35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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タイトルの意味
解説あらすじを読んで泣かせにくるなと身構えていたけど全体的にはじんわりほっこりするお話と感じました。
とにかく優しくしっかり者の奥さん皎子を原田知世さんが好演。
あれほど優しい怒らない奥さんなのにたこ焼きの数については何年経ってもこだわるのが微笑ましい。
皎子が亡くなった後に西畑保が「自分と結婚して幸せだったのか」という疑問を持ち落ち込むわけだが偶然皎子が残したラブレターを見つけて皎子の本心を知り救われる。
「35年目のラブレター」のタイトルは保が苦労して書いたラブレターのことかと思っていたが実は皎子からのラブレターのことなのかと感じました。
若い時を演じた演じたお二人も好演でした。
優さに包まれた作品
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鶴瓶は家庭の事情で中学を卒業できず読み書きができない。
それを隠して知世と結婚し、当然やがてバレる。
でも知世はそれを許し、鶴瓶は板前として一生懸命働いた。
退職後、近所の夜間学校で授業を受けられると知った鶴瓶は、
妻にラブレターを書くことを公言し、その学校に通う。
かつて妻からのラブレターを読めなかった苦い経験があった。
公言通り字を学んで書いて渡したが、大喜びはされなかった。
っていうか誤字脱字だらけなのをツッコまれた。
まもなく知世は病死。失意の鶴瓶はラブレターを発見。
生前の知世が自分に宛てたものだった。
知世はあの時、本当は泣いて喜んでたのだった。
それを見せなかったのは鶴瓶に通学を続けて欲しかったため。
自分は本当に幸せな人生だったと書かれてた。
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ストーリーは王道というか、ありふれてる感じやったな。
知世の死後にラブレターが出て来るシーンとか特になw
でも見てて退屈しなかったし、何か引き込まれた。
鶴瓶と知世の自然体の演技がそうさせたんやと思う。
鶴瓶っていつも思うけど、演技が妙に自然なんよな。
思い悩んだりカンシャクを起こすシーンもすごく自然。
ああ見えて、繊細な部分を持った人なんやと思う。
あと知世の透明感がスゴい。還暦近いのにあの透明感。
オバさん感がまるでない。永遠の少女って感じよな。
あと教師の安田顕とか、とにかく全体にみんな優しい。
そういや好きな俳優ばっか出てたな。
撮影現場はすごく優しい雰囲気に包まれてたんやろうな。
そんな余計なことまで考えながら見てたわ。
豪華キャストによる再現ドラマ65点
作品内のラブレターのように65点の出来栄えだけど何とか形にして伝えてくれましたねという感じ。
元ネタを豪華キャストを連れてきて作った感動してください、いい話でしょ?と見せつけられる再現ドラマのようだ。感動ポルノが好きな人はこれで泣いたらええでしょう。
映画館で上映されてるけれど、映画じゃない。
なんでこんなに下手くそなもったいない仕上がりに?
何年もかけて読み書きを習って心を込めて書いたラブレターの内容を観客に知らしめるシーンや、妻の葬儀のシーンでなぜあのようなチープな管弦楽の曲がいるのだろう。無音でこそ伝わることもあるのに。
ええ話でしょ?ええ雰囲気の曲でしょ?と押し付けられても感動はできない。
エンドロールの時のベタな曲たるや!目も当てられない。
読み書きが出来ない、町内会の回覧板に名前が書けない。それなら夫婦になった時、婚姻届に誰がサインしたの?その時に発覚するでしょうに…そこはスルーか⤵
年配になってからと若い時とダブルキャストのようにして、どちらもしっかりそれなりのボリュームを配分して描いているけれど、それら4人を同時にベンチに並べる必要がある?
