劇場公開日 2024年11月29日

「見応えのある社会派サスペンスドラマでした」正体 ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5見応えのある社会派サスペンスドラマでした

2024年12月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

冤罪を主張して脱獄する主人公の逃走劇。物語のテンポも良く、各キャストの演技とキャラクター性がしっくりするので、中弛みすることなく終盤まで一気に鑑賞できる面白い作品でした。

反面、エンターテインメントに寄っている分、予定調和感があるためか「いやー面白かった!」の後に、本作を通して提起されているであろう「冤罪被害」の社会問題が、今ひとつ棘として心に残らず、若干の物足りなさも感じてしまった。

とはいえ、棘として刺さったら刺さったで、後味悪い作品になってしまいそうなので痛し痒しかな。

最終場面の、裁判官が判決を言い渡す「主文…」のシーンの、傍聴者の表情から伝わってくる演出は、良いね!

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ヘマ