知らないカノジョのレビュー・感想・評価
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miletさんのファンになりました
原作はフランス?何度も予告編を観ても鑑賞の予定は無かったけど!
しかし、どうやら?評価が高い様なので、鑑賞してみるかな?というノリにて鑑賞。
最初の約10分間で物語が進行するかの様にカット映像と配役テロップとが共に流れる中で1本の映画を観た様になる演出に面白さを感じつつ、その後はパラレルワールドの世界?に突入。
元の世界?に戻る為に頑張る中島健人さんの演技に関心しつつmiletさんの演技はシンガーソングライターなの?女優さんなの?というレベルに感心しました、歌も上手いし演技もお上手でした。
大号泣
結構いいかも
ヒロインmiletはほとんど知らなかったが、中島健人は最初に目にした“銀の匙”以来、割と好感を持って観ている男優。それと設定がちょっと面白いなと感じ、必ず観ようと思っていた。
【物語】
大学生の神林リク(中島健人)は作家を志し、日々小説の構想を練り、ノートにストーリーを書き綴っていた。一方同じ大学に通うミナミ(milet)は歌手を志し、ストーリートで歌ったりしていた。そんな二人が学内で出会い、お互いに惹かれ合い結婚する。
卒業後、リクは志どおりベストセラー作家への道を駆け上がる一方で、ミナミは夢を諦める。それでも、ミナミはリクの創作を支えようとしていたが、2人の間にいつの間にか出来た溝は徐々に深くなって行った。
そんなある日、朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社から呼び出しの電話が鳴る。急いで駆け付けるもリクは作家ではなく、一編集者として扱われる。事態を掴めず呆然とするリクが街で見たものは、歌手ミナミの巨大な広告とラジオ局で大勢のファンに囲まれるミナミだった。しかもミナミはリクを見ず知らずの人間として話かけて来た。リクは前日までとは別の世界にいることに気が付く。
失ってリクの存在の大きさに気付いたリクは、元の世界に戻ってミナミを取り戻そうとするが・・・
【感想】
なかなかよいラブ―ストーリーでした。
予告編でパラレルワールドのように人生がスイッチしてしまうことは分かっていたが、出会い・恋愛・結婚と有って、中盤で切り替わるのかと思っていたら、あっという間に結婚して、リクがまさかの世界に転がり落ちてしまうのはかなり序盤。予告編の大半は最初の15分くらいに収まっている。作品構成としてこの潔さをまず評価したい。
リクがミナミの大切さを知り、同時に自分の傲慢さに気付き、ミナミを取り戻すために必死に動き回る中でなかで成長していく物語に好感を持てた。冒頭とその後もところどころに挿入されるリクの頭の中で展開される劇中劇もいい感じだった。
宣伝映像ではあまりキレイには観えなかったmiletも、スクリーン上では思いの外魅力的だったにも加点ポイント。演技経験は無かったそうだが、さすがアーティスト、無理なく作品に溶け込んでいた。
そして際立って良かったのはリクの親友梶原役の桐谷健太。冒頭の大学でのシーンはやかましい梶原のキャラがちょっとウザかったが、リクが別世界に落ち込んで以降については、リクを支える梶原の存在感が際立っていた。桐谷の存在が無かったら、本作の印象はだいぶ変わっていたに違いない。助演男優賞をあげたい。
1つだけ難点を言えば、“知らないミナミ”がリクに好感を持つことの説得性がやや欠けているところ。周囲が反対してもなぜかリクに惹かれてしまう設定にもうひと工夫欲しかった。
とは言え、中島健人、miletファン以外でも結構楽しめるラブストーリーに仕上がっていると思う。
「milet一番好き」
とっても爽やかなファンタジーラブロマンス映画
映画を観終わり、家族に「良かったよ!泣けたよ〜」とLINEしたら、「その映画は家族で観ようと言ってたやつだよ!何で先に観るんだ!」と言われた。彼女たち(妻と娘)は中島健人がお目当てだったようだ。
私はラブロマンス系やファンタジー系の映画にあまり縁はないのだが、miletが演技をすると言うので観ようと思ったのですが、1年間演技の勉強したかいもあり、ちゃんと女優っぽくなってました。特に2人が知り合った頃の初々しいやり取りは見ている我々も温かい気持ちになったし、何よりmiletがコンサートホールで歌った主題歌と大学の講堂で昔からあたためていた新曲はとっても素晴らしく、中島健人と同じ気持ちになり、涙が溢れてきました。
