劇場公開日 2024年9月13日

「美しい雪の世界にうっとり。」ぼくのお日さま あさきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5美しい雪の世界にうっとり。

2025年1月12日
iPhoneアプリから投稿

華やかな演出もなければ、物語の緩急も少ないのに、映画の醍醐味を存分に味わえる静かな美しい良作。

氷の上を滑らかに走らせるスケート靴の音
グローブにボールが当たる音
さくらが「月の光」とともに氷の上で舞う姿はため息もの。
光と色の加減や音楽も素晴らしかった。

主人公の携帯電話が“パカパカ”などを考えると1990年代後半から2000年台前半?

いまのようにジェンダーレスに理解が少ない時代背景を考えると、仕方がなかったのかもしれない。
荒川たちに対して胸がチクチクするし、
同時にさくらの気持ちも理解でき、何も知らないたくやにも同情する。
誰も何も悪くないのに、ヒリヒリする感じ、切ないなぁ。

あさき