入国審査のレビュー・感想・評価
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アメリカ入国審査の実話ですね
観てるのに、まるで取り調べを受けている気分
許容範囲内の彼らの「仕事」
想像を超える怖さは感じなかった。それより空港に向かうタクシーの中で「あれ、パスポート?」とかいうディエゴに既に私はむかついた。ディエゴは、入国持ち込み記入カードなくすし、ダメだ!って言われているのに審査室で携帯で電話かけるし。エレナの方がずっとしっかりしている。
「最初が肝腎」的質問の嵐は、気分悪いし心臓にも悪い。でもグリーンカードでアメリカ合衆国永住権を取得できるという制度を運営している国が、入国の水際でも厳しく審査と確認その他、嫌がらせと思われる程するのは彼らの仕事の範疇だと思う。身体的暴力は行使していない。彼らの質問もドラッグ、過去の入国やビザ取得関連の動き、北米移住の必然性、十分な収入と計画性があるのかの範囲だ。
質問責めではあるが言葉で済んでいる。怒号も机バンバンも暴言もない。エレナがコンテンポラリー・ダンサーということで、男性の審問官から「踊れ」と言われた箇所は、エレナにはとても悪いと思ったけれど笑ってしまった。なぜかと言うと、ハサミが仕事道具の紙切りの芸人さんが、そのハサミ(預けて返して貰う時、だったかなあ)でどんな芸をするのかやれ、と海外の空港で言われたという、本当かどうかわからないが、そんな話を寄席で聞いたことを思い出したからだ。仕事の流れで「お題をどうぞ」とか言ったのかなあ?それとも太神楽の芸人さんだったかなあ。彼らは鞠とか傘とか日本刀とか棒とか枡など沢山の持ち物が必要だ。
パスポートチェックも入国目的を尋ねられる問答もいつでも緊張する。でも言葉で済んでいる。いきなりどこかの部屋に放り込まれて、食事も水も明かりも与えられず、寒いか暑すぎるか不衛生な場所に放置されたり、外見が異なるだけで根拠なき暴言や暴力をふるわれるよりマシだ。
オチのキレ味
低予算だと思うが、それを感じさせない作り。尋問室の近くで工事してたりとさまざまな工夫が光る。
それにしても「ここで踊れ」にはやられた。ああやって人間性を削いでいくわけだ。キツいよなあ、あれは。
男のほうが実際どうだったのかはっきりさせない微妙な演技、演出は絶妙。同情的に見ていたこちらの心を揺さぶってくる。「彼女には話してあったのか」という尋問には嘘をつき、さらにその後彼女には「正直に話した」と嘘を重ねるところは身につまされた。ああいう場面が実際にあったら私もきっと嘘をつくと思う。
そして何と言ってもオチのキレ味! 別にドンデン返しとかそういうことではないが、とにかく鮮やか。あまりのことに声を出して笑いそうになった。
えっ⁉ ……
冒頭からずぅっと緊張感が続き、そして、突然のエンディング!
まあ、実体験に着想だったら「もしも」の展開にはなかなか発想が及びませんから、こういう終わり方はやむを得ないかも。
それでもほぼ無音の中繰り広げられる尋問劇と言えば良いのでしょうか、見応えはありました。
そして「親方日の丸(じゃなくて星条旗か)」、国の威光を背負った役人のなんと横暴で理不尽なことか……
勿論役人には役人の職務や能力評価など権力を任せられているからこその重責もあるのは分かりますが「それじゃ踊ってみて」とか、ブレイキンのメダリストに「じゃあちょっと総理の前で踊っちゃいますか」と発言した某スポーツ庁長官を思い出してしまいました。
プライベートに踏み込まざるを得なくても、個人の尊厳は尊重しないとね。
アイデアがあれば面白い作品は作れる、そんな見本でしたし、短尺なのも良かったです。
面白かった
海外には行かないぞっと
入国審査を題材にしたサスペンスかと思いきや、リアルなマジもんの入国審査ドキュメンタリーだった。日本の入国審査ってどうなってるんだろうって思いながら見ていた。
