「不完全な世界」ぼくのお日さま みそのぐさんの映画レビュー(感想・評価)
不完全な世界
『僕はイエス様が嫌い』しかり、監督の好みの傾向が分かるような。
綺麗な映像に隠された微々たる不穏が付きまとっていて
くわぁー!!!ってなった。
映像は昭和みたいで
人物は令和みたいな綺麗さで
アンバランスの世界にアンバランスな情緒
完璧ではない不完全さが監督の作品から感じられる
思春期の言葉足らずさ
行き場のない気持ちを押し付けて
いつか大人になった時に気づく時がくるのだろうか
冬の閉鎖的な世界の始まりから
春の開放的な終わりを告げた景色
一瞬の物語がそこに確かにあったのだ
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