「ちゃんと種明かしはするけどなんかもやっと」ザ・ウォッチャーズ ごはんさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと種明かしはするけどなんかもやっと
Mナイトシャマランの娘が監督の作品。
てっきりMナイトシャマランの新作かと思って見に行っちゃったよ。
良いのか悪いのかわからないけど、
Mナイトシャマラン感はあり、楽しめた作品。
ちゃんと種明かしするのもシャマラン感を感じさせる要因な気がするけどそれはそれで良い。
種明かしもちゃんとされるのに何故かスッキリ感があまりないのは何故なんだろう?
「ウォッチャーズ」
何か得体の知れないもので終わらせずちゃんと実態のあるもの、作中ではクリーチャーのような姿で描かれるわけだけど、
元は神のようでもあり、妖精であり、人間と共存してしたとのこと。
共存してたときは日に当たっても大丈夫だった感じ?
羽がなくなったり、日に当たれなくなったのは人間に追いやられてからって事で合ってたっけ?
まぁなんにしてもてっきりやばい思考の人たちに監視される見せ物小屋系か宇宙からの上位存在的なものに監視される話かと思ってたらちょっと違ったのは面白かった。
人間よく知って、人間社会の内側から反逆開始しそうなやつ。
「ウォッチャーズはつまりなんだったんだろ?」
物語をそのまま受け取れば、そういう種族がいましたとさ。でおしまいなんだけど、
何かのメタファーとかなのかな?とも考えてしまう。
学習スピードが早くてはじめは人間のトレース指の数とか間違えるって言ってたけど、
なんかAI学習っぽいなって気もした。
AIロボが人類を敵と見なす系の作品はありがちだけど、似た物語をファンタジーで描いているようにも思えてそれはそれで新しさを感じで面白かった。
その場合昔からいた存在って設定とかは余計になってしまいそうだけど。
ラストはなんだかんだでハッピーエンド(?)な感じだけど、主人公の抱えていた闇に関しての描写があまり無いのでなんだかその心の変化にあまり気持ちが乗れずでした。
あの小屋風呂無し?飲料水は川?とか結構気になるところもあるけど、なかなか楽しめた作品でした。
なんだかもっとクリーチャーホラーな感じでも良かったかも。
>uzさん
たしかになんで森から出られなかったんでしたっけ??
今回人間たちが森の中で迷ってしまう妖精の幻術?を昔の人間たちが妖精たちにかけたとかですかね?
面白い作品な気もするのですが、微妙に詰めが甘いと言うか、全体的にうっすらもやっとするところがある作品だった気がします。