こんなに辛辣で傲慢な「尋問」は人権侵害だって訴えられそうだが、どうしても入国したい人達からすると、心証を良くするために我慢して我慢して、、、となるのだろうか
ラストのオチは「えっ」と思いながらその後の二人の未来を想像せずにはいられなかった
入国審査と直接関係ないかもだが、この間、娘夫婦がとある外国に旅行に行った時、予定していた飛行機が飛行機会社の都合で乗れなくなって急遽案内された別の便に搭乗したところ、目的地までに別の国を経由することになったとのこと。乗り換えの時間が迫っていたので手荷物検査も簡易でほぼスルーだったらしくすぐにゲートを通過できたのはいいが、あとでこの「経由地」の国の法律が「電子タバコ」は所持も違法であることがわかり、それを所持していた旦那はこの経由地で・・・・
という笑えない話を思い出した。
やつぱり、生涯外国にはい~かない。
こんな職員がいたら殴りそう
監督の実体験に着想を得ているそうですが、トランプ帝国の現在を想起させます。
スペインからNYに降り立ったベネスエラ人の男とスペイン人の女の事実婚カップルだが、入国審査の職員が男が移民を目的として女を唆したのではと疑い、想定外の質問を繰り返す。
この質問がとてつもなく失礼で、女が知らされていない男の過去をさらけ出したり、性的な質問までされ、二人の間に溝が生まれてしまう。
その結果、二人の間に猜疑心が生まれてしまうが結局は入国を許可される。その時の二人の表情はなんとも言えない。
不法移民に厳しい対応を始めた今の米国ならあり得ると思ってしまう。
私の好きな映画、ストーリーではないですね。
緊迫感と鮮やかな切り口
余程の怪しい様子や出入りしてる国と仕事の関係に怪しさがない限り、先進国に入国する際普通の日本人が必要以上に尋問される事はない。日本人で良かったと思うのは、他のアジア国の人が財布の中まで見せてる横を15秒程度で通り過ぎる時。それ故、入国の二次審査は噂には聞くが、興味津々、そして誰もが経験したくない状況だろう。監督の実体験エピソードが反映されているそうで、審査官の畳み掛ける、遠慮のない追い詰め方はゾッとするほど。グリーンカードを発行しつつ、移民のプライバシーにガッツリ手を突っ込む、それくらい厳しくすることで簡単にUSに住めると思うなよ、という姿勢を見せているのか。怖いけど、昨今の日本の状況を見るにこれくらい意地が悪い審査は必要なのかもなあ、などと思ったりして。
鮮やかな展開に呆気にとられつつ、現実味があって、また作品のサイズもその印象にプラス要素となっているように感じる、とても面白い満足の低予算作品。
Sampling inspection
『ドナルド・トランプ』は全ての移民を嫌っているのではない。
貧乏な移民が嫌いなのだ。
一期目の前回は、メキシコとの国境に壁を作るとぶち上げた。
では、その壁は今ではどうなっているか?
二期目の今回は「トランプ・ゴールドカード」の販売だ。
7.4億を支払えば、誰でも永住権を得られるという。
今でこそロシアは経済制裁の対象となってはいるが、
「オリガルヒ」にすり寄っていたのは、
〔ANORA アノーラ(2024年)〕でも描かれた通りだろう。
スペインのバルセロナに住む『エレナ(ブルーナ・クッシ)』は
グリーンカードの抽選で移民ビザに当選、
事実婚のパートナー『ディエゴ(アルベルト・アンマン)』と共に
ニューヨークの空港に降り立つ。
が、入国審査所でパスポートを没収された上に
別室へと連行され厳しい尋問が始まる。
それは拒否権すら与えられず、
外部との連絡も一切許可されぬ状態で。
あまつさえ、入国できるかどうかは
審査官の胸三寸とまで言われてしまう。
二人はこの窮地を脱せられるのか、との
{ワンシチュエーション・サスペンス}。
二人には特殊な技能があり、
当座の生活に充てる預金もある。
既に米国に永住権を持つ知己もおり、
なんの疑義もないように思える。
なのになぜ?
