35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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クスッと笑えて最後は泣けます
試写会を鑑賞。
クスッと笑える場面が幾つかあり、最後はすすり泣く声。いずれも劇場全体から聞こえてきました。私も最後は何回か涙が頬を伝いました。
皆さん演技が素晴らしく、特に主人公の笑福亭鶴瓶さんと重岡大毅さん。感情移入が出来ました。
こんな夫婦でありたい。お互いの思いやりが大事だと、改めて気付かされます。良い映画です
大切な人と観に行ってください
この映画は多分既婚者は刺さりまくると思います。
まず、上白石さんから原田さんは何となく納得出来ますが、重岡さんから鶴瓶さんは、いくら年を重ねたとしても、ちょっと同一人物としては見れませんでした。
年月が過ぎても、鶴瓶さんは最初から高齢ですし、原田さんは綺麗なままなので、気になる方はいるかと思います。
ただ、本当にそれらが気にならない程、素晴らしい演技と内容でした。
過去は重岡さんの感情が篭った熱い演技、それを包み込む上白石さんの優しさ溢れる演技、どのシーンも魅力的で、心動かされた大部分はこの二人でした。二人が出会い、結ばれ、子供を育ててというシーンは、正直あの長さでは物足りません。もっと観たかったですし、何なら一本の映画として観たいぐらいです。
現在パートは、いい意味で鶴瓶さんがそのままなので、鶴瓶さんの日常を観ているようで、楽しかったです、ちょくちょく入るギャグシーンも、寒いものではなく、さすがどれも自然な面白さがありました。
そしてサブキャラがどの方も良く、安田さんの先生はもちろん、同級生ももっと掘り下げて欲しいぐらい素敵なキャラでした。コミュニケーションが苦手なあの二人が鶴瓶さんを通して仲良くなり、近くに座っているのは尊かったです。
ラストはラーゲリやあの花でもあった手紙で泣かして終わりかーとは思いながら観ていましたが、それでも泣かされる程、いいシーンでした。伝えることも、受けとることも出来るようになった鶴瓶さんに対する思いと、二人の夫婦愛は、他の映画では体験したことの無い感動でした。
それで終わりではなく、きちんとその後も描かれていたのも、非常に良かったです。観客が観たいものをきちんと見せてもらいました。
大変失礼な物言いになりますが、大切な人、特に夫婦やカップルではない方が観に行くと、正直イマイチかもしれません。家族愛というより、二人の夫婦の生涯を追ったラブストーリーなので、自分がいま大切な人がいて、映画を観ていてどこかその顔が浮かぶ、そんな方にはドンピシャで刺さると思います。
最後に、布団の上に僕の幸せがあったという文章が出てきますが、本当に刺さりました。鶴瓶さんが読み書きが出来る出来ないよりも、自分の当たり前の日常に、どれだけの幸せが詰まっていたのか、それを再確認させてもらった映画でした。
出来ることなら是非、大切な方と一緒に観に行って頂きたい映画です。
予告見てると泣かせる的なものかと思ってたけど、 違ってた 少し泣き...
予告見てると泣かせる的なものかと思ってたけど、
違ってた
少し泣きそうにはなったけど、
ほっこりするタイプの作品だった
どうでも良いことですけど、
勉強する機会がなかっただけではなく、
学習障害的なものもあるってことなんですよね?
原田知世さんが若すぎて気になって入ってこなかった。
先日試写会へ行かせていただきました。
鶴瓶さんと原田知世さんは親子2人暮らしなんだ~と見ていたら途中で夫婦と気づく。
(原田さんは鶴瓶さんを「お父ちゃん」と呼ぶため気づかなかった)
鶴瓶さんは70代っぽく見えちゃうし、原田知世さんは40代っぽく見えちゃう。
どう頑張っても、夫婦に見えなくて、
いやしかし、年の差夫婦なのかもしれないし!と思っていたが、若いころを演じる重岡さんと上白石さんの歳が離れてないので、やはり年が近い夫婦という設定。
いやしかし、美容医療が好きな奥さんかもしれないし!と思っても、裕福でないという設定。
どう頑張ろうとしても、鶴瓶さんと原田知世さんが親子にしか見えなくて、夫婦というのは、かなり無理があったと思う。気になって、気になって、SNSを見てもみんな「感動しました~!」とか、全く年齢設定を気にしてない様子なので、こんなこと気にする自分がおかしいのか???という葛藤が芽生え、終始もやもやするほど気になった。
せめて、原田知世さんを白髪に染めて、しわを描くなど老けメイクをして、鶴瓶さんに雰囲気を寄せればなんとか…?