タイムスリープものなので韓国ドラマ的ドタバタなシチュエーションも楽しいし、桐谷健太や風吹ジュンがいい感じの役回りで主役の2人の味方でいるところも、とってもいい。
ここんところアカデミー賞関連で洋画の重い作品ばかり観てたので、たまにはこんな爽やかなラブロマンス作品もいいなぁ、。と妙に余韻に浸ってます。
ラブストリーはやはり苦手だった
miletさんの歌が劇場で聞きたかったのと、レビューが良かったので苦手なラブストリーを鑑賞してみることに。
どうしてもツッコミを入れてしてしまう場面が多々あって雑念が入ってしまった。上げたら切りがないので割愛します。ただ、一つだけ。互いに呼び合うのに「きみ」「あなた」というのがあまりにも多くて違和感が拭えなかった。
個人的にmiletさんのLIVEシーンまでが長くて焦れったかった。ラブストリーが苦手な理由に、主人公は応援されるのに、逆にする側にはならないこと。だから脇役のキャラクター性は特に気にして見てしまいます。桐谷さんの梶さんは人情に厚くときにコミカルで頼もしい、だからこそ彼のその後の描写が全くなくて、結局主人公たちが幸せになるための土台としか思えず、切ない気持ちを引きずったままになってしまった。人間ドラマがしっかりしていれば面白さもあったけど。ラブファンタジーなんだからツッコむなと言われれば、それまでなんですが、やはり私はラブストリーは苦手なままです。
羽田圭介先生が出てきたときが私の中で一番のピークだった。miletさんの歌声が劇場で聞けたのもとても良かった。
ラストの世界線は?
人によって解釈が分かれますね。
①世界A(元いた世界)に戻れた
②世界B(リクが飛ばされたミナミがアーティストとして成功してる世界)で結婚した
③世界C(リクもミナミも個々で成功した世界)に飛んだ
私は③だと思ってます。そして世界Aも世界Bも同時進行で進んでいます。世界Aでは離婚、世界Bでは結婚そんな未来もあるでしょう。
色々ツッコミどころはあるけど、そもそもが異世界に飛ばされる設定なので細かいことは見逃すことにします。
おばあちゃん(和江)はなんでリクのことを知ってる様子だったのでしょう?もしかしたらおばあちゃんも世界Aから来たんですかね。未来のミナミ説もありますが、名前違うし、年齢が違うとは言え同じ人物が同じ世界にいるのはおかしいのでその説は違うかなと思ってます。まぁおばあちゃんというキーパーソンがいないと展開が進まないので物語の都合上「何か知ってる人」にしただけかもしれません。
金子ルミがリクに相手にされなくて偽のセクハラ告発したところは、実際に芸能人の性的トラブルが相次ぎ「女側の捏造では?」と言う男性も多い中でこれを扱うのはすごいなと思った。(悪い意味で)映画化の話が白紙になりリクとミナミが引き離される場面が必要だとしても別に内容はセクハラ告発じゃなくてもよかったと思う。
異世界ものだから恋愛映画が苦手な人でも楽しく見られると思います。あんまり好きじゃないカップルのラブラブシーンも大学時代のリクとミナミは可愛くて微笑ましかったです。miletの演技力に脱帽でした。やっぱり歌手って表現力あるから演技も上手いんだろうな。中島健人の演技も良くてやっぱりあのグループに中島健人は必要だったよ…と切なくなってしまった。リクが梶原の頬にキスしたのはアドリブ?どんなに喜んでも普通の男が男の頬にキスしないですよね?中島健人ならやりそうだけど…。
やっぱゾルタンじゃないと
全世代に届くピュアなヒューマンラブストーリー
三木監督が『ラブ・セカンド・サイト』を撮るとこんなハートウォーミングなヒューマンラブストーリーになるんだとじんわりと温かい気持ちで劇場を後にした。映像も空気感もやわらかく劇伴もいい。そして三木監督が撮る恋人2人(特にヒロイン)が例にもれず今回もとにかくかわいい。個人的にはラストも主人公のリクと親友のカジさんとの関係性も原作よりも好き。ギスギスしがちな世の中だからこそ変なシニカルさのない純粋でまっすぐな映画が心に染みた。かなり伏線が張り巡らされているのでストーリーを把握した上で観る2回目の鑑賞は1回目の比じゃなく泣いたし、Xに三木監督が質問に答えたポストやスペースのアーカイブ、映画を観た人たちによるリピート時の注目ポイントなどがあったので、それを参考に観たらより楽しめた。可能なら2回観ることを勧めたい。
すごく良かった!
