「救いのある映画」猫と私と、もう1人のネコ ねこなべさんの映画レビュー(感想・評価)
救いのある映画
ヤングケアラーの女の子が主役だが、当事者に限らず対象は幅広く当て嵌まると思った。いつ当事者になるかわからない病気、介護、離婚、金銭などの家庭問題や進路の問題などの現実に突然やって来るその日に直面したときに備えて観ておくと良い映画。いくら自分が一人で頑張っても限界。救ってくれるのは家族だったり猫の存在だったり周囲だったり。人の命はなんのため、猫の命はなんのため、お互い救い救われ生きているのかなと思った。辛い気持ちをさらけ出し周囲を頼るのは悪いことでないと思わせてくれた。観た後は清涼感すら感じた。人気があって当日入れない人も多くいたのを見たのでもっと多くの映画館で上映されるといいなと思う。
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