正体のレビュー・感想・評価
全727件中、21~40件目を表示
出演者皆の熱演はとても良かったが…
良い評判をよく聞いていたし、第48回日本アカデミー賞主要部門受賞ということで鑑賞。
出演者皆の熱演はとても心に響いたが、内容としては何気に想定内過ぎて肩透かし感強め。もう少し複雑に仕込んでいると期待していただけに、物足りなさが否めない。
何かキーポイントを観逃してしまったか。緊張感ある雰囲気は悪くなかったので、機会があればもう一度観てみよう。
すべての職業をバカにしたような映画
えん罪で死刑判決を受けた少年が逃亡しながら真実を探すという映画。
まず、護送中にあっさり脱走に成功させてしまい、なかなか捕まえられない警察。間抜けすぎて笑える。警察はそんなに無能じゃない。
最初に少年が潜んだのは土木作業かなんかの現場。お決まりのパワハラだらけ、行き場のない人ばかりが集まっているという描写、労災の存在を知らない作業員、労災隠しを当たり前にする現場責任者・・・土木建設業をバカにしているのでは。
次に少年はライターになり、編集者から専属契約を打診されるほどに信頼を受けている。ライターの仕事をバカにしているよね。何年もその仕事やっていたのか?と思ったらたぶん数カ月。そんなに簡単じゃないでしょ。編集者だってあんなに怪しい素性の分からないやつをそんなに信頼しない。
吉岡里帆分する編集者は少年を家に泊めて、指名手配中であることに気づくが、警察が踏み込んできた時に逮捕の邪魔をする。そんな馬鹿なことする?浅はかすぎる。で、犯人を隠ぺいし公務を妨害しているのにおとがめなしの様子。何それ?どこの国?
次に少年は介護職に就く。で、若い女性スタッフから「先輩♥」とか言われて信頼されるくらい仕事ができる様子。「あれ?何年も経った後の描写かな」と思ったらそんなことなく数カ月。数カ月でそれだけ仕事ができるようになっており他のスタッフや利用者の信頼も集めているとか。介護職をバカにしているよね。
そんな女子に誘われデートなんかに行っちゃって、あっさり動画に撮られてしまう逃亡犯。そんな不用心なことする???
ネトフリで鑑賞でよかった。映画館でお金を払って見ていたらものすごく後悔するところだった。
きっと何十年後かに「横浜流星が単なるイケメン枠から脱したのはあれだったよね」と評されることになる作品
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに心震える、感動のサスペンス(公式サイトより)。
小説を映像化したため、気になってしまう粗はあるが(そんなに簡単に逃げられるだろうか、とか、殺人事件の捜査がそんなに杜撰だろうか、とか)、俳優陣の好演でチャラにしている。特に横浜流星は本作で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したが、きっと何十年後かに「横浜流星が単なるイケメン枠から脱したのはあれだったよね」と評されることになりそうなくらい、迫真の演技だった。
ひたすら警察から逃れているように見せながら、実はある目的のために動いていることがクライマックスに近づくにつれ分かっていく構成はさすがだし、脇を固める俳優陣の多くがアカデミー賞に名を連ねるくらい好演を見せた。特に山田杏奈は、東京で夢破れ、田舎に帰って来たモラトリアムで恋に恋する10代を見事に演じきっていた。かつて、岸部一徳が一手に引き受けていためちゃくちゃ嫌な官僚を演じた松重豊も良かった。
強いて言えば、鏑木の人間性を描くことがメインなのだろうが、逃亡という非日常性をもう少し緊迫感が漂う演出したほうがサスペンス感やエンターテインメント性が高まったように感じたのと、人間の存在は本名や肩書などではなく、他者から信じられることで確立する(≒正体)ということは、なんかもうちょっと他の表現や脚本があったように思う。
亀梨、市原のドラマバージョンの方がいい
と、思う。やはり時間が長い方がはしょらずに細かいセッティングが可能だからか。
いや、やはり最初に見た印象の方が勝つのか。
映画版はキャストが豪華だ。
正体
ベンゾーの横浜流星の演技力に驚嘆 横浜流星の演技力に驚きました。イ...
