「鏑木の正体は」正体 セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
鏑木の正体は
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原作は未読で、ドラマは見た。映画では警察の視点があり、冤罪が作られる場面を描く。それは原作の通りか。ただ、そのために鏑木と関わる三人の話が薄まる。そこをもう少し描くと、鏑木と知りながら通報しなかった三人の思いと鏑木の人物像が深まった。また、鏑木の幼少期からの育ちが分かると良い。高校生になって人を好きになったことが無いか? それを除いても横浜流星や山田孝之の演技は良い。山中崇と松重豊は、いい人役の印象があるので違う役で出てほしかった。
原作とは結末が違うようだが、冤罪というテーマを印象付けるために、読み物と映像で違いがあって良い。なぜ逃走したのかと聞かれ、人を信じたかったというが、救急車の中ではかなり暴れる。やりすぎだよ鏑木君。
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