ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
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シナリオは破綻していたが、 設定の一部は楽しめた。
シナリオは破綻していたが、
設定の一部は楽しめた。
博士の仮説、新説、研究していた事、
の設定への評価が作品自体の評価に影響する。
どういう事か。
博士の仮説を内容に触れないように言い換えると下記のような事。
人工知能のような物は、
アクティブなディープラーニングを繰り返し、
人知を超越した【全能の存在】に到達する。
その存在はいずれ実体を求める。
全能の存在はいとも簡単に方法を実践する。
シンプルな細胞に、
自らを解体して、
コアな中枢部分のみ、
有機物のようなものに侵入する。
植物、単細胞生物に拡散、
さまざまな、
擬態を繰り返し、
シャドウイングを継続する、
進化なんていきあたりばったりの、
無邪気な状況ではない(劇中のオウムの名はダーウィン)。
目的がある。
【全能の存在】は神を目指している。
過去にも同じような事は、
起きていた。
その存在を、ジャンボタニシなどと呼び、
◯◯や◻︎◻︎として封印して、6頭ジョーズとは袂を分かつ、
という事にしていた。
曲解して意訳すると、
教授の仮説はこんなところだ。
タニシもサメも言ってません。
そう解釈すると、
なかなか設定は楽しめた。
父シャマランも参加していたようなので、
自分としては期待薄、
無理矢理楽しもうとした結果かもしれない。
こんな壮大な設定を、
エンタメ的にストーリーに着地させるにはハードランディング過ぎるのは予想できた事と推察する。
それでもやってしまう姿勢は、
一発屋父シャマランの、
カエルの子はカエルなのか、
おたまじゃくしなのか、
はたまた変態するのか、
今後しばらくは注目かもしれない。
シャマランの一族
森に潜む不穏な陰
M・ナイト・シャマラン監督がプロデュースし、その娘イシャナ・ナイト・シャマランが、初監督作品としてメガホンを撮ったサスペンス・ホラー。冒頭、不穏な森から必死に逃れようとする一人の男とその男を得体の『知れない何か』が追い詰めるシーンから映し出される。のっけから、ハラハラ、ゾワゾワさせる緊迫感と悲壮感を植え付けてくる、シャマラン・ワールドに引きずり込まれた。
『得体の知れない何か』は父のシャマラン監督も得意とするところ。そのDNAをしっかりと娘も引き継ぎ、その『得体の知れない何か』を『森の監視者』として描いた作品。ある意味、最近の父の作品より、個人的には、ストーリーの展開を楽しめた。但し、やっぱりラストがどうもご都合主義で、しっくりこないでエンドロールを迎えるのも、父のプロデュースの影響なのか…とも勘ぐってしまう。(笑)
15年前の交通事故で母を亡くしたミナは、そのトラウマからなかなか抜け出せないでいた。ある日ミナは、鳥籠の一羽の鳥をある場所に届けに行く仕事の途中、森の中で迷い、車も故障してしまう。助けを求めて森を彷徨っていると、車が消えてしまい、何かが追ってくる気配を感じる。そんな時突然、ガラスに囲まれた鳥籠と呼ばれている小屋が現れ、その中にミナは避難した。
そこには、老婆のマデリンと若い女性シアラと10代のダニエルが居た。彼らは、毎夜訪れる『得体の知れない何か』に監視され、怯えながら何か月も鳥籠で暮らしていた。そして、そこには破ると、『得体の知れない何か』に殺されてしまうルールがあった。何とか脱出を図ろうとするミナだったが、次第にその鳥籠が作った人物や作られた目的、経緯が明らかになる中で『得体の知れない何か』の、驚愕な正体も見えてくるのだが…。
主役には、どこかで観た覚えがあると感じていたら、なんと『宇宙戦争』でトム・クルーズの子供役や『トワイライト』シリーズでも出演していてた、ダコタ・ファニングが演じていて、随分、成長した姿に驚かされた。
つまらなくはない
監督の「顔」をこれから見てみたい
アイルランドの森の奥
足を踏み入れたら戻ってこれない謎の領域があった
そこにはコンクリートの小部屋が建てられており、部屋の一面だけが全面ガラス張り
主人公含む4人の男女は、毎夜ガラス越しに
"なにものか"に観察されているのだった・・・
父親であるM・ナイト・シャマランに対しても「どんでん返しの監督」という目を向けることに私は否定的なのだが、今作もその影響を受けたプロモーションが目立ったように思えた(日本だけか?)