ここがまたええ話でしょ?ええ感じでしょ?の押しつけに感じた。
もうちょっといいやり方があるだろうにと映画を沢山観てきた人なんかは歯がゆい気持ちになるのではなかろうか。
まあそんなことはさておいて、俳優陣は誰も彼もが素晴らしいからキャスティングはお見事!原田知世の透明感、上白石萌音のモッサリ感、重岡大毅の歯の多い笑顔と困り顔、安田顕の人の良さそうな安心感…とはいえ鶴瓶がいないとどうにも成り立ちえない。鶴瓶の笑顔が全てを底上げしている。
形から入っちゃダメだ。この映画自体の雰囲気が定型文。
AIが過去のあちこちのデータから良さげな感じを割り出して作るとこうなっちゃうんだろうな。
こじんまりそれっぽくまとめるより、荒削りでも本音をぶつけて欲しかった。
作り手の気持ちがじんじん伝わって来てこその映画だ。
夫婦愛に満ちた作品に感動
実話ベースの作品。原作未読。鑑賞する前は、鶴瓶さんの役はどうかな?と思っていたが、(←怪盗グルーのイメージがあるので)とても良かった。妻役の原田知世さんも、一つ一つの表情が素晴らしく、この二人の夫婦役ははまっていたと思う。二人の若い頃を演じた重岡さん、上白石さんも見事な演技だと感じた。娘役の徳永えりさんや先生役の安田顕さんも作品の深みを増していた。素晴らしい夫婦愛と人間はいくつになっても、チャレンジすることが大切であるということを教えてくれる映画です。
夜間中学をテーマにした作品に山田洋次監督の「学校」(1993年)があります。西田敏行、田中邦衛など主演です。この映画もとても良い作品でした。
べぇさん自転車がんばって乗ってはりますなぁ
ダメな男はああなっちゃうのかなぁ。
奥さんに先立たれたら⋯⋯床と同化してまうわな。
幸せにすることが出来たんかなぁ?なんてつまんない事考えたりするわな。
でもこの作品のモデルとなった方をNHKでインタビューされたりした時に、奥さんの写真が映ったときは幸せなとてもいい笑顔の素敵な写真でした。
男目線やとやはり寂しい老後と見えてしまうのがちょい勝ってしまうけど、ラブレターをずっと書き続けたり愛する気持ちを持ち続けるのはとても素敵だなと思いました。
落語と映画との違い
モデルになった人物のことを知ったのは、実話を題材とした笑福亭鉄瓶氏の落語会を地元の自主夜間中学の方々が発起、開催し、その会に参加したことであった。その内容では、学習障がい者と同様に、読み書きができなかったことを隠して生きてきたことの辛さが強く印象に残っていた。
本作では、主人公が妻と出会った時点での勤め先でもそれほどの不遇な感じは描かれず、結婚して半年後までは内緒にしていたことの事情が後で判明していくような構成になっていて、妻がひたすらフォローし、その姿勢を受け継いだ娘たちもそうした関わり方を続け、悪い人物像は出現しないようになっている。
夜間中学との出会いや教師の姿勢、主人公の立ち位置、卒業式の紅白幕に、映画『学校』『学校Ⅱ』のオマージュを感じた。
実話化作品のエンディングには、モデルの写真が並ぶことが多いのが通例だが、本作では全く出てこない。遠慮されたのだろうか。
パンフレットに収録された第1の「君へ」には、幼少期の過酷な家族環境が述べられ、そこは白黒映像で表現されて衝撃的である一方で、鉄瓶氏の落語で印象に残った勤め先での辛い経験の記述はあるけれども、その映像化は避けられたようであった。
とにかく泣かされる
西畑夫妻の事を世界が仰天で知ってたので、ある程度想像は出来たがその上をいく展開に感動😭
鶴瓶さん、原田知世さん…そして若かりし頃の重岡君に上白石さん皆さんベストキャストで見応えありました。
読み書きが出来ない保さんの生い立ちに泣き、その妻晈子さんの温かい人柄に泣き、若かりし頃の西畑夫妻のエピソードに泣き…とにかく泣きポイントがいくつもあり涙腺崩壊でした。
