「あの二人はあの後何を話したんだろうか。」ぼくのお日さま sokenbiteaさんの映画レビュー(感想・評価)
あの二人はあの後何を話したんだろうか。
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途中まで、それこそ胸の前で手を組み合わせて目をキラキラさせてスクリーンを見つめてしまうような、幸せすぎる場面が続いてたから、絶対どっかで何かあるんだろうなあ、と思って半ばびくびくしてたんだけど、、あんな風になるとはなあ・・・TT
最後ほんとは、コーチとあの子が再び邂逅するところまでたどり着いて欲しかったんだけど。。
しかしもちろん、この映画の終わりはあれで良いのだと思う。
もう少しこうなって欲しいかな、と思うところを敢えて足さない、絶妙なストーリー運び。
セリフもそうだったんだけど、もう一つ二つ、何か付け足してしまいそうなところを、そこで止めるが故の余韻がすごくいい味わいになっていたように思います。
あの少年の吃音も、こういう言い方はおかしいかもしれないけど、その少ない言葉なりの余韻にプラスに働いていたと思う。
終わり良ければ全て良し、というけれど、じゃあ終わりが良くなければ、それまでの全ては色褪せて、ダメになってしまうのか。
決してそうではなくて、そのひとつひとつのきらめきは、確かにそこにあって、人の心を、時間を、価値あるものにするのだということ。
その大切な事実に、光を当てる映画だったと思います。
ラスト、あの二人は、あの後どんな会話を交わしたのだろうか・・・すごく知りたい!!
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