぁと感じました。
考えさせられる映画でした。
太陽
脱走した死刑囚が各地を転々と逃亡する様子と、彼に関わった人たちや警察との因縁を描く社会派な作品でテーマ的に冤罪というものに立ち向かっていく作品というところに興味をそそられましたし、藤井監督と横浜流星くんのタッグというところにも惹かれました。
演技力と演技力ががっぷり四つしていて圧倒されましたし、冤罪に対しての警鐘を鳴らすような見応えのある、心に深く刺さるドラマを2時間に詰め込んでおり食い入るように観て、観終わった後も喰らい続けていました。
資金調達→情報収集→潜伏といった流れで自身の冤罪を晴らすために動く鏑木とその土地その土地で出会う人々の交流もしっかり描いており、そこでの経験が鏑木の人生を彩っていくというある種の成長ドラマとしての側面も今作にはあるなと思いました。
最初に赴いた大阪での工事現場で出会った和也と最初は同じ従業員として生活する中で、和也が怪我をしたのに会社からの補填が無いことに対して持てる知識をフル活用して会社の代表に訴えかけにいく姿は根の優しさが滲み出ていましたし、あのような現場で代表が権力を振りかざしている様子は実際に見た事があるのでよく言ってくれた!と嬉しくもなりました。
和也が友達になろうぜと言ってくれたり、一緒にご飯を食べて酒も飲んでという初体験を共にしていて笑顔が溢れていたのも素敵でした。
そんな中でもコイツが鏑木なんじゃと疑ってしまってがために鏑木はまた違う土地へ、儚いけど仕方ないのかなと思いました。
都内に戻ってきて今度はライターとしての姿になっての情報収集をする中で、安藤にご飯を奢ってもらったり家に泊めてもらったり、一緒にドラマを見たりと誰かと生活をし、人を好きになるという経験を得て表情が朗らかになっていって安心感もありました。
安藤自身、父親が冤罪なのに罪を被る羽目になってしまっているのもあって、鏑木と分かっても匿って逃がそうとしてくれる姿には胸を打たれました。
そこからは介護施設で働き、そこで被害者遺族と接触しなんとか冤罪を晴らすための行動を起こしていく中で現代らしいSNS絡みでのトラブルが起きながらも、そのSNSを利用して最後まで諦めないで姿は凄いの一言です。
面会室でこれまで出会ってきた人々との再会、そして警察との対峙を得て、鏑木を信じ続けた人たちと新たな約束をして1歩前進していき太陽の光が射すようなラストでのフィナーレが美しかったです。
警察の陰謀は表面的だけではありましたが、その表面だけで、偉い立場の1人の意見を突き通してしまい無実の青年の人生を狂わせて、世間の認知を統合させてしまうのは中々に悍ましい描写でした。
18歳から少年法が適用されなくなるという犯罪法の改変を逆手に取って、半ば見せしめのような形で吊し上げるという残虐的な行動でしたし、ばんばん証拠が出てきたとしてもそれらをあやふやにしてなんとしてでも鏑木に罪を被せようという魂胆は人の心が全く無かったです。
被害者遺族に鏑木が犯人だと思わせようとして鏑木の名前を無理くり聞かせ続けて頷かせたというのもタチが悪いです。
もちろん粗というか展開の都合の良さは今作でも案の定ありました。
鏑木の変装が最低限すぎるので最初の髭面モサモサメガネはともかく、ライターとしての顔は茶髪に染めてマスクだったけど外したらそりゃバレるよですし、メイクでつり目にした時はこれは確かにバレない!と思ったらそこまでの出番は無く、終盤の前分けメガネは流石に分かりやすすぎる(意図的とはいえ)し、ネット民の断定速度を舐めてしまった結果、良い方向に向かったとはいえ身バレしてしまうしで奇跡的な確率を潜り抜けたようになってしまったのは残念でした。
週刊誌の記者が鏑木の見た目だけで即座に分かったところもなぁなぁですし、警察ってあんなに物損しまくって大丈夫か?となりましたし、安藤の上司の後藤はいつの間に鏑木に協力してたの?と疑問点も無かったことにのようにされてるのも惜しかったです。
