「横浜流星の正体」正体 voiceさんの映画レビュー(感想・評価)
横浜流星の正体
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横浜流星の演技は終始素晴らしかった。
逃亡犯鏑木慶一を生きていた。
涙がボロボロ出るかと思ったがそうではなかった。
彼と一緒に人生を歩み、かすかな光に同じように藁にもつかむ思いで祈り、そして最後には一筋の希望を一緒に感じられた。
ただ、18才の高校生の人生を奪う根拠があまりにも弱すぎた。
ありがちな設定だが、さすがにそんなに短絡的じゃないだろうと思ってしまった。
原作を知らないので、映画の時間枠に収めるために仕方がなかったのかもしれないが、もう少し演出がほしかった。悪者になりがちな警察上層部だけど、さすがに根拠が弱すぎて憎みきれず。
「正体」というタイトルに期待しすぎたのか、
「正体という映画を見た」というより
「横浜流星の正体を見た」というのが相応しい映画。
藤井監督が横浜流星に惚れ込んでつくった作品というかんじに思えた。
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