作品自体も一作目ということもあってか親シャマランの雰囲気に寄せているような印象もある
それでも近年の『オールド』や『ノック』に比べると設定や物語は明解でスッキリとした描き方だ
これが監督自身の作風なのか別の要因によるのかはまだ分からないが、次回作以降も監督の「顔」が見えてくるまで期待を持って観に行きたいと思える一本だった
ただ、尺の問題もあるのかもしれないが、とあるキャラクターがクライマックスで翻意する理由づけがもっと厚く描かれていると良かったなと個人的には感じた
私はとても面白いなと感じました
ホラー映画としてもよくできていたし、構成が素晴らしいです。
強いていえば少しありがちな話ではありました。
でも父親のシャラマン監督の「KNOCK」に比べると、相当納得のいくストーリーだったし、起承転結の転は三段仕込みで終わったかと思えばまだ先があり。
話はとても面白かったのですが、CGが微妙だったのでうまく誤魔化した方が良かったのかなと思うシーンはありました。
個人的には主人公がずっと抱えている罪悪感が軸になっており、最後にはそれに決着をつけることで、綺麗にまとまっているなと思いました。この辺のダコタ・ファニングの演技はとても良かったです。
キャラクターは危ういメンタル状態のダニエルがビジュアルも含め結構好きです。
夜に家では電気を点けるべき
一応、ゆるいシャマラニストとしてはシャマ娘の監督デビュー作を見逃すわけにはいかない。ドローンでの森の空撮はシャイニングっぽさを思わせつつ、なんでそうなっちゃうの?なところには父の遺伝子を感じなくもないが、シチュエーションスリラーかと思いきや話が進むにつれてファウンドフッテージ要素が入ったり、進撃の巨人っぽかったり(見た目だけ)、いろいろと思わぬ展開が…。
予告の謳い文句の通りたしかに予測不能っちゃそうなんだけど、いろいろ入れた一つひとつが薄味で、少ない登場人物の関係性も浅く、理屈をつけてるわりに納得感がない。人の真似をするってだけでオウムも役不足だし。熟女感の出てきた主演のダコタ・ファニング(まだ30歳でした、失礼!)が最後に能町みね子になるぐらいの突拍子のなさを次作には期待したい(さすがに無茶)。
ちょうど良い怖さかも
今後の活躍に期待
夏になったので涼味を求めてホラー映画を鑑賞。
双子の姉に生まれたが、幼いころから周囲に反抗的だった「ミナ」(ダコタ・ファニング)。
ドライヴ中に母親の言いつけに逆らって車窓を開け、それに気を取られた母親が運転を誤り、母親は死亡、妹も重傷を負ったというトラウマを抱えている。
28歳になってペットショップで働いているが、自己嫌悪に苛まれ、別人格に化けて酒場で男を引っかけるというような危なっかしい日々を送っている。
ある日店主からオウムを顧客に届けるよう依頼され、カーナヴィを頼りにアイルランド西部の樹海に分け入る。だが、林道で車が故障し、携帯の電波も入らず、助けを求めて鳥籠を持って車を離れる。
異形の気配を感じて引き返すが、車が見当たらない。深い森の中を逃げまどい、「引き返し不能地点」という謎の標識を通り過ぎ、60代の「マデリン」(オルウェン・フエレ)、20代の「キアラ」(ジョージナ・キャンベル)、19歳の「ダニエル」(オリバー・フィネガン)と遭遇。助かりたかったらついてこいと言われ、森の中に建つコンクリート製の箱のような一軒家に逃げ込む。
建物は一方の面がマジック・ミラーになっており、一番古株のマデリンが言うことには、森の異形が中の人間を観察しているのだという。マデリンたちは異形を「ウォッチャー」と呼んでいた。
キアラはもともと夫婦者だが、夫「ジョン」(アリスター・ブラマー)は数日前助けを求めて出ていったまま帰らず――といったストーリー。
前半はウォッチャーが正体を見せないのでゾワゾワするような恐怖感があるが、後半はシルエットながら姿を現し、それがいかにもという造形なのでちょっと拍子抜けしてしまう。
ウォッチャーは妖精と呼ばれた種族の成れの果てなのだが、であれば、見た目は可愛らしいのに心性は邪悪というようなキャラ設定もできたのではないかな。