個人的には草笛光子さんとか吉永小百合さんとかみんなが想像する「優しいおばあちゃん像」に当てはまる俳優さんを起用した方がよかったと思う。
舞台が奈良なんですね。シカがいっぱい出てきた。かわいい。関西圏だから関西弁なんですけど、やっぱり一言一言になんかこう面白みがあって、何気ない会話も面白かったです。
重岡さんの演技に心打たれた。すごいアツい演技で今回一番記憶に残る俳優さんでした。
上白石さんの優しい目、温かい雰囲気はさすがだな~と思いました。
お恥ずかしながら夜間の学校というものをこの映画で初めて知りました。
いろんな事情から、義務教育を受けれなかった人がいるのだと、そして、自分のため、周りの人のため、日常生活を送るために、頑張ろうとしている人たちがいること、応援したい気持ち、勇気をもらったような気持ちになりました。
何歳になっても、人は頑張れるんだと、保さんが証明してくれたような気がしました。
自分もものおじせずに、新しい世界にどんどん踏み出していけるような大人になりたい、と思う映画でした。
夫婦の愛が素敵すぎ!
予告ですでに涙を誘われた本作。公開を楽しみにしていたところ、ありがたいことに試写会に当たったので、一足早く鑑賞してきました。長年連れ添った夫婦の愛と絆をユーモアたっぷりに描き、笑って泣いて最後は心温まる素敵な作品でした。
ストーリーは、貧困家庭で育ち、十分な教育を受けられず、文字の読み書きができない寿司職人・西畑保が、65歳で定年退職を迎えたのを機に、これまでずっと献身的に自分を支えてくれた最愛の妻・皎子に感謝の気持ちを伝えたくて、夜間中学に通い始めて勉強し、ラブレターを書くというもの。
保の生い立ち、これまでの苦労、皎子との結婚までの経緯、その後の生活などが端的に描かれ、保が65歳の今になってレブレターを書こうと思い立った心情がよく理解できます。幼少期からずっと苦労の連続で、ろくに働き口も見つけられず、周囲からバカにされ続けた保は、さぞや苦しく悔しかったことと思います。だからこそ、自分に寄り添い続けてくれた妻の無償の愛が、心の底からうれしかったのでしょう。文字で苦労をかけた妻に、文字で感謝を伝えたいという思いがひしひしと伝わってきます。
保のそんな気持ちを受け取ったからこそ、妻もまた長年にわたって全力で支え続けたのでしょう。文字をタイピングすることを生業としていた皎子は、文字の必要性や重要性を人一倍感じており、保の苦しみを誰よりも理解していたことと思います。読み書きできない保の心情を察しながら、家庭内ではもちろん外出先でもさりげない気遣いを見せる皎子の姿に、深い愛を感じます。
保と皎子が育て上げた二人の娘も、夫を連れて何かにつけて実家に立ち寄り、両親を気にかけている様子が伝わってきます。保と皎子がつつましくも温かな愛情いっぱいの家庭を築いてきたことが、よくわかります。家族の中で唯一の男である保に、「女心がわかってない」「仕事に定年はあっても、お母ちゃんに定年はない」と娘が投げかける様子は、親子の仲のよさを感じさせ、微笑ましいです。と同時に、終盤への伏線ともなっており、脚本の巧みさを感じます。
タイトルにもなっているラブレターは、保の素直な思いが素朴に綴られており、優しさと尊さを感じます。大切なのは、どんな言葉で表すかではなく、どんな思いが込められているかです。きっと皎子は、初めて保の握った寿司を食べた時と同じように、彼の誠実さと深い愛を噛み締めたはずです。
実話ベースということで、すごくドラマチックというわけではありません。しかし、しみじみと優しく温かい気持ちにさせてくれ、大切な人に感謝の思いを伝えたくなる、そんな作品です。それにしても、保はどうやって婚姻届を書いたのでしょう。それだけが疑問でした。
キャストは、笑福亭鶴瓶さん、原田知世さん、重岡大毅さん、上白石萌音さん、安田顕さん、笹野高史さん、江口のりこさん、くわばたりえさん、徳永えりさんら。鶴瓶さんと原田知世さんの醸し出す雰囲気がとても素敵で、けっこうな年齢差があるはずなのに、それを感じさせない演技が秀逸です。
老けない四人
鶴瓶さんと原田知世さんの柔らかさ
泣けるだけじゃないあたたかい作品
一般試写会にて鑑賞させていただきました
予告から察するに始まりから終わりまで苦しかったり泣けるような感じで作られているのかと思っていました。
しかし実際は思わず笑ってしまうような場面が何度があり劇場内にも笑いが起きたりと力を抜いて見ることが出来ました。
原田さんと上白石さんの声がとても心地よく、優しくて包容力がある芯の強い女性(皎子さん)をとてもお上手に演じてらっしゃったと思います。
鶴瓶さんと重岡さんも笑顔がとても可愛らしく、真面目で一生懸命で、自分自身過去に辛い思いをしていたのに不器用ながらも相手のことも思いやる優しさと包容力を持っている保さんを見事に演じてらっしゃったと思います。
人のあたたかさ、思いやり支え合う大切さ、そして気持ちを伝えることの大切さを再認識させられた作品でした。
公開されたらまた劇場へ観に行こうと思います。
#35年目のラブレター
映画.com様にご招待いただき、ひと足先に 一般試写会にて、鑑賞させて頂きました。
この度は、ご招待頂き本当にありがとうございました。
本作に西畑保さんの若かりし頃を演じている、重岡大毅くんのファンをさせていただいております。
保さんと皎子さんの愛と絆の物語に涙が止まりませんでした。人は何かを始めるのに遅すぎるということはなく、いつからでも何歳からでもできるんだと勇気をいただき背中を押されました。そして出演されている全役者さんのお芝居のレベルが高くとても心があったかくなりました。
保さん役が重岡くんにぴったりの役でした。
かわいい重岡くんもたくさん見られて、お芝居と表情もすごく良かったです。
苦しむ表情の演技が本当に上手でした。
また1つ、重岡くんきっかけ(おかげ?)で素敵な作品に出会えたことに感謝です。
重岡くんをこの映画にキャスティングしていただき本当にありがとうございます。
この作品に出会えて本当によかったです。
試写会での余韻がものすごくて3月の公開まで待ちきれません〜〜〜はやくまた見たいです。
公開前と公開後も #35年目のラブレター を盛り上げていけたらと思います。
心あたたまる作品がたくさんの目に触れて日本中、世界中があたたかくなりますように。
大ヒットしますように!!!!
