「カーステレオでカセットの音楽が流れてくる、というと思い出すのは…」ぼくのお日さま saitallさんの映画レビュー(感想・評価)
カーステレオでカセットの音楽が流れてくる、というと思い出すのは…
二人の少年・少女の真っ直ぐなまなざしが眩しい。
その二人を描写する映像とともに流れる
音楽の美しさに心惹かれる映画でした。
さくらが一人リンクで滑る場面の
ドビュッシー「月の光」。
タクヤとさくらの二人が
アイスダンスのダッチ・ワルツに取り組む場面の挿入曲。
コーチの荒川と3人で一緒に
湖の氷上で踊る場面の
ゾンビーズ「Going out of My Head」。
そして、エンディングロールで流れる
味わい深い歌詞とメロディーの
ハンバート・ハンバートの「ぼくのお日さま」。
どの曲も各シーンを深く印象付ける効果的な選曲でした。
特に、
車の中でカセットを取り出して
カーステレオをかけるとオールディーズが流れてくる…。
ビム・ベンダース監督の「パーフェクトデイズ」を思い出しました。
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