尋問は間違いなく理不尽。
背景は一切説明されず、同じことを繰り返し聞かれ、
疑問を挟むことや反論は一切許されない。
聴聞は微細に及び、
ここ数年の行動まではまだしも、
馴れ初めから始まり、
直近の性生活にまで及ぶのはいったい何のため、と首を傾げる。
先の審査官の科白も
場所が違えば賄賂の要求も、
ここではどうにも当たらない。
しかし『ディエド』が紛争国ベネズエラ出身で、
スペイン国籍すら申請中なことが明らかになるに及び、
観客は彼の素行に疑いの眼差しを向け始める。
『エレナ』にしても審査官から改めて
そのことを告げられると、
パートナーに対しての疑念が湧き上がる。
尋問が執拗なのに違いないものの、
緊迫感が妙に薄いのは、
二人にはスペインという帰る場所があるから。
そこには『エレナ』の両親が健在で、
友人たちも多く居る。
アメリカに移住することの
強いモチベーションはどこにあるのかが見えて来ない。
要は退路が断たれておらず、
難民のような切迫感に欠ける。
見方を変えれば、
誰にでも起こりうる、巻き込まれ形の不条理劇と言えようか。
唐突なエンディングも勘案した時に、
更にその思いが強くなる。
彼と彼女は
たまたま選ばれただけなのでは、と。
切実な現実なんだなー、と。
「質問の内容」
別室送りの記憶が甦る😱テンポ良く楽しめた
パスポートさえいらない(訳ないが)ハワイで別室送りになった私🤮あの時の高圧的な視線の記憶が甦る。言葉の壁があればなおさら。
2人は英語、西語両方話せるのでその点は良いが、脱法的やましさから詰まるエルナンデスと状況が理解出来ないエレナ、ひたすら高圧的な審査官のやり取りが楽しめる。現実的にはあそこまでの取り調べは無く、移民目的要素が感じられたらサラッと白黒付ける→黒で😅と思うが、この密室の緊張感が良い。
英語も西語も端的な単語で追い詰め、エレナへの西語が心をこじ開けるさまは見応えある、西語と英語の使い分けも相当意識して脚本したのだろう。皆さんの評価は低いようだが、私はもう1回見たい気分です。
待合での風景、審査官たちの描写も最低限に留めて短時間の仕上がりにしたのも良かったです。
なお私は別室送られたあと日本語話せる審査官が出てきて、なぜでしょうねぇ〜で釈放されましたが、その半年前にUAEとオマーンに行ったのが心証悪かったらしい→30年近く前でまだまだ珍しかった。でも貴重な勲章です😆
緊張感で暑さ忘れた
「そうそう!」
アメリカの空港職員とか入国審査ってなんでああも高圧的なんだろうって感じてたからすごく共感&リアル
みんな「あの」一言が聞きたくて
緊張しながら平身低頭する・・
ただ、旅行と移民はワケが違うよな
作中では根掘り葉掘り過去まで遡って訊かれたけど、そのくらい中途半端で邪な理由で移民しようとする人も多いんでしょうか
アメリカ映画と思いきやスペインの作品らしいので
「中途半端に来るんじゃねえぞ」じゃなくて
「万事整えて覚悟して行けよ」か
「あんな高慢な国への憧れは捨てなよ」
なのか
それにしても
普通に入国のつもりが
どんどん雲行きが怪しくなり
誠意をもって答えてるのに
奈落の底近くまで落とされて・・
この辺りはミッドナイトエクスプレスを彷彿とさせる緊張感が秀逸
アッと言わせるラストもね!
長くも短くもなく
緊張感を詰め込んで観る者を引き込む
コンパクトさが良かったです
観客も心理的に非常に激しく揺さぶられる
全体的に、アメリカの厳しい入国審査を強く揶揄していると思いました。
スペイン人や南米人から見るアメリカの入国審査は、こういう理不尽なコンニャロ!って感じのものなのかもしれないですね。
全編がほとんど審査の尋問の場面で、観客も心理的に非常に激しく揺さぶられます。
人によっては気分が悪くなるのではないでしょうか。
主人公の夫婦を演じる2人は、それぞれ雰囲気があって良いです。
何処の国においても、入国審査は可か否かの結果オーライで、二者択一のブラックボックス的なもの。
だからお話しとしては「実際はどうなの?」と興味深く、そこそこは面白いです。
でも、物語としての深みはあまりなくて、絶賛とまでは言えないな、という感じでした。
どういう映画なのか分からない事が怖い
動機も愛も試されるのです
よく荷物チェックとか警察犬のTVで見る、いろんな人達居て面白いけど、これは会社の意地悪な面接官みたいだな 🇺🇸って基本入国させたくないんかいな?質問も誘導尋問みたいだし本来の目的逸脱気味。
ただちゃんと行先で暮らして行けるかどうか、移住と結婚って必要条件似てるのかもとは思った
ほぼ人物とテーブル向かい合わせのシーンでこの緊張感と不審な男、巧いなぁ
にしても準備不足、先行不安なカップルだな〜
リアル・サスペンス
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