演技力の高い俳優陣
逃走する中でいろんな人と出会い、そして別れ、目的のために突き進んで行く鏑木。信じてもらえて心を揺さぶられる場面もあれば、凶悪犯の猟奇的な雰囲気も感じられ、横浜流星の演技力の高さに見事に圧倒された。
結末はなんとなく想像はできたが、カット割や俳優陣の演技が非常に素晴らしい作品でした。
錚々たる面々
事前情報なし。
俳優陣が揃いも揃って豪華でした。
横浜流星の鼻が高い(物理的に)。顔がいい。
ネタバレ↓↓↓
山田孝之しっっぶ…。
石原軍団みたいな渋いおじさんになっていくのかな…。
違うなと分かっていながら冤罪にしやがって…!と怒りが湧いてきたけど、
終盤は上に逆らい冤罪の可能性としっかり言って悪者で終わらずよかった。山田孝之好きだから。
あんなガバガバ捜査で犯人、しかも極刑を言い渡されるなんて胸糞。
序盤の緊迫感から、終盤横浜流星への同情に変わる。
警察への苛立ち、だれも自分のことを信じてくれない恐怖はあるけど、
ラストはハッピーエンドで胸糞じゃない映画でした。
正義を信じる、という良い話系でした。
25.3.15 ネトフリ
心に何か残る
傑作!米国アカデミー賞のアカデミー外国語映画賞に日本から出品してほしい
日本アカデミー賞にノミネートされているので、賞の結果が出る前に急ぎ鑑賞しました。
傑作!
シナリオも役者陣も、すべてが素晴らしい。
最初から最後まで、ずっとスクリーンから目が離せませんでした。
逃亡犯の鏑木君を演じた横浜流星さん、最高の演技をされてました。
唇に逃亡生活の疲れと、悔しさをかみしめて生きるしかない逃亡犯の極限状態が出ていて、
それだけでなく、胸がパンパンになってしまいました。
刑事・又貫を演じた山田孝之さん、終始重くて、すばらしかったです。雑誌記者・沙耶香を演じた吉岡里穂さんもはまり役だったと思います。
家でネットフリックスで見てたんですけど、画質がわるくて「昭和か?!」と言いながら、何度もリロードして、それで最初の部分集中力がそがれてしまったので、これ画質、あえて昭和みたいな画質の粗さにしてただのでしょうか? 結局、画質が治らなかったので。
でも、内容は最高!
このまま米国アカデミー賞国際長編映画賞に日本からノミネートで出した方がいいと思います。出してほしい。日本映画、この作品で世界に勝負してほしい。出してください、お願いします! この作品、世界中の人に知ってほしいです!
一緒にみたうちの者が途中から泣いていて、鼻をグスグスして大変でした。
すごかった!!
逃亡犯というと、オウムの特別手配犯や英国人女性を殺害して逃亡していた若い殺人犯などは、よくテレビ局や雑誌で追跡記事が出ていて、懸賞金がついたり、というのを実際に見ながら生きてきましたけれども、この作品はリアリティがあって、ゾワゾワしました。
WOWOW版を先に見てたから
今 大河べらぼうで 横浜流星は超高評価爆進中なので、
そしてアカデミー賞も今日だし。
(受賞してましたね。横浜流星さんおめでとう)
見てみるかと思い視聴。
もともと 横浜流星みたいなタイプが なんだかホストみたいで苦手だったんだけど、 今の大河が凄く合ってて素晴らしいので なるほど そういう感じの人なのか と勝手に見直したりしてる中です。
かなり ストイックな人なんだなあと思う。
これだけ見たのなら すごく良かった
ってなるんだろうけど
Netflixで見たWOWOW版が かなりいいんですよ。
亀梨 良かったんだよなあ。
原作は 映画の方が近いのだろうか。
そこもよくわからない。
山田孝之や前田公輝とか こんな使い方なの?
とか。
結末への時間的距離が 連ドラより適度だし。
こういうのって 実はWOWOWが先にやってたんだけどどういう訳か それをアマプラやネトフリに流しますになってるのよね。
2時間前後で映画でまとめるか
連ドラでワンクールで10時間前後にするか
ネット配信で6〜話程度でやるか。
そういう選択肢が出て来て、お金の掛け方とかさまざまな垣根もなく万人の見る地上波というハードルもないネット配信の方に徐々にシフトしてる現在の状況
やっぱり サブスクってお金払ってはいるけど、いい分量でやるよなあやめられないなあと思うのだった。
見知らぬ誰かの言葉よりも
Netflixで鑑賞。
原作は未読。
他者を信じる。容易そうでなかなかに難しい。今の世では特に。真実なんてどうでもいいと云うセリフにゾッとした。
だからこそ余計に、鏑木と彼が出会った人々の交流に希望を見出したくなる。彼の真摯さが他者の心を動かしたからだ。
見知らぬ誰かの言葉を信じるよりも、しっかりと自分の目と耳と心で、目の前の人や物事を見るようにしたいと思った。
はじめは、ちょっと。。。。
人にはいくつもの顔がある。
全727件中、21~40件目を表示