事件の真犯人もどう考えたって証拠を残してるはずなのにそこへの捜査をせずというのも警察が杜撰だったとはいえ鑑識とか気にしないかなとも思ってしまったり。
横浜流星くんの感情豊かな演技にやられっぱなしでしたし、森本くんのめっちゃいい兄ちゃん感も最高でしたし、優しさ滲み出る吉岡里帆さんも最高でしたし、可愛らしい後輩感全開の山田杏奈さんも最高でしたし、冷徹さと正義感を持ち合わせた刑事の山田孝之さんも凄かったですし、松重豊さんの圧は半端じゃ無かったです。
濃厚な邦画が堪能できてよかったです。
藤井監督作では1番好きでした。是非ともこのコンビでまだ見ぬてっぺんを目指していってほしいです。
鑑賞日 12/2
鑑賞時間 17:30〜19:40
座席 C-6
今春のキムタクのドラマ
『Believe-君にかける橋-』がリンクしてしまって…。
ちなみに一家惨殺事件の東村山市内にはあれだけ広い田んぼに住宅というシュチュエーションはありません。
面白かった
人を信じることの大切さを身に染みて感じた映画でした。
とはいえ、全てを信じていたらいつか痛い目に遭う。何を信じて何を疑うべきかということも同時に考えさせられますが、鏑木が再審で無罪を勝ち取った結末は、周りの人間の信頼によるものですし、鏑木自身がその信頼に値する人間だったということの証明でもあります。
ただ違和感を感じたのは、結局一家殺人事件の真犯人は足利ということだったということですが、鏑木の逮捕はあくまでその場の目撃証言(それも錯乱していた由子から無理やり引き出したもの)と状況的証拠でしかないこと。
凶器に付着した指紋や下足痕などいくらでも足利の痕跡はあっただろうに一切調べずに鏑木の死刑判決に踏み切ったのでしょうか。松重豊が法改正で18歳の刑罰云々言ってましたがそれだけの陰謀(??)と鑑識が給料泥棒したみたいな軽ーい捜査で即死刑判決じゃそりゃ逃げますわ…私なら人を信じる云々の理由が無くても死に物狂いで逃げると思います。
再審の時に安藤をしつこく追っていた記者が傍聴していて、周りと比べて雑な拍手をしていたりとか、そういう細かい描写は好きでした。
不問は愚問❓トッキュウ4号の再出発😭
特に内容把握してるわけでは無いですが、我が家ではいつも日曜9時にはTVで流れるスーパー戦隊。
2024年現在のスーパー戦隊「ブンブンジャー」巫山戯た名前だなと思いながらも、レッド役が駆る車がカッコいーと思ってたら実在してるミツオカの「ロックスター」だと知り、それが近所の中古車屋で並んでいたのを見て、記念撮影しちゃいました🤣因みにロックスターは、国内限定200台生産車なので希少価値もあり、価格700万くらいでした😱
さてさて、日曜9時に横浜流星を観ていたのは10年くらい前かな❓「トッキュウジャー」で4号のグリーン役という事で、そんなに目立ってなかった。その時のレッド、トッキュウ1号は志尊淳という事で、「トッキュウジャー」は時代をリードする役者を2人も輩出している名作となりました。「トッキュウジャー」のオープニング曲も歴代の中でも名曲で、皆さんどこかで一度は聞いた事あるはずです。因みに、「トッキュウジャー」で一番目立ってたのは、司令官役の関根勤でした🤣
ふう😮💨何を駄文を長々と書いてんだ❓
今作は横浜流星が完成披露で感極まってたのを見て、
コレはスルー不可避かなと劇場へ。
冒頭の救急車のシーンから良かった。捕まれた。
逃げる目的が早く知りたい、
それが話の推進力になっている。
大阪でカズヤ、
東京でサヤカ、
長野でマイと、
心の交流(というには短時間すぎるが)があり、
「死刑囚」鏑木の人と成りが伝わる事で、
鏑木自身の目的が果たされる事が
とても爽快で清々しい。
ラスト、スローにしないで欲しいなー😩
判決の主文もちゃんと聞きたかったなー🤣
少し残念な点。
偏見に満ちた演出が散見される。