意外だったのが泣きと同じくらい関西的なユーモアが随所にあり笑えるポイントもあった事。きっと西畑夫妻いろいろな苦労があったと思うけど前向きにユーモアを持って生きてきたんだろうなと感じられた😭 波動が2人の娘さんにも引き継がれ温かい家族だったんだなと想像出来る展開でした。
印象的だったのは新婚初夜の🐀シーン。上白石さん演じる晈子さんに笑わされた場面。それまで初々しい清楚な人柄と思いきや頼もしさ逞しさを演じられてお芝居上手いな〜と思った。
あと保さんが晈子さんにラブレターを書いて物語は終わるのかな〜と思ったらその先に大きな感動がありました。
とにかく多くの人に見てもらいたい感じてもらいたい素敵な作品です。
ありがとうさん。人生で一番笑って泣いた。
いきなり原田知世が素敵すぎてなんでもないところからずっと涙が出てとまらなかった。
人生で一番泣いて笑って感動した(ちょっと大げさ)。
泣かせよう泣かせようとしていないのに泣いてしまう。
上白石萌音が原田知世に。全く違和感なし。
重岡大毅が鶴瓶に。無理があるやろうと思っていたけど確かに西畑保さんに違いなし。
登場人物がみんないい人。笹野高史、江口のり子、安田顕に泣かされる。
藤山寛美と吉本新喜劇をみて育ったから、人情話はやっぱり関西弁がいい。大阪でなく奈良ってのもいい。
久しぶりに桑原和夫のギャグ聞いた。
鶴瓶さんと原田知世の掛け合いも可笑しかった。
(たこ焼きは半分ずつね)
夫婦のラブストーリーだけでなく、いろんな人へのメッセージもあって、そこもまた泣かされる。
35年目のラブレター。こっちからそっちへと思っていたらそっちからこっちへも。ここでも泣かされる。
おはようさん。ありがとうさん。おつかれさん。
原田知世の関西弁。原田知世の笑顔。原田知世の驚いた顔。原田知世のちょっと怒った顔。原田知世ってなんて素敵なんだ。
手が美しい。目が美しい。声が美しい。心が美しい。
原田知世ってなんて美しいんだ。
時をかける少女以外はあんまり内容覚えてないけど、原田知世はかわいかったな。早春物語のポスター持ってる。
当時と全然変わっていない(ことはない)。
原田知世ってなんて素敵に年齢を重ねてきたんだ。
原田知世ファン以外の方も楽しめる映画です。
特別ではないけど、それが特別
平凡な日常を過ごせる事がいかに貴重で、幸せで、ありがたいことかを思い出させてくれる映画だった。大変な苦労をしながら頑張って生きてきて、それでも互いを愛し、思い、支え、感謝する気持ちを忘れない姿に涙なしでは観れなかった。大切な人がいる奇跡を、日々を、大切にしながら、どんな事でも良い所を3つ探して、どんどん好きを増やしていきたいと思いました。沢山の人に観てもらい、穏やかで優しい気持ちが無限に伝染しますように。
なんでもないところで涙が出る
このお話はもともとテレビで西畑さんのことを見てストーリーを知っていたので、結末を知りながらの鑑賞でした。結末を知っているからなのか、映画の序盤のなんでもないシーンでなぜか泣けてきて終始ティッシュが手放せませんでした。原田知世さん演じる保の妻が、今も昔も保にとってずっとかわいくて大好きな妻で愛情に溢れていてこの2人の幸せがずっと続いてほしいと願ってしまいます。
若い頃のシーンでは、仕事を探して彷徨う保のシーンが見ていて苦しく胸がギュッとなりました。
また妻からもらったラブレターが読めず苦しむシーンもパニックになる様子がとてもリアルで苦しかったです。
重岡くんが鶴瓶さん(演じる保さん)の若い頃を演じると聞いたときは大丈夫か?と思いましたが本編を見るとしっかり2人が繋がっていました。2人が似ていると言われるのも理解できる気がします。自分の両親にも勧めたいと思います。
公開期間中にまた観に行きたいなとおもいます。
こんな泣けるとは⋯
