正体のレビュー・感想・評価
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横浜流星さん、ホントに素晴らしい役者さんです。ストリー展開もテンポ...
横浜流星さん、ホントに素晴らしい役者さんです。ストリー展開もテンポ良く、あっという間の2時間でした。森本さん、吉岡さん、山田杏奈さん、山田孝之さんそれぞれとの掛け合い良かったですね。藤井道人作品意識して、見ていこうと思います。おまけコメントですが、グラスハートに出ている宮﨑優さんも、チョイ役で参加。この女優さん、死刑にいたる病から、ウォッチしています。成長感じます。
ありがとう、横浜流星
正体というタイトルがあまり意味をなさない映画
殺人事件の犯人の逃亡劇。でも真実は冤罪。自らの無罪を勝ち取るために彼は逃げ続ける。
なんか最後にどんでん返しとかあるかと思いきやそういうドラマ性ではないんですね。
「怒り」という映画みたいな作品かと思ったけど、かなりストレートな話なんですね。ちょっと肩透かし。
原作小説は未読ですが、概要を読む限りかなり凝った構成になっていたと思いますがそのあたりはわかりやすさ優先か、何の捻りもない時系列になってますね。
正体というタイトルが無意味になってる気もします。彼の正体がわかってくる、みたいな構成にしてればまだ良かったですが、単に逃亡しているだけの話になってます。
1つ1つは丁寧に作っていながら構成があまり良くなかった気がします。
あと気になったのは工事現場にいた時の髪型とかがあまりに不自然すぎます。
吉岡里帆かわいい
「ネットワーク社会における“信用”の危うさ ― 映画『正体』レビュー」
映画『正体』は、人間の多面性と社会に潜む「信じたい欲望」を鋭くえぐるサスペンスであり、経営者という立場から見ると、“信用”と“疑念”のネットワーク構造にこそ、この作品の本質があると感じた。
物語は、一人の男が無差別殺人事件の容疑者として逮捕され、逃亡するところから始まる。彼は整形と偽名を駆使し、さまざまな人々のもとに身を寄せながら、真犯人を追っていく。だが、どこに行っても「過去」が追いかけてくる。それは罪の意識だけでなく、人の噂、メディア、そして“善意”という名の暴力によって構築されたネットワークによるものだ。
経営者の視点で見れば、企業もまた「信用」のネットワークで成り立っている。人材、取引先、顧客――すべての信頼関係が崩れれば、会社は簡単に崩壊する。この作品では、人間関係という見えない“社会のインフラ”が、いかに脆く、また再構築が困難かを痛感させられた。
また、「逃げる主人公」の視点は、変化の激しい現代において、企業や個人が不安定な立場に置かれたとき、どう立ち回るかを問うているようにも見えた。SNSやメディアといった現代の“ネットワーク”は、一瞬で人を英雄にも犯罪者にも変える。そのスピード感は、営業やマーケティングにも通ずる緊張感がある。
『正体』は、サスペンスとしての完成度はもちろん、経営や人間関係における“ネットワーク”の本質を問う、鋭い問題提起でもある。単なるエンタメにとどまらず、現代社会を生き抜くための教訓すら内包した一本だ。
タイトルなし(ネタバレ)
横浜流星がどの姿に変装しても全部かっこよかった。
ストーリーに関しては、現実で自分が主人公の立場におかれたら、たまったもんじゃないと思った。
主人公や主人公のまわりの人間が正義を信じて諦めない姿は心打たれる。
今更ながら
現代の日本の不条理を具現化した映画。それぞれの立場や職業での自己の確立を積み上げた先に誰かの犠牲や悲しみがあると言う事が改めて認識させられる。上映当時、知人が観た感想では「怖い」と言っていたがその知人が思った怖さとは…?結局その答えは聞いてないが社会と言う中での怖さでは
観る人の観点だと思う。出てくる登場人物の数だけの立場や視点が違うので
自分がどの立ち位置にいるかに寄って解釈が違う。主人公の観点で見るか、それを支える人間の観点で見るか、相対する人間の観点で見るか…時にはニュースで見て一つの話題として捉えて
通常の生活を行っている一般人として観るかは人それぞれ。
世の中には表に出ない不条理がたくさんあり、その裏には他人が感じる不条理を自分の立場によって正しい事と思う人間もいる。もしくは正しいと思わなくとも遂行する人間もいる。題材が強烈なんで映画として出せたが
大なり小なり、人それぞれの人生に似たような事はあると思うので観て良かったと思う。
キャストが良いのかキャストの演じる人物が良いのかわからないくらい、すんなり観れた。この映画に関わった全ての人達に感謝します。
映画館でみればよかったー!