サヤカを追いかけるゴシップライターが際たる例。
警視庁長官の物言いも、ちょっとなー🤔
松重さんがかわいそう😅
それに屈する現場の刑事山田もどうよ❓
大阪の現場作業の責任者、鶴瓶の息子も、
少しエクストリームかなー🤔
それと別で
判決の主文が聞きたいと言ったのは、
鏑木のその他の犯行について。
先ず脱獄、経歴詐称、
サヤカの部屋の器物損壊、
人質との立て篭もりと、
その辺不問なのかなー❓
不粋ですかねー😁
自分は介護に近い者ですが、
あの短期間で鏑木が介護施設で働けるのは、
ちょっと疑問符。
介護に纏わる資格は必須(ではない業務もあるが)で
確かに根詰めれば取れなくは無いが、
その前にも水産加工の工場に居たし、
時間的にどーよ❓
不粋ですかねー🤣
総じて良かったですよ。
トッキュウ4号、立派に成りました👏
他役者陣で良かったのは、
SixTONES森本かな。
なんか雰囲気が好き。
友だちになれそう😁
山田孝之は難役ながら、
ほぼ一貫して表情変わらずで、
それでもウチに秘めた心情を表現していた❗️
もうベテランですな、名人芸👏
追加で、
CBCテレビが全面協力なのが嬉しかった😊
『善人は善人、悪人は悪人』という映画
言葉が
会話ではなく、
ひとつひとつ
どこか台詞っぽい
シーンが多い
そんなに必要かな?ってところでも
間が多くて
なんとなくテンポが悪い気がする
そして間をとって、
ただ今風のことを言うだけ
今の公的な言葉(正しさ)をなぞるだけで
ちょっと眠くなってくる
別に挑戦的・挑発的な思想を
中心に据える必要もないとは思うけど、
誰一人欠片もないというのもどうかと
まったく新しい視点はないと思う
『善人は善人、悪人は悪人』という映画というか、
根本的に登場人物が薄っぺらい気がする
普通に人間の世界って
もっとゴチャゴチャグニャグニャして、
別にリアルにすればいいってものでもないけれど、
ただそこに葛藤もあると思うのだけれども
あと殺人現場で
「凶器を手に取る」って
かなりありえない
(一番やらないこと
じゃないのかな?と思う)
ましてや
「人に刺さってる凶器を
手に取る」というのは
よりありえないと思う
あんなところに
出くわしたら
脚が震えるし
緊張で体は硬直すると思うし、
「屈む」とかの意識的動作は、
自然な動きの範囲ではないと思う
目的のある動きと思う
かりに「鎌を手にとる」なら
それなりの理由を考えないと
いけないと思う
(これが象徴のシーンで全体的にどこか粗い気がする。
もちろん映画なので、わかりやすさや勢いを優先して
「あるていど割り切ってもいい」と思うけれど
「なんでもあり」なわけではないと思う。
「展開の都合10で行動の理由が0」みたいなのは違うと思う)
たとえば主人公が
若干の「知的弱者」とかなら、
大きな音に興味を持って寄っていったり、
不注意に鎌を触るとか、
また捕まった後の抗弁もうまくないとかも
それなり理由がつくと思う
(ただ逆にそういう設定なら情状酌量の余地も
出てくるのかもしれないけれど、
事件の凄惨さを理由に死刑判決になるとかの
冤罪の方がまだそれっぽいかなと思う)
ただこうすると、
「法律に詳しい」とか、
「知的な文章力」とかと齟齬が生まれたりするから、
根本的に話を変えなきゃならなくなるけれども…
監督が「ずっとこれを映画したい」と思ってたとか
熱量の高い触れ込みだったので
期待して観たのだけれども…
せめていろいろ粗いけどおもしろいならいいんだけれど、
個人的には単純にあんまりおもしろくなかったかな
ひょっとしたら
技術的な理由も
いろいろあるのかもしれない
スパイスもわからないし
料理もくわしくないけれど、
ただ食ってみて
あんまりおいしくないなってかんじだった
感動の正体
出演者舞台挨拶付き完成披露試写会行って参りました✨
藤井監督率いるバベルレーベルが
4年の歳月を経ての新作というこで楽しみだった作品。
彼の「正体」とは...