予告からきっと感動する作品とは思ってましたが、予想を遥かに超える西畑ご夫妻の人生の波乱万丈さに胸がいっぱいになりました。今まで見た映画の中で一番泣きました。特に最後4人でラブレターを読むシーンがとにかく温かくて、保さんが少しでも救われてたらこれ以上願うことはないなと切実に思いました。泣きすぎてしまったので2回目はもう少し冷静に見れますように…(笑)
63億点
自分も40になったせいか、こういうのが染みるようになってきたなぁ。(未婚だけど)
まず第一に、若い頃の皎子に上白石萌音を当てたのが素晴らしすぎる。
柔らかい中に芯とユーモアがあり、声や顔立ちも合っていて、原田知世とも自然に繋がる。
原田知世も可愛らしさを残しながら年輪も感じさせ、最後の手紙の朗読も含めて魅力的だった。
長女役の徳永えりは、大阪出身だけあってコテコテでない自然な関西人で、いいアクセント。
(顔立ちも皎子の遺伝子を感じた)
男性陣も悪くはないが、個人的には上記3人の女優が最高。
話としては派手ではないが、悪人も(最初の兄弟子以外)おらず温かい雰囲気が心地よい。
実話ベースなのもあってか台詞や行動に不自然さもない。
(紙に塩振って食べたのはやりすぎだけど)
脚本も書き込みすぎず役者を信じて委ねてあり、演者もそれに応えてるところも好感が持てる。
ただ、序盤の保の心筋梗塞や夜間学校の若者2人が必要だったかは疑問。
皎子の手術後に保の字が(同じ『君』の字ですら)下手になったのは編集のミスか。
画が保たなかったのか、保の手紙を若い頃の2人が読む演出は描写として違和感があるし、ベンチ横並びはシュール。
後半ちょっと間延びしたのは残念でした。
保が読めるようになってることを信じて書いた皎子の手紙は、内容含めて想いが伝わってきた。
あんな可愛らしく愛に溢れた夫婦、羨ましいなぁ。
現実的なことを言うと、ラブレターは棺に入れてあげてほしかったけど。笑
どの人が観ても心温まる
確かに平坦な物語ではあるけど、夫婦の絆は勿論の事、お姉さんや子供たち、先生等沢山の登場人物が良い人ばかりでその沢山の絆や愛情に心が温まりました。
手紙のシーンで、夫婦どちらとも幸せですって当たり前のように手紙を書いていて、保が幸せだったのか疑問に思っていたシーンがありましたがそんな事ないと、普段の行動や手紙で伝えるきょうこがとても素敵だなと思いました。
保が学校に通いたいと言って、通い始めたのも彼が良い人であって、それに答える家族達がいてこそだと思いました。本当に皆良い人たち過ぎて…!
そして、どんな人でも年齢でも挑戦出来るというメッセージが込められていてそこにも感動しました。
最後あたりのシーンで、保が卒業生代表として話すシーンでは、(言葉の解釈違うかもですが)字が読めない書けなかったから、今勉強出来て沢山の仲間に出会えたと話していたシーンがあり、私はそれを聞いて思いっきり泣いてしまいました。
色んな事を理由言い訳にして、やらなかった事も多くあるし今もやってない事はあるかもしれないけど、挑戦していいんだ頑張っていいんだと思えました。
実話を元にした映画だからこそ、平坦で逆に現実味が帯びているようで、より感情移入しやすいのかもしれません。
久しぶりに見て良かったと心底思えた映画でした。
ニュース番組等ではインタビューで重岡さんと鶴瓶さんが似てるって話がありそうだなと思ってましたが、上白石さんと原田さんも本当に演技や動作が本当にそのままでびっくりしました!
4人の演技力にもとても感動しました!
タイトルなし(ネタバレ)
前にテレビで取り上げられていたのが気になって見に行きました。感動系は苦手なのですが、実話なところや、ほっこりする笑いどころもあってとても見やすかったです。
字が書けないことを奥さんに話すシーンと、終盤奥さんの手紙を読むシーンでめっちゃ泣いてしまいました、、笑
見たあとじんわり暖かい気持ちになれておすすめです。
素敵な夫婦の絆
感動する映画を観たいと思ってて鑑賞しました!
