「監督の実体験が元っていうのが、なんとも…」入国審査 sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
監督の実体験が元っていうのが、なんとも…
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「米国政府は10日、日本を含むビザ免除国からの観光客や短期ビジネス客に対し、入国時に過去5年分のSNS使用履歴の提出を義務づける案を公表」とのニュースが入ってきた。
移民どころか、短期の来訪者にもプレッシャーをかける今のアメリカは、もう自由の国ではないんだなあと改めて思ってしまう。
そんな中での今作。
いわゆるグリーンカード抽選(DVプログラム)に当選した、バルセロナ出身の彼女と事実婚してるベネズエラ出身の彼。その2人に対するえげつない入国審査の映画。
「個人情報も丸裸にするし、互いに不信感を煽るような詰め方もさせてもらうけれど、アメリカにようこそ」っていう、笑えない話。
入国した2人のその後を思わず想像してしまう。
監督の実体験が元っていうが、金持ちに与えられる、いわゆる「投資ビザ」なら、こんな詰め方はされないのかな…。
※備忘録として書き残すが、グリーンカードは、選挙権こそ付与されないものの、兵役や納税の義務もある永住権。
かつては、空港では、アメリカ国籍の人と同等の扱いをされていたが、今は、観光客と同じ列に並ばされるのだそう。
また、国籍取得には、更に壁があって、永住権取得後5年以上過ぎていたり、歴史などのテストが必要だったり、英語の読み書きができなければいけなかったり、二重国籍が認められないので、以前の国籍を捨てなければならなかったりするらしい。(神保哲生のsessionでの話より)
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