素敵な映画にご招待していただき本当にありがとうございました。
夫婦の繋がりは見えなくても、相手を想う気持ちだけで充分なんだと教え...
安定の演技
試写会で鑑賞してきました。
実話を素にした映画とのこと。
奈良県で寿司職人をしている保とその妻皎子を笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんが演じ若い頃の二人を重岡大毅さんと上白石萌音さんが演じる。
保は戦時中に産まれたために十分な教育を受けられず読み書きが出来ずそのまま大人になってしまった。
そのことを保はずっと周りに隠し生きてきた。
そんな保と皎子は出会って二人は力を合わせて生きていく。保の目となり手となりサポートしていく皎子に感謝の気持ちを手紙という形で伝える為に夜間学級に通い出す。
文字の読み書きが出来ない事それは保自信ずっと苦しんで来たことだろう。
保は遅々として進まないことに苛立ちを見せるが妻の皎子そして周りの協力を得て少しづつ読み書きができる様になっていく。
そして保はやっと皎子にラブレターを書き上げる。
ストーリーはこう言っては何だが感動そして涙を誘うよくあるストーリーだが演じる役者さんの安定の演技に鑑賞している物たちを涙に誘う。
涙だけの映画では無くクスッと笑えたりする映画の展開。
ラストは泣いてしまって悲しい映画で終わるのでは無くそこはよかったと思う。
今の日本の識字率はほぼ100%だが世界ではまだまだ文字の読み書きが出来ない国がたくさんあり同じ様なドラマがあるのだろう。
世界中が文字の読み書きが100%できる様になれば世界はもっと良くなるんだろうなぁ
鶴瓶に泣かされる感動の実話
今日の試写会は、『35年目のラブレター』。
これ実話だったのか〜!前情報なしに見たからエンドロールでびっくりした。
60過ぎまで連れ添って、こんなに仲が良い夫婦っているかねぇ? 特に「生まれ変わっても、また巡り会いたい」なんて、どれだけの夫婦が言えるだろう?
読み書きが全くできないタモツさん。ここまでできないっていうのは、もはやディスレクシア(読字障害)、失読症、ディスグラフィア(書字障害)のレベルか?
そのタモツさんが退職後になって一念発起、夜間学校に通って「読み書き」を習い、クリスマスまでに奥さんのキョウコさんに「ラブレター」を書くと言うのだ。
普通の熟年夫婦からしたら「恥ずかし〜!」と思っちゃうだろうけど、この夫婦はそういうことを真正面から言えちゃうのがすごい。
でも鶴瓶の奥さんが原田知世か?釣り合わんやろ(笑)。でもこの二人の演技だから、恥ずかしいほど愛し合っちゃってる夫婦が体現できてるんだろうな。(原田知世、56歳?いつまでもキレイでかわいい🩷。それから上白石萌音はいくつになっても原田知世にはなれん!)
また「夜間学校」、私も長年、中学校で教えてきたが、夜間学校の経験はない。先生役の安田顕、かつては普通の中学校の先生をしてたけど、学級崩壊から自信をなくして休職した後、夜間学校に異動してきたって話はリアルで同情するわぁ。
さて、タモツさんは約束通りクリスマスまでにラブレターが書けるようになるのか)?)なんだけど、
ラストは大いに泣かされるので、ハンカチ必須です。
感動の夫婦の物語、『35年目のラブレター』は来年2025年3月7日、全国公開予定です。
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柔らかく、優しい映画
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