ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
全113件中、21~40件目を表示
夜に家では電気を点けるべき
一応、ゆるいシャマラニストとしてはシャマ娘の監督デビュー作を見逃すわけにはいかない。ドローンでの森の空撮はシャイニングっぽさを思わせつつ、なんでそうなっちゃうの?なところには父の遺伝子を感じなくもないが、シチュエーションスリラーかと思いきや話が進むにつれてファウンドフッテージ要素が入ったり、進撃の巨人っぽかったり(見た目だけ)、いろいろと思わぬ展開が…。
予告の謳い文句の通りたしかに予測不能っちゃそうなんだけど、いろいろ入れた一つひとつが薄味で、少ない登場人物の関係性も浅く、理屈をつけてるわりに納得感がない。人の真似をするってだけでオウムも役不足だし。熟女感の出てきた主演のダコタ・ファニング(まだ30歳でした、失礼!)が最後に能町みね子になるぐらいの突拍子のなさを次作には期待したい(さすがに無茶)。
ちょうど良い怖さかも
怖くないわけではないが、怖すぎるわけでもない。この塩梅がちょうど良く、時間も100分と見やすかった。
こういう日本でいう洒落怖系統のホラーは、個人的には大好きだが好みは別れそう。終盤は「うーん…」という感じ。
今後の活躍に期待
夏になったので涼味を求めてホラー映画を鑑賞。
双子の姉に生まれたが、幼いころから周囲に反抗的だった「ミナ」(ダコタ・ファニング)。
ドライヴ中に母親の言いつけに逆らって車窓を開け、それに気を取られた母親が運転を誤り、母親は死亡、妹も重傷を負ったというトラウマを抱えている。
28歳になってペットショップで働いているが、自己嫌悪に苛まれ、別人格に化けて酒場で男を引っかけるというような危なっかしい日々を送っている。
ある日店主からオウムを顧客に届けるよう依頼され、カーナヴィを頼りにアイルランド西部の樹海に分け入る。だが、林道で車が故障し、携帯の電波も入らず、助けを求めて鳥籠を持って車を離れる。
異形の気配を感じて引き返すが、車が見当たらない。深い森の中を逃げまどい、「引き返し不能地点」という謎の標識を通り過ぎ、60代の「マデリン」(オルウェン・フエレ)、20代の「キアラ」(ジョージナ・キャンベル)、19歳の「ダニエル」(オリバー・フィネガン)と遭遇。助かりたかったらついてこいと言われ、森の中に建つコンクリート製の箱のような一軒家に逃げ込む。
建物は一方の面がマジック・ミラーになっており、一番古株のマデリンが言うことには、森の異形が中の人間を観察しているのだという。マデリンたちは異形を「ウォッチャー」と呼んでいた。
キアラはもともと夫婦者だが、夫「ジョン」(アリスター・ブラマー)は数日前助けを求めて出ていったまま帰らず――といったストーリー。
前半はウォッチャーが正体を見せないのでゾワゾワするような恐怖感があるが、後半はシルエットながら姿を現し、それがいかにもという造形なのでちょっと拍子抜けしてしまう。
ウォッチャーは妖精と呼ばれた種族の成れの果てなのだが、であれば、見た目は可愛らしいのに心性は邪悪というようなキャラ設定もできたのではないかな。
ウォッチャーは人間を観察し、人間に成りすまして樹海を抜け出そうとしている。己を偽って別人に化けるミラは、なにか通い合うものをウォッチャーに感じるらしいのだが、残念ながら観客はそこまで共感を抱けない。イシャナ・ナイト・シャマラン監督は、『シックス・センス』で父親が見せたような境地にはまだ至っていないようだ。
どんなどんでん返しが…
シャマランの名を見て映画ファンならば誰しもがそう思うだろう。それだけのイメージを与えているのだから彼は本当に凄い人なんだと思う。本作ではシャマラン作品で第2班監督を務めていた過去のある実娘のイシャナ・ナイト・シャマランがメガホンを取る。デビュー作で大手スタジオ、製作にはもちろん父のシャマラン。なんとも贅沢なデビューだろう。親の七光りなんて言葉があるが、割と演出力等には高評価が目立ち、デビューとしては華々しいものではないか。
マジックミラーの様になっている建物をあの樹海に建てたのは中々至難の業だと思うが、ウォッチャーズの存在や、森に侵蝕されていく人の怖さ等は十分に描けている。やや人物描写が薄く、何ヶ月も閉ざされた環境にいるのであればもう少し掘り下げてほしい気もするが、上映時間等の関係から致し方ない事だろう。サスペンス色が強いが、ホラーとしてのポイントは押さえており、油断しているとドキッとする描写もある。だが流血シーン等のバイオレンス描写は薄く、直球でこの不思議な世界を表現している。
父シャマランの得意技とも言えるどんでん返し手法を取るのかと思いきや、それを踏襲しつつ希望を交えたラストになっており、上手く落ち着かせた様に思える。次回はどんな作品が登場するのか、楽しみに待っているとしよう。
安心して見られるホラー
ストーリーは、予告で想像していたものと少し違いましたが、楽しめました。