西畑保、65歳。文字の読み書きができない。
そんな彼の側にはいつも最愛の妻・皎子がいた。
保は貧しい家に生まれ、ほとんど学校へ通えず大人になった。生きづらい日々を過ごしてきたが、皎子と運命的に出会い、めでたく結婚。
しかし、その手放したくない幸せ故に保は読み書きができないことを言い出せずにいた。
半年後、ついにひた隠しにしてきた秘密が露見し別れを覚悟する保だったが、皎子は保の手をとりながらこう告げた。
「今日から私があなたの手になる」
その言葉に、その眼差しに、保は救われた。
どんな時も寄り添い支えてくれた皎子へ感謝のラブレターを書きたい。
定年退職を機に保は一大決心し夜間中学に通い始める。担任の谷山恵先生のじっくりと粘り強い教えや年齢・国籍も異なる同級生たちと共に学ぶ日々で少しずつ文字を覚えていく保。
だが老齢のため物覚えも悪く、気付けば5年以上の月日が経過した頃、一字また一字と書いては消しまた書くひたむきな保と、それを見るともなく見守る皎子は結婚35年目を迎えていた。
変わらない日常がいつまでも続くと思っていた。
なかなか書き上げられずにいたラブレターがようやく形になろうとしていた頃、皎子が病魔におそわれて……。
と言うのがあらすじ!
とても素敵な作品でしたね!
感動しました…
ノンフィクションである書籍から映画化したらしいのです!
最愛の妻へ感謝を伝えるために学ぶ姿がとても素敵でした…
家庭の事情で読み書きができない理由がありましたけど全国に読み書きできない人がいっぱいいたのが驚きでした😳
数字までは覚えていませんが…
いろんな事情で読み書きできない人がいるんだなと改めて思いました…
中盤あたりでラブレターを書いちゃうんですけどさらにここからもうひと展開あって感動するんですよね
旅行に行こうとか言ってた矢先に病気に…
奥さんの病気が何だったのか気になりました🤔
もう一度ラブレターを書いて渡す数日前に亡くなったのは辛かったですね
そのあとに奥さんのラブレターを発見してその内容でさらに感動…
こんなに感動する作品だとは思いませんでした…
みなさんの演技が素敵でしたね
重岡さんから鶴瓶さんは若干の違和感…笑
萌音ちゃんから原田さんは雰囲気や喋り方まで個人的には合ってるなと思いました!
安田顕さんが演じる先生もまたいい!!
もう江口のりこさんや徳永えりさん、みなさんの演技が素敵すぎましたね☺️
あと撮影場所である奈良よかったですね〜
ロケ地巡りをしたくなりました!
この映画を観て思ったのが何歳からでも学んでもいいし相手に気持ちを伝える大切さ!
何か勉強をしてみたくなりました笑
素敵な夫婦の絆でしたし羨ましいと思いました…
鶴瓶さんと原田さん2人の演じる夫婦がほんとよかった!
素敵な夫婦の絆を描いた素晴らしい映画です!
感動する映画をありがとうございました😊
大泣きしなかった私はなぜ?
とにかく実話なので泣かされました。
保さんが小学一年生で山道を片道3キロ歩いて通っていただけでも辛かっただろうに、同級生に文盲をいじられ、先生からも見放されでは(仕事で稼いたお金を盗んだものと疑われる)二年生から通わなくなるのも分かるし、当時は今ほど全員生徒が読み書き出来るのが当たり前になるギリギリの世代だったことが悲しい生い立ちだったんだなとウルウルさせられました。
そして大人になるまで巡り合わせの悪さから字の読み書きを覚える機会を得ないまま生きて来た保さんの運の悪さも涙を誘われました。
そして皎子さんと見合いして文盲を黙ったまま結婚してしまうが、後に半年経ってバレても「私があんたの手になってあげる。」と読み書きをしてくれる出来た嫁が上白石萌歌さんと原田知世さんの2人が演じているのを観ていて良かった。こんな嫁なら自分も結婚していただろうにと自分の巡り合わせの悪さに寂しい気分にさせられたので妻がいる男性よりは大泣きしなかった私でした。
ラブレターは3段仕込の話は長い時間が掛かったので、最後は皎子さんが生きているうちに幸せな人生でしたと本人からでなく、皎子さんが死んでから読むラブレターで知るのは少し悲しい結末でしたが、それでも実話なので人生の素晴らしい巡り合わせに泣かされました。
関西の話なので会話が関西弁。話の中に笑いが随所に入っているので、真剣なラブストーリーよりは吉本新喜劇みたいな笑わせ泣かされみたいな話に仕上がっているので、ほっこり泣かされ感が関西以外の人には合わない人も居そうです。
観てくれて、ありがとうさん!二人の笑顔が共に客席に届いて居たなと思う。
待つケーキ 君を想ひて ふみ綴る
凍えた文字に 心温まる
いや~ マジ泣けましたわ。
確かに、確かに。 これ実話ベースなんですね。
だから どうのこうのって言えませんね。
唯一ツッコミ入れるなら 鶴瓶さんかな。
原田知世さんが奥さん役だなんて 有り得ない! 良すぎです (*´▽`*)
