「エンドロールになってからもずっと泣いてた」正体 たいやきさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールになってからもずっと泣いてた
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※一部原作の内容に触れている所があります。
映画を観る前に予告を観ただけで泣いてる原作大好きな自分にとっては良い所と残念な所どちらもありました。
良い所
やっぱりこの映画の魅力はキャストの演技だと思います。
特に横浜流星さんの迫真の演技には度肝抜かれます
沙耶香の部屋から落ちる時の表情が本当に凄くて感動しました。
横浜流星さんだけでなく他のキャストの方々の演技も原作に合っていてとても良かったです。
原作はかなり量があるのでこれを2時間にまとめるって出来るのかと思っていましたが原作の設定を上手く変えながらまとまっていたのは凄いと思いました。
終盤での警察が入ってくるシーンは原作より緊張感があるように感じ手に汗握る展開で画面から目が離せませんでた。
ヨルシカの太陽もとても良い曲でした。
残念だった所
自分は正体という作品の魅力の1つはそれぞれのキャラクターの背景だと思っています。
そこがほとんどなかったのは映画にする上で仕方のないことだとは思うけどさらっとでいいから入れて欲しかったです。
原作と違くて驚いたのは淳二の設定。
沙耶香と親子関係にして同時に話を進めるというのは「なるほど」と思いました。
でも自分は原作で描かれている淳二の旅館での話が好きでその話のクライマックスにはとても感動したのでこのキャストでそのシーンがなかったのは残念でした。
あとは最後の施設に鏑木がいることが分かり、警察が入り込む時の理由は原作の方が好きでした。
ただラストは涙なしでは観ていられません。
本当に救われて良かった。心からそう思いました。
小説、映画どちらも本当に素晴らしい作品でした。
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