ホラー好きな人には褒め言葉じゃないかもしれないですが、暴力的な表現も目を覆いたくなるような残酷な表現も入れようと思えばいくらでも入れられる中ほぼ無く、ずっとスクリーンを見ていられたのもよかったです。
盛りだくさん過ぎのホラーファンタジー
面白いと思うが、要素が盛り沢山すぎてどれも浅くなってしまっている。
特に中盤までのホラー展開から後半急に英国ゴシックファンタジー的な展開になり、まるで途中から別の映画のよう。
しかも、1時間40分ほどの尺なので深掘りできず浅くなってしまっている。
配信ドラマで10話ほどでじっくり描く内容のような気がする。
孤独なアーティストミナ(ダコタ・ファニング)はオウムを届けるために指定の場所に向かうが途中森に迷い込んでしまう。
車もなぜか動かなくなり、助けを求め外に出るが車を見失ってしまう。そしてたどり着いたのがガラス張りの部屋でそこには3人の男女がいた。
彼らが話すには、謎の存在が監視しており、日が暮れたら外に出てはいけない事など破ってはいけないルールがあるという。
隔離された部屋に男女が生活するという、いわゆる恋愛観察リアリティショーのスタイルとホラーを融合したアイディアは面白い。
ただ、設定は雑で、誰がなぜこのような建物をどうやって建てたのか(のちに明らかにされるが・・)、森で狩りをして食物を得るシーンはあるものの、さすがに飢えるのではないか、などリアリティに欠け、ストーリーに入り込めない。
冒頭で森林破壊の話やミナの過去の事故の贖罪を背負って生きている事などの伏線があるのでそうしたことが根底のテーマなのだという事が示される。
しかし中盤までは放置され、後半一気にストーリーが動くので消化不良に陥る。
奇想天外な映画を得意とするM・ナイト・シャラマンの娘、イシャナ・ナイト・シャラマンの初監督作で父が製作ということでシャラマン映画にはなっている。
24歳でこの作品を撮ってしまうのは才能はあるのだろう。
もう少しテーマを絞り込んで、次回作に期待しよう。
やっぱそっち系
92本目。
お父さんの映画は合わないけど、娘は大丈夫かなと。
でもやっぱそっちぽくなるのは、血筋なのか。
おいおい、ナビがそんなとこ通すかってのと、道沿い歩いて民家なんか探すのが普通だろ、何故森に?
まあそうしなきゃ、展開しないから仕様がないとして。
マデリンがサプライズだったけど、後はなんか強引と言うか、説得力に乏しいと言うか、そっち方向に向けさす事で、全て納めちゃってる感がする。
森から回帰不能とは?
山越えドライブしていたら何故か深い森に迷い込む。
その森に入ると回帰不能?
この森は何なのだ。
このガラスの建物は何なのだ。
このガラスの鑑賞者は何者だ。
答えは,妖精だそうだ。
腰が抜けるほど面白い設定だ。
だが、その妖精の姿を見ると彫刻家ジャコメッティの針金人間のようだ。
残念ながらティンカーベルのような可愛い妖精ではなくて,人間に恨みを持ち自分達に同化させ不死となるゾンビのようだ。
そして、このガラスの建物は、ある目的のため、この妖精を観察するために作られた研究室なのだが、
妖精が危険すぎて研究室から日中出歩ける境界域が決まってくる。それが回帰不能点。
つまり、鑑賞されるのではなく、妖精を観察する建物だったのだが、敢えて監禁状態となり観察される立場に身を置いたのだが、
誰が何のためにこんなことを始めたのか?
そしてその結果、
その成果によりハーフ妖精人が誕生し、
封印された妖精が,ウォッチャーからストーカーに進化し、森の境界域を超えて再び人間界にハーフ妖精人が戻ってきたと言う警鐘と聞こえる。
ホビット好きには、
続きが楽しみなのですが…
( ^ω^ )
ザ・ウォッチャーズ
M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。
A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。
28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、地図にない不気味な森に迷い込む。
スマホやラジオが突然壊れ、車も動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、乗ってきた車が消えてしまう。
森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいた60代のマデリンと20代のシアラ、19歳のダニエルと出会う。
彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには、「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。
ダコタ・ファニングが主人公ミナ、
「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のオルウェン・フエレがマデリン、
「バーバリアン」のジョージナ・キャンベルがシアラを演じた。
ザ・ウォッチャーズ
劇場公開日:2024年6月21日 102分
暇つぶしなホラー?