16歳差 ん~ ず、ずるいですww
久し振りに軋んだ心の奥底が ホッ~としました。
ありがとう 御座いました。
総評は★5ですね。実話ですしね。
夫婦の馴れ初めと、助け合う夫婦愛、そして色んな方々へ勇気を与えられる内容が凄く良かったと思います。
原作:小倉孝保氏『35年目のラブレター』
監督・脚本:塚本連平氏
--------感動を創った俳優陣-----
西畑保(夫:字が書けない):笑福亭鶴瓶さん
西畑皎子(妻):原田知世さん
佐和子(妻の姉、顔火傷):江口のりこさん
西畑保(若い時代):重岡大毅さん
西畑皎子(若い時代):上白石萌音さん
谷山恵(夜間学校の教師):安田顕さん
逸美(寿司屋の大将):笹野高史さん
浩実(長女):徳永えりさん
美紀(次女):ぎぃ子さん
光江(ご近所さん):くわばたりえさん
歌:秦基博さん 「ずっと作りかけのラブソング」
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話展開を ここで 全部語っちゃうとネ
イケないので 程々にしときますが・・・
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和歌山の山奥で(本当にポツンと一軒家)暮らす
幼少時期の西畑保。複雑な家庭環境で育ったが5人姉弟だった。
小学校2年の時、母を結核で亡くす。家は炭焼きで生計をしかなり貧しかった。父は酒飲んで落ち込んで寝ている日々。自分が家の為に雁皮の皮を集めて売って生計を立てていた。しかし金を父に取られてはいけないから学校へ持参していたが或る日落としてしまう。先生がお金を見つけたが名前が書いておらず、保は自分のだと申し出るが級友達はきっと泥棒した金だと言って彼をイジメた。
山奥から時間をかけて通っていたが 等々学校に行かなくなってしまった。
そんな 殆ど学校出ていない彼が 小学校卒業する年齢で家を出て行く。
当時 戦時中~戦後の混乱時期。その様な事が有ったとしてもオカシクは無い時代だったのでしょうね。
生きて行くには仕事を見つけなければならず、文字を読み書き出来ない彼が必死で有った事は想像を絶します。特に何日も食べておらずもう限界まで来ていた様でした。そんな中で 出会った寿司屋の大将が自分を拾ってくれて。本当に嬉しかった筈。その想いは凄く分かるし、真面目に働く彼がそこに在り居ました。
そんな中、お得意様からのお見合いの話。25歳を過ぎた皎子さんとの出会いですね。彼女の人柄、誠実さ。文句のつけようが無いが、姉が戦争空襲で家が燃えた時
幼少の姉妹を救い出してくれたが自身が顔に火傷を負った事。
亡き両親の代わりに自分達を育ててくれた恩。その事を思うと 自分だけが見合いで幸せに成るって事が出来ない。 その事を保に伝える。
ここの場面、凄くイイ流れ。そしてお姉さんと初めて顔を合わせるが 実は店に来てどんな人なのか既に見ていた事。人柄を見極めていて この人だったら妹の夫に相応しいと思ってくれたこと。この思い、涙します。
お姉さんが、妹の就職の為に買って渡した高額なタイプライタ。
それを 大事に大切にする妹皎子さん。
そんな姉妹二人を 江口さんと原田さんが演じます。
ここのエピソ-ドは 心にジーンと来ましたわ。
皎子さんが 晩年自分に何かあるとタイプライタを出し来ては叩いている所。
姉への感謝の思いと、きっとこの大切にする事で姉を傍に感じていたのかも知れません。そのタイプライタで 最後の夫への手紙を打ったのです。マジで号泣しますよ。(ノД`)・゜・。
この妻の想いと 同じ様に 夫保の妻への思いがあります。
結婚して半年後初めて文字が読めず、書けない事を妻に話す保。
ウチがあんたの手に成るわ~ そう言ってくれた優しさ。
何度もその事で諦めて逃げ繰り返しをした人生を 救ってくれる妻。
感謝の言葉以外には 何も浮かばない・・・きっとそうだったハズ。
とっても大事な人に 自身の心の闇(悩み)を素直に感じてもらう。
それが夫婦の在り方の基本なのでしょう、きっと。
64歳まで寿司屋に勤めて、子供も二人育てて。孫まで出来て。
人生 それ以上望むことは無いだろうし、誰からも何も言われる事は無いと思うが、人には生きた証を残す道が必要なのでしょう。
65歳から夜間学校で勉強に挑んでいく姿は素晴らしい。
しかも何年もかかって学校を卒業・・・
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先生のどうしてこの学校の先生に成ったかのエピソ-ドとか、
誰とも顔合わせて会話できない引きこもりの生徒と親とか、
シングルマザ-で子供連れて学校に来ている人など、
山田洋次監督の”学校”が先に有りましたが それをも彷彿させる流れがこの学校には逢ったと思います。
そして 妻にラブレタ-を捧げる夫の保。
辛い事は あと少しで 幸せに!