ウォッチャーは人間を観察し、人間に成りすまして樹海を抜け出そうとしている。己を偽って別人に化けるミラは、なにか通い合うものをウォッチャーに感じるらしいのだが、残念ながら観客はそこまで共感を抱けない。イシャナ・ナイト・シャマラン監督は、『シックス・センス』で父親が見せたような境地にはまだ至っていないようだ。
どんなどんでん返しが…
シャマランの名を見て映画ファンならば誰しもがそう思うだろう。それだけのイメージを与えているのだから彼は本当に凄い人なんだと思う。本作ではシャマラン作品で第2班監督を務めていた過去のある実娘のイシャナ・ナイト・シャマランがメガホンを取る。デビュー作で大手スタジオ、製作にはもちろん父のシャマラン。なんとも贅沢なデビューだろう。親の七光りなんて言葉があるが、割と演出力等には高評価が目立ち、デビューとしては華々しいものではないか。
マジックミラーの様になっている建物をあの樹海に建てたのは中々至難の業だと思うが、ウォッチャーズの存在や、森に侵蝕されていく人の怖さ等は十分に描けている。やや人物描写が薄く、何ヶ月も閉ざされた環境にいるのであればもう少し掘り下げてほしい気もするが、上映時間等の関係から致し方ない事だろう。サスペンス色が強いが、ホラーとしてのポイントは押さえており、油断しているとドキッとする描写もある。だが流血シーン等のバイオレンス描写は薄く、直球でこの不思議な世界を表現している。
父シャマランの得意技とも言えるどんでん返し手法を取るのかと思いきや、それを踏襲しつつ希望を交えたラストになっており、上手く落ち着かせた様に思える。次回はどんな作品が登場するのか、楽しみに待っているとしよう。
安心して見られるホラー
ストーリーは、予告で想像していたものと少し違いましたが、楽しめました。
ホラー好きな人には褒め言葉じゃないかもしれないですが、暴力的な表現も目を覆いたくなるような残酷な表現も入れようと思えばいくらでも入れられる中ほぼ無く、ずっとスクリーンを見ていられたのもよかったです。
盛りだくさん過ぎのホラーファンタジー
面白いと思うが、要素が盛り沢山すぎてどれも浅くなってしまっている。
特に中盤までのホラー展開から後半急に英国ゴシックファンタジー的な展開になり、まるで途中から別の映画のよう。
しかも、1時間40分ほどの尺なので深掘りできず浅くなってしまっている。
配信ドラマで10話ほどでじっくり描く内容のような気がする。
孤独なアーティストミナ(ダコタ・ファニング)はオウムを届けるために指定の場所に向かうが途中森に迷い込んでしまう。
車もなぜか動かなくなり、助けを求め外に出るが車を見失ってしまう。そしてたどり着いたのがガラス張りの部屋でそこには3人の男女がいた。
彼らが話すには、謎の存在が監視しており、日が暮れたら外に出てはいけない事など破ってはいけないルールがあるという。
隔離された部屋に男女が生活するという、いわゆる恋愛観察リアリティショーのスタイルとホラーを融合したアイディアは面白い。
ただ、設定は雑で、誰がなぜこのような建物をどうやって建てたのか(のちに明らかにされるが・・)、森で狩りをして食物を得るシーンはあるものの、さすがに飢えるのではないか、などリアリティに欠け、ストーリーに入り込めない。
冒頭で森林破壊の話やミナの過去の事故の贖罪を背負って生きている事などの伏線があるのでそうしたことが根底のテーマなのだという事が示される。
しかし中盤までは放置され、後半一気にストーリーが動くので消化不良に陥る。
奇想天外な映画を得意とするM・ナイト・シャラマンの娘、イシャナ・ナイト・シャラマンの初監督作で父が製作ということでシャラマン映画にはなっている。
24歳でこの作品を撮ってしまうのは才能はあるのだろう。
もう少しテーマを絞り込んで、次回作に期待しよう。
やっぱそっち系
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