35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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心が温かくなる良作
無邪気で一生懸命で妻への感謝と愛を忘れない夫を、重岡さんと鶴瓶さん。物腰は柔らかいのに凛として優しく器の大きな妻を原田さんと上白石さん。
現代パートを演じた2人も、過去パートを演じた2人もとても良かった。お互いを大切にしているところが言動から滲み出ていたし、こんな夫婦になりたいと思わせる素敵な夫婦像を演じられていた。
4人それぞれ良かったけれど、私の中では特に原田知世さんが素敵すぎたー!!!
原田さん演じる皎子さんが、ネガティブなこともニコッと笑ってポジティブに返してくれるシーンが何度かあるけれど、そのどれも言い方と表情が絶妙すぎて、なんて素敵な人なんだろうとリスペクトが止まらなかった。
夫婦ってこうやって、お互いのダメなところや苦手なところを補い合って助け合って生きていくものだよなと改めて思った。そしてお互いのネガティブなところも、笑いに変えたり考え方を変えたりしていくことで、楽しい毎日が続いていくんだと思った。
ストーリーは予想通りに進むし、良い人しか出てこないし、泣かせるぞー!の演出が透けて見えなくもないから、刺激を求める人には退屈と感じる人もいるかもしれない。
ひたすら穏やかで心が温かくなる作品が見たい人におすすめです。
なんだかんだいつも美味しい鶴瓶さんのように生きたいな♪
本作は2003年に朝日新聞で紹介され、創作落語にもなるなど話題を集めた実話が原作です。落語といえば鶴瓶さん。テレビではいつもいいポジションで出演し続けて、大人気のアニメ映画「ミニオンズ」でも声優をゲットしている。役者としても、なんだかんだいつも大女優との夫婦役や共演で美味しいと思う鶴瓶さん🙄失礼を承知ですんません!特別男前でも美声でもないのに…。それが逆にいいのでしょう。需要が絶えない。もちろん人がいいのは見てれば分かります。彼を嫌いな人は、ほぼいないでしょう。実生活でも夫婦円満なのは有名な話。全てを持っているMr.パーフェクト!!
そして今作品での奥さん役はなんとあの原田知世さん💛「時をかける少女」がまさかこんな素敵な女優さんになるとは?!誰が想像しましたか?あんなに優しくて美人で忍耐力もある奥さんを間近で眺められる眼福😍とは、いくばかりのものなのでしょう?
いつも笑顔を絶やさず
「ありがとさん」「おつかれさん」
大事なのは分かってる
言った方がいいのも分かってる
実践できるかできないか?
ここが鶴瓶さんへの分かれ道?!なんかレビューの方向間違ってる?!
まあ、いい。
師匠
あとどれだけ徳を積んだら、
鶴瓶さんのように生きられますか?
映画としての素晴らしさと共に
私がいま、こうしてレビューを難なく打てているのは、子どもの頃に教育を受けて文字を読み書きできるからである。義務教育とは、なんと素晴らしいことか。
いま、2025年に私はこれを観たのだけど、こうしている最中にも戦争をしている国があり、飢餓に苦しむ国がある。その地に生まれた子どもたちは、文字はおろか何も学ぶ機会を得られずに生きていくしかない。
2025年であるにも関わらずだ。
この映画は、聡明で心も姿も美しい女性と、苦労しても心根の真っ直ぐな懸命に生きる男性の、ラブストーリーであり、アットホームな家族の物語であり、歳は関係なく何かにチャレンジする勇気をくれる作品でありながらも、平和や教育の素晴らしさも同時に投げかけてくれる、観る意味の多いものとなっている。
何かの事情で学校に行っていない人や、主人公が言っていたような“普通の人ならできることができない”コンプレックスを抱いている人にも、多くの励ましとなるだろう。
俳優陣の演技も、とても素晴らしかった。
ありがとう。
良き話だけど
幼い頃まともに教育を受けられず文字の読み書きができずに大人になってしまった。
意外とこういう人が身近にいるのかもしれない。
お互いを思いやり支え合う夫婦。
とても素敵だし、羨ましくも思う。
心温まるストーリー。
ただ、この夫婦の若い頃が重岡くんと上白石萌音さん、が
のちに鶴瓶師匠と原田知世さんになるというのがずっと違和感だった。
若い頃の夫婦はそれほど歳の違いは感じられなかったのに、歳をとってからの2人があまりに歳の差がありすぎて...
実話らしいので実際のお2人は17歳差というのを見かけた。
となると、それぐらいなのでしょうが...原田知世さんが若々しいからかな?
もっと歳上の俳優さんでもよかったような。
教育を受けられず読み書きが苦手とはいえ、大人になってから何年も学校に通ってもなかなかスムーズに漢字や文章を書けないものなのか...
ディスレクシアという学習障害では?
と、映画見ながら考えてた。
思いやりが温かく心が洗われる映画でした!
この映画は、感謝、愛情を文字で伝えるために、主人公(笑福亭鶴瓶)が妻(原田知世)にラブレターを書く物語。
初めの20分で1度目は挫折。
2度目はわたしが疲れすぎていたせいで、内容に集中できず挫折。
3度目でようやく最後まで拝見させてもらいました。
レビューが高評価で、結婚生活について何らかしら感じられる映画なのだろうなと思っていたので、いつか見たい!と思っていました。
2回目の挫折で手放さなくてよかった。
この映画を見てよかったと心から思います!
