「客観的な正しさと主観的な正しさ」正体 hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
客観的な正しさと主観的な正しさ
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横浜流星の演技が素晴らしいのはもちろん、彼と関わる人たちの行動も、それぞれの立場がうまく反映されていた。また、関わった人たちは、最初は客観的な正しさで鏑木を見ていたけど、彼と関わることで彼の主観的な正しさを信じた。展開は彼の思っていた通りではなかったけど、彼を信じる人の存在は、まさに彼が信じたかった世界の形なんだろう。
ただ、酒井さんは恋していたとはいえ、安藤さんたちと活動する動機まであったのは少し不思議。他の2人と違って普通の境遇だけど、それだけ当事者になるということの影響は強いんだろうな。
あと鏑木にフォーカスするのはわかるけど、ストーリーが進むにつれて、亡くなった家族が忘れられている感覚になった。鏑木は亡くなった人のことはどう思ってたんだろう。考える余裕はなかったのかもしれないけど。遺族の記憶が戻った後の第一声が謝罪なのも都合よすぎる感じが。
でも面白い作品だったし、映画館で1人で泣いてました。横浜流星はかっこよすぎ。逃げるたびにかっこよくなる能力でもあるの?
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