前日に、横浜流星さんと吉沢亮さん主演の国宝を映画館で観賞した後、アカデミー最優秀主演男優賞をとったこの作品をまだ観てなかったやないか〜!!と慌てて鑑賞。
映画館で観たばっかりに、家のサブスクでこの作品を見た自分に、ほんま残念やったねと思うしかなかった。
絶対この映画も、劇場で観たらもっと感動したやろうし、もっと集中できたんやろなと。
死刑判決を受けていた鏑木慶一(横浜流星)は、自分の冤罪を晴らすために逃亡する。
逃亡劇を続け、ラストシーンでは、彼の冤罪が認められ、とても良い終わり方なんだけど、逃亡する中で、ただひたすら鏑木慶一という人間が、純粋に真実を伝えたいという心が、直接事件の真相を話さなくても、関わる人たちの心を彼の普段の行いだけで動かしたのだなぁと思うと、とんでもなくええ人がめちゃくちゃ酷い目に遭わされたと同情しか湧いてこない。
そこへ来て、警視庁のお偉い三役の松重豊さんの血も涙もない、ぼんくら警察ぷりが良い対比となって、組織の力に押されてモヤッとし続けていた山田孝之さんのキャラや演技がさらに良いものに映っていく。
やはりこれはヒューマンドラマな映画ですね。映画館で観たかったよー!
オムニバスヒューマンサスペンス
脱獄してからの逃亡劇が、職や居場所を転々としながらオムニバス形式のように進んでいくが、最後はそこで関わった人たちが集結して、それらが一つにまとまる感じ。
脱獄中の主人公(容疑者鏑木敬一)の行動や言動で、次第に人間性が見えてくるので、冤罪なのか、実行犯なのか、考えながら鑑賞すると面白い。
自分が今平和に当たり前のように過ごせている何気ない日常がとても幸せであることを実感するし、すごく前向きになれて、人間の温かさというか、人の素晴らしさを感じられて、「明日からまた頑張ろう」という前向きで温かい気持ちになれる。ドラマ版は観てなくてもストーリーの理解には問題ないです。
ただ、水産加工工場で働いていた期間があまり描かれておらず、その時期の時系列だけがよくわからないのでそこだけモヤモヤする。
悪くないけど
期待した程では・・・って感じかなぁ。
最優秀監督賞か・・・・・うーん。
原作がかなり長いらしいので、どれ位削ったりしたんだろうと思って、見終わってからググったらラスト変えてるのね。原作者的に納得してるんかな?
まぁ、この方が後味は良いけども。
信じるものを失っても、信念は手放さない
がっかりした
気持ちの良い映画
ストーリーはとにかく真っすぐできれいだった。
あえてバッド展開にして“名作感”を出そうとすることもなく、人、世界を「信じる」ということが描かれていて気持ち良かった。
また、「人権」とか何気なく出てきた言葉も、ラストにかかっていて細かいところまで丁寧に描かていた。
何でもかんでも、社会問題とかに結び付けて考察したい性格だが、ダークな雰囲気がありながらもカラッとしていて、良い意味で深く考えずに見れた。(冤罪は怖いし、安く使い倒されている人が多いのは問題視すべきだけど)
なにより、横浜流星の器用ぶりも素晴らしい。
複数の役を演じており、別キャラのように見せつつも鏑木という人間性は残している。
この絶妙なバランス感覚は素敵。
感想メモ
横浜流星いいね
この世界を信じたかった、正しいことを正しいと主張して、信じてくれる人がいる世の中
桜井さん、那須さん、ベンゾー、全て鏑木自身であり、見た目や経歴は偽っていたかもしれないが、その誠実さや優しさ、本来の人柄の良さは変わらない
人が人を裁くから間違いが起こる、でもその間違いを正すことはできる
本当にイカれてる奴もいるから警察も容疑者に対する扱いは厳しくなるのだろうが、冤罪で失った時間は決して取り戻すことはできないし、自分の事を誰も信用してくれない、という精神的ストレスは計り知れない
誤認逮捕に対して世間が厳し過ぎるのも問題かな
未来を生きる権利がある、どうか彼の未来が明るいものでありますように
お父さんは結局控訴したのかな
この映画を観て、横浜流星さんのファンになりました!
諦めない先にある未来
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