「正体」その意味に触れた時、心が震えた
ひとりの少年が
出くわしてしまった事件が織りなす
逃亡サスペンス
鏑木と関わった者達の「アンサー」は?
果たして結末はいか・・・に!
想像を超えた向こう側からの終局
胸に熱いもの感じずにはいられない
あなたは、何を信じますか?
誰を、信じますか?
とても、愛おしくなる
そして信じたくなる、この世界を・・・
心に深く刻まれる、そんな作品です⟡.*
この冬、最大の~極上逃亡サスペンス‼️
「正体」その本当の意味とは。。。
衝撃のラストに 涙し、
あなたの心も震えることでしょう。
全体としては
いつものバベルとは違う印象を受けるシーンから始まり
入り込みやすい冒頭部分となっていました。
なんと言っても脚本家の小寺氏による
彼の理が光るパズルの組合わせのような脚本で
2時間があっという間に感じました。
3年前に原作を読了済みですが
原作では印象のない山田孝之さん演じる刑事が活きていて
個人的にはもう少し刑事としての
この事件に対する苦悩を描いて欲しかったと感じた一方
吉岡里帆さんのパートでは
心情的にエモイ原作とは違うモノとなっており
逆にソレがこの作品に合う印象を受けました。
想定外だったのが森本慎太郎君演じるジャンプとの友情部分が
彼の演技によるものかグッとくるシーンになっており
特にアンサー部分はもう少し注視する造りであれば
終幕にむけて余韻が残ったかと思います。
逃走する中、様々なその場所で
関わる人を通して「少年」から「青年」へと変わってゆく鏑木
そして流星くんの、
変化も然る事乍ら
なりきる力を以ての鏑木の心情。。。
彼の「正体」を目の当たりにし、色々な感情が交錯ました。
最後のシーンは
きっと観る人によって受ける印象が違うと思います。
本作タイトルでもある「正体」
そして、おそらくもう一つのテーマでもある「冤罪」
色々考えさせられる作品です。
公開したら幾度と観て、この作品の本質に深く触れてみたい
余韻が後を引く藤井道人×横浜流星タッグの秀作です。
まさかの大泣き
臨場感が凄かった。ジャンプとのトイレ前のシーンはホラー映画か?ってくらい怖かったし、那須君の時は等身大の…なんならもっと幼いくらいの純粋さで。善悪が入れ替わり目に見えていた世界が作られたもので…。又貫は上司の大義の闇を目の当たりにしていたからこそ「信じたかった」鏑木が眩しく見えて、正しい道に帰れたのかもしれないと思いました。
また映画館に観に行きたいです。
生きる権利を求める逃走劇
公開前から報知映画賞を獲り話題をさらった「正体」
年末近くに公開される映画は来年の賞レースに持ち越されて、翌年の賞レースの頃には記憶が薄れてしまう。
来年の大河の主役がまたしても受賞となれば自動的に大河も話題に上る。
わかるよ。
社会派の名作だったし凄く熱演してたから彼にあげたくなる気持ち。
NHKや事務所への忖度じゃないって思いたいけど、ちょっとひっかかる部分ではあるよ。
しかしのっけから気持を掴まれて、私も最後は号泣しましたし。
彼のあの清らかな美しい表情はどこからやってくるんでしょうね。
