「どこまで人を信じられるか」正体 Kazuさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまで人を信じられるか
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原作未読。男ですが横浜流星好きなので迷わず映画館へ。
とりあえず面白かった。今年NO1候補です。
言いたいことはたくさんあります。
・さすがにこの程度の証拠で起訴、18歳に死刑判決は無理でしょう。
・さすがにこれだけの逃走は無理でしょう。
・さすがにここまで気がつかれずに日常に溶け込むのは無理でしょう。
もう少しコトを矮小化して自分に置き換えてみると、圧倒的絶望感の中で、
人を信じることができるのか。信じられるとして、どこまで信じられるのか。
脱走中に出会った人とのやり取りを通じて、人を信じたい、そういう人たちと
生きていきたいと思う。その実現に向けて努力する。
絶望を感じる状況は人生1度くらいはあってもおかしくない。その中で、
自分がどういう人と出会ってどう生きるのか、それが自分にできるのか。
そんな思いを感じた結末でした。
蛇足ではありますが、本来尊敬されるべき警察と司法が杜撰な組織に描かれる。
そして「あり得そうだな」と思われてしまう今の状況はよくない。
警察と司法関係者は、何が間違っているのかよく考えたほうがいいと思う。
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