原田知世が涙を浮かべるシーン、すごくジーンとした。夫婦が互いを思いやってかける言葉の数々、素敵だな〜と思いながら観てました。
鶴瓶さんの演技はもちろんのこと、原田知世さんの美しさと可愛らしさにも惹かれます。
外見だけじゃなく、夫婦の掛け合いや雪を楽しむところなど、派手じゃなくても日常を楽しむ心の豊かさも感じさせてもらいました。
若かりし頃の夫婦役のお二人の演技も心和ませてもらいました。
これが実話だと知りびっくり。
作品として世に出してくれた監督の他の映画もまた見たいと思ってます。
ありがとうございました。
前半ニヤニヤ、後半涙
時々感動、時々睡魔
私の母は戦後生まれですが、中卒からすぐに社会に出て働いていたので、カタカナや英単語、難しい漢字などの読み書きが苦手なままです。そういった身近な人をみているので、主人公の読み書きできないことでイジメにあったり雇ってもらえずに苦労したりするシーンは心を痛めた。寿司職人の親方みたいな人がいて本当によかったし、現実でもそういう人たちがいてくれる世の中であってほしいとも思った。そんな中出会った彼女との家庭生活はほほ笑ましく、ラブレターを書くために夜間学校に通う決意をする主人公を応援したくなった。
特に同じ教室でも衝立の向こう側にいた青年との交流には心があたたかくなって感動しました。こちらまで青年の父親と同じように笑顔になった。このシーンが一番好きですね。あとは正直、あまり心動かされるところはなく、時々眠気を感じてしまった。好みなのでしょうけど、夫婦の愛の物語については特に感動することなく鑑賞を終了。配信でちょうどよかったです。私的には、夜間学校の同級生とのやりとりをもっと見ていたかったです。年齢も国籍も育った環境も全く違う者同士が同じ教室で学び合うことの喜びや友情は、一味違った素晴らしさがあると思う。
長く連れ添った夫婦がお互いを深く愛する物語です 観て良かったと必ず思って頂けると約束できます お薦めします
35年目のラブレター
2025年公開
これはよい映画です!
沢山の人に観て頂きたいです
ポロポロと沢山泣きました
心が温かくなりました
実話だそうです
これを最初テレビで取り上げられた時に司会をしていた鶴瓶さんと、主人公本人の西畑保さんとの交流も実はあったそうです
お話の舞台は奈良市です
興福寺の五重塔、平城宮跡の朱雀門、奈良公園、浮き御堂、猿沢池、法隆寺などの観光名所もチラチラながら色々映ります
1999年の年末からはじまり2020年の春までの期間ですが、途中
主人公の回想シーンが挟まります
1964年に結婚するところは長めにあります
というかそこが前半の山場になります
35年目というのは、この西畑さん夫妻の結婚期間のことと言うわけです
西畑保さんを鶴瓶さんが熱演されます
しかも奈良はもちろん関西ですから関西弁です、多少おっとりしてますがお笑いノリは大阪と共通ですので、色々な人物との会話も面白く笑いがタップリです
妻役は原田知世さんです
57歳だそうですが、大変に美しいです
美し過ぎで嘘っぼく見えてしまうなあと始めのうちは思ったのですが、見終わってみるとこれで正解だったと納得しました
美しいことより驚いたのは、彼女が、大変自然に関西弁を話して、関西のオカンを好演していたことです
こんな役もできるなんてとビックリしました
知り合った頃の若い時の妻役は
上白石萌音さん、彼女も関西弁を自然に話して、関西ノリで笑わしてくれました
沢山泣いて、感動もしました
ラブレターがタイトルにあるように、本当に胸が熱くなる純愛の物語でした
長く連れ添った夫婦がお互いを深く愛する物語です
観て良かったと必ず思って頂けることを約束できます
お薦めします
皎子って名前、難しすぎるやろ、と思ったら実話だったんですね。 若き...
気持ちよく泣けた。脚本も演技もすばらしい。
「泣かせよう」という、わざとらしさあるかもと心配して観たけど、それを感じることなく、気持ちよく泣かせてもらった。「そろそろ、ここが泣かせどころか」と思う場面で、いったん”フェイント”が入り、皎子の病気などで動揺させられたあと、最後の方でドカンと来た。とてもうまい脚本だと思う。
鶴瓶と原田知世も良かったが、若い頃を演じた重岡大毅と上白石萌音が良かった。西畑保という人の誠実な人柄が伝わってきたし、読み書きができないことをなかなか言えないのもわかる気がした。皎子さんが「あなたの手になる」と言う気持ちになったというのも、同じ気持ちになれた。
実話だということが感動的。
西畑保さんのインタビュー記事を読むと「兄弟のために貯めていたお金をなくし、それが見つかったのに、自分のお金だということを信じてもらえなかった」とあった。このエピソードは映画にも出てきたけど、これが原因で学校に行かなくなるのは「そりゃ、そうだろう」と思う。映画で「ひどい話だ」と思ったが、実際に起こったことだとは・・ そんなひどい体験をしているのに、誠実で実直な人柄に育って、立派な人だと思う。
最初「わざとらしさがあるかも」などと疑って、ごめんなさい。
とても良い映画でした。
時を超えたラブレター。。
ストレートな感動、とてもいい話
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