最初は逃亡者として怪しげな雰囲気を醸し出していたのに、物語が進むにつれて清い心を持った彼の本当の姿が現れて、美しい青年に変貌していく様は本当に見事でした。
あんなにも清らかで捨てられた子犬のような悲しげなイケメンが冤罪で追われていたら匿っちゃうよね。
警察では真実よりも、1人の命よりも、警察のメンツを守る事を優先していたんだな、と感じる事件が多くて憂鬱になる社会。
でもこうして映画やドラマで扱われる事が多くなって来たと言う事は、少しでも変化している証なんだと思いたい。
最近も袴田さん事件が記憶に新しいけど、表に出たのは氷山の一角で、冤罪で人生を狂わされた人が沢山いるんじゃないかと思うとやりきれません。
映画では冤罪の苦しみの部分はあっさりで深掘りしてないけど、これはこれであり。
まだまだ発展途上の日本の社会がより良い進化を遂げる1つのきっかけになるといいですね。
警察が信用出来ない社会。
政治家が信用出来ない社会。
司法が信用出来ない社会。
報道が信用出来ない社会。
権力者がすべてを意のままにする独裁国家。
日本はそんな国じゃないよね。
司法は信頼を取り戻せるか?
原作未読。横浜流星、山田孝之、吉岡里帆の演技が良い。特に流星の感情をあまり出さない表情。内面に強さを持ったジャーナリストの吉岡里帆。警察という階級社会の中で生きている山田孝之。三人がそれぞれの立場の役を見事に演じていたとおもう。ツッコミどころは、多々あるが、それはそれとしましょう。現実の司法の世界においてもこの映画のラストのようなことがあって欲しい。(←無いのが一番だか...)
この映画を鑑賞して個人的に思ったこと↓
映画では、検察は描かれていないが、村木事件、袴田事件、大川原化工機事件など冤罪が発生している。冤罪がないのが一番だが、もし過ちを起こした場合は、きちんと総括して、反省すべき点は反省し、謝罪する。そして過ちを繰りかえさないような組織づくりをしていく。このことは、司法組織のみならず、会社組織、我々の社会に於いても言えることだと思う。特に司法関係者は、信頼を取り戻すことに務めて頂きたい。
原作読みました。
好きな作品だったので楽しみにしていました。
前半、エピソードが薄くイマイチ人物像が掴めず入り込めませんでした。ただ小説を読んだうえで、主人公の心模様は、上手いこと見せるなと思いました。
終盤で大きく内容が変更され「きれいな世界を描きたいのかな、染井為人先生は納得してるのかな」という感想が強く残りました。
2時間で納めるにはしょうがないと思いますが、残念でした。
タイトルが違って「原案は正体でした。」なら感想は変わっていたと思います。
素晴らしい!!
横浜流星の演技が素晴らしい!
こんな素敵な俳優さんだったとは!
からだを鍛えているだけあって、山田孝之との取っ組み合いは、本気度300%で背筋がぞわっとするほどの迫真の演技でした
原日出子に「お願いです、思い出してください」と懇願する際の表情が忘れられません…リアル感がすごい…
涙で濡れたまつげが美しくて優しくて悲しくて、見ていてたまらなかったです
彼は映画俳優さんのようなオーラがありますね
今さらですが、これからの横場流星に彼に大注目です!!