予告の映像だけ見て鑑賞
冒頭で失敗したなと思ったが・・・
ストーリーは結果的に見れば、ありがちなのかなと。
ホラー系はあまり好きじゃないので、レビューを見てから観たほうが良かったかも?
暇つぶし程度には楽しめる。
雰囲気的にザ・メニューに類似している感じだが、見栄えの点ではザ・メニューに軍配。
2度は観ない。
世にも奇妙な物語プレミアムです。
しっかり制作費をかけた上質な「世にも奇妙な物語」。没頭して鑑賞できる映画館のスクリーンで堪能したい作品だな。
今作もプロモーション用のビジュアルシーンが最高で、閉ざされた山奥に、壁一面だけガラス張りされた不可思議な建物と、そこに囚われている人間たち。そして日が暮れた漆黒の森に煌々と浮かび上がる、室内のオレンジの灯りが美しい。
ウィッチーズとは何者か? 本当に存在しているモノなのか? 物語はどんな結末を迎えるのか?
「世にも奇妙な物語」と捉えて鑑賞すれば、間違いなく楽しめます。細かい設定の綻びを突っ込んだらそれは野暮ってもんですよね。
ダーク作品
ホラー度はかなり低めなので、苦手な人でも観れると思う。ホラー映画としては少し物足りなさを感じる。ダークな部分が強め。伏線多め。
森に迷い込んだ主人公ミナがマデリンという女性に声を掛けられ、ガラス貼りの建物の中で何かに監視される日々がスタートする。
始めは『ウォッチャーズ』と呼ばれる何かへの恐怖がしっかりめに描かれている。ルールという縛りがウォッチャーズへの恐怖を引き立てる。ミナはメンタル強め。
中盤から終盤にかけて一気にテンポが早くなる。ドキドキからハラハラへと変わる。終盤は序盤への解説が描かれており、この作品だけでしっかりと一小説を読み終えた感覚がした。
質の高いホラー映画を観た
どうしても「シャマラン」という名前に踊らされてしまうけど、今回はナイトシャマランの娘イシャナシャマランの作品。
ナイトシャマランへの期待を彼女に向けるのは間違っている。
評価が微妙だったので、ハードルが膝の下まで下がってたからとても素直に楽しめた。
音楽が作品に厚みを出していてとても良かった。不安を煽る煽る。ダコタファニングも大人になったなー。
人を選びそうです
面白かったけれど、既視感満載で、この作品ならではのとんがった個性はあまり感じられませんでした。
その辺り、次世代の監督による次世代のお客さんのための作品と思えば、しっくり来ます。
私のような、映画鑑賞数ばかり多く、捻くれた思考と嗜好、かつ感受性の鈍さを併せ持つおっさんが大満足する作品ばかりになるのも、それはそれでゾッとします。
恐らくは、余計なテンプレ知識をあまり持たない、これからの映画を支える皆様にはドンピシャなのではないでしょうか。
もしくは、テンプレを様式美として楽しめる方にはとてもオススメできます。私も途中からその意識で見た所、チケット代の元は十分に取れたと思える程には、しっかりと楽しめました。
何かを期待して行くほどではない
設定が面白そうなので見に行きました。
話はきれいに出来ていて、なんでこうなるの?といった不明瞭な点がなかったのは良かったです。映画はハズレ以外ならOKという人にはおすすめ出来ます。
ただ内容は想定の範囲内というかあまり感心するところはなく、展開が読めてしまう方もいると思います。斬新な映画を期待している方にはおすすめ出来ません。
シャマラン娘、最高(´∀`∩)↑age↑
これこれシャマラン監督流のジャンルミックス!!!
って思ったらまさかの娘w
むちゃいいどんでん返し系映画。
しかも、ちゃんとメッセージ性がある。
周りに合わせる必要なんてない。
社会に合わせるばかりではなく、ときに個性を大切にしていきたいなと感じました。
251 相変わらず欧米人はクリチャーのデザインが下手
ダコダファニング背え高え
途中までシャラマン道グダグダで
ちょっと退屈していたが
え?バス通ってるやん!、と
現代風に戻ってからワタシ的にはハマりました。
クリチャーどもが何を狙っていたか?
ババアのくどすぎる能書きの裏にあるものは?
瓜二つの知り合いの存在とは?
姿見せぬ教授とやらの真の行動とは?
論理的に話が進行するので。
けど最後デビルマンに変身するところは要らんよな。
オトンの作品の「シックスセンス」「アンブレイカブル」
まではいかんが「サイン」「ヴィレッジ」は上回る。
70点
20240627 イオンシネマ草津
パンフ購入
全113件中、21~40件目を表示