その言葉、客席の皆さんの心に届いたと思います。
本当に心洗われる思いのする素晴らしい作品でした。
これはお薦めです。
ご興味御座います方は
ご夫婦、ご家族揃って
是非 劇場へどうぞ!
保さんが言った漢字エピソードに関するどうでもいい言い掛かりだけの駄文
保さんは「辛い」に一本足すと「幸せ」になると言う。
以前にも聞いたことがあって、なかなか味わい深いエピソードだ。
ただし、これから言うことは、この映画や保さんが言ったことの本筋とは全く関係ない漢字の見た目のバランスが悪いという話で、ほとんど難癖、イチャモンである。
結論から言うと、「辛い」という漢字に一本足して「幸せ」という漢字にすると、「幸」の上下のバランスが良くないという話。
「辛い」の1画目に横棒一本入れて「幸せ」にすると「幸」の字の上の部分「土」が小さくて、下の「羊」みたいな部分がやたらでかくてナンジャコリャって思う。
だいたい「辛い」の3画目,4画目は逆ハの字みたいな 「\ /」 こんな感じなのに対し、「幸せ」の5画目,6画目は小さい「v」みたいな感じで、長さも「\ /」の半分ぐらいっきゃない。 cf. \ / ν
しかも「 \ /」は下の部分がかなり離れてるのに、「v」の下の部分はつながってるか,離れていてもホンノ僅かだ。
逆に「幸せ」からヨコ一本取って「辛い」にしても1画目が異様に長く、ナンジャコリャである。
あと、今回の駄文を書くに当たって、漢字の「幸」を検索したら、
”1番下の横棒と下から2番目の横棒はどちらを長く書くか問題 "ってのが有るのを知った。(実はどちらもOKらしいので、ホントは問題にはなってない)
ちなみに僕は「幸せ」の1番下の横棒を長く、下から2番目の横棒を短く書く。
以上、「だから何?」ってシロモノ。 (おわり)
こういう夫婦、親子、家族の絆や思いやりを描いたドラマのうち、SFがらみの「ファーストキス」,「知らないカノジョ」 みたいのは寝ないのだけど、今回のように静かで穏やかなバージョンだと寝てしまうので見ないことにしてるのだが、原田知世さん、上白石萌音さん目当てで見に行ったら、ヤハリほぼほぼ寝てしまった。
映画は良作なんだけどネ、たぶん。ほとんど寝てたから見てないけど (^^)。
保さんは、名前と住所だけ漢字で書けるようにしとけば大体OKのような気がするが、ほぼ寝てたので何とも言えない。
鶴瓶は演技していないように鶴瓶のままでした
何度も『くすっ』と笑わせ、最後に泣かせる吉本新喜劇的要素のある奈良県舞台の人情ドラマでした。ボロ泣きしてしまいました。
鶴瓶は素のまま、衣装も含めて、演技していないように鶴瓶のままでした。
気になったのは、婚姻届をどのようにしてだしたのでしょうか?
他にも色々ありますが、
細かいところに突っ込まず、素直に観るべき映画ですね!
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