森本慎太郎も良かったですね
彼が鏑木(横浜流星)に出会ったことで、自身の人生に光を見いだした様子がありました
荒れた自室を整理整頓し、資格の勉強をし、服装や頭髪などの身だしなみも落ち着き、前向きに歩みだしました
彼の場合、前途多難でしょうけど、彼ならきっと…と思いました
山田孝之はさすがの貫禄がありますね
ずーっと気難しい表情で、気迫のある演技でした
山田孝之が演じる又貫が「どうして逃げた?」と鏑木に問うシーンが印象的でした
鏑木の答えをここでも気難しい表情で絶対に気を抜かず、一言も漏らさず聞いていただろう又貫が、心を揺さぶられたような一瞬がありました
刑事というより「人間」としてというのでしょうか…
そう感じたのは私の心の投影だったのかもしれません
この作品にはさまざまな役者さんが出ていましたが、それぞれに「正体」があり、興味深かったです
本当の自分を取り戻せてホッとしました
正体との正対
とりたてて珍しい話ではないが、演者の力で幹のしっかりした作品になっていた。
又貫の言う「証拠」がなかなか提示されない時点で、これをひっくり返す話でないことはすぐ分かる。
焦点はそこではなく周囲の人間の揺らぎであり、主役は横浜流星だが主軸は脇の方にある。
特に良かったのは吉岡里帆で、大仰な“善人”ではなく単なる“いい人”がよく似合う。
森本慎太郎は後半の芝居が素晴らしかっただけに、通報までが駆け足すぎて繋がりの悪さが勿体ない。
山田杏奈の恋する乙女は可愛かったが、無断でSNSに上げたことに触れないのは…
この2人は演技に不満はなく、脚本上でモヤモヤ。
表情を変えず最も大きな揺らぎを表現した山田孝之は勿論、横浜流星も既に信頼すら感じる。
ちなみに吉岡里帆と山田杏奈は、外見の“画風”が違いすぎて同時に映ると違和感がある。笑
このテの作品でありがちだが、身分を隠したまま職を転々とできたことに対する説明は無い。
しかも本作の鏑木は18歳で逮捕されており、就労の経験も知識もなかったのだ。
どの職場でも有能であったのも含めてここはご都合主義。
安藤との同居も性急だが、役者で誤魔化される(設定上おねショタだが、同年代にしか見えない)。
逃亡の目的を煽る宣伝には疑問を感じ、各所に理由はあったものの結局は無罪の証明というのは肩透かし。
「世界を信じたかった」と綺麗な言葉は使われてるが…
ただ、予告にあった「人を好きになった」が恋愛的な意味か“人間を”という意味かが曖昧なのは好み。
逆に撃たれて死んだように見せる演出は不要。
警察のみならず、正義を振りかざす際には木野花園長が又貫にかけた言葉を忘れてはいけないと思う。
正しい体
原作未読にて鑑賞。
一家惨殺事件の犯人(鏑木)が脱獄した。刑事は鏑木と接触した人物に接近するが、どの人物も鏑木は殺人をするようなひとではないと口を揃える。そこで、鏑木の模倣犯が逮捕され、その後鏑木も身柄を押さえられるが…。
いきなりネタバレとなるが、本作は「それでもボクはやっていない」のアンチテーゼとなっている。痴漢冤罪で逮捕起訴され、有罪となった父を持つ娘に助けられる蕪木。最後の裁判の判決のシーンは象徴的である。
本作で最も注目するべき点は、刑事(又貫)である。公務員として、淡々と仕事をこなす又貫であるが、又貫の立場は、ことなかれ主義の無責任上司、報道陣や市民に叩かれる非常に厳しいものである。その彼が、鏑木との最後の面会シーンで「正しいことを信じたかった」という鏑木の言葉で突き動かされた。鏑木自身の行いから周囲の人間が力となり、又貫の心を変えた瞬間だった。
「正体(しょうたい)」は、鏑木の身元がわからない、脱獄して転々と生活している様を正体が不明であると表現していると思うが、もうひとつの重要な意味を含んでいるだろう。それは、まさに鏑木と又貫の最後の面会のシーンで明らかになる。
久しぶりに結末に感動して涙が出てしまった。小細工がない王道ストーリーで、無駄な部分はなく、最初から最後まで面白い。久しぶりにサスペンス系の邦画で傑作に出会えた。
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