古典的ロマコメを男女逆転させた良作
「自分の殻に閉じこもっていた主人公が、そこから連れ出してくれる恋人に出会い、時を経てその愛を失いかけるも、親友の助けを借りて自分を見つめ直し、本当の愛を知るに至るー」
SFの要素をあえて捨象してプロットを辿ってみると、この映画は古典的なロマンティックコメディの形をしている。
恋人たちの幸せな日々を音楽にのせて描くシークエンス、窮地に陥った主人公に何くれとなく世話を焼く陽気な友人、ぼんやりと事態の推移を見守る犬など、往年のロマコメのクリシェも散りばめられている。
しかしその主人公、つまりロマコメ・ヒロインのポジションをケンティーこと中島健人が担っているのがこの映画のユニークさであり、今っぽいところ。
主人公リクは、大学時代にミナミと恋に落ち結婚するも、自分が作家として成功したことで、仕事にかまけてパートナーを蔑ろにする。そこでリクが突如、並行世界(ーそこでは主婦だったミナミは国民的なシンガーソングライターに、リクは創作活動に挫折し編集者になっており、さらに2人は出会ってもいないー)に飛ばされ、愛を取り戻すために奔走する…というストーリーなのだが、中島健人はエゴイスティクな男性性と、観客に「助けてあげたい」と思わせるヒロイン性とを不思議と両立させていて好演。
印象的だったのが、ミナミとの出会いにまつわるシーン。深夜の大学での逃走劇、ミナミはリクを引っ張って走り、フェンスに開いた穴から彼を逃してやる。
リクの中でその穴は「ミナミにひとめ惚れをした場所」なのだけれど、「自分の殻の中に閉じこもっていたリクをミナミが救い出してくれた」ことの象徴でもあるように思える。完結しない小説を誰にも読ませることなく書き続けていたリクは、ミナミと出会うことで「読者」という存在を許せるようになり、作家への道に踏み出すからだ。
思い出のフェンスの穴を、キラキラとした目で見つめるリクの姿は本当に愛おしい。そんな少し古風なヒロイン像を、パブリックイメージが"王子様"の人が体現しているのがいい。
milet演じるミナミの歌唱は、そんなヒロインにかける素晴らしい"愛の魔法"だった。
ただしミナミの人物造形が、やや都合がよすぎたり、厚みを感じられない部分があり(並行世界でリクを受け入れるまでの心の動きがわかりづらく、恋人であるプロデューサーの狡猾さと比較することでリクに好意を持つようになった風に見える・・・など、初見の感想だが)、miletの自然体な演技が魅力的だったぶん、残念。
そして、この映画で特筆すべきなのは、主人公リクと親友・カジの友情だ。
ロマンティックコメディにおいて主人公とその親友は、主人公の恋人たちと同等、もしくはそれ以上に愛される”カップル”でなくてはいけないと思っているが(観客が「もう男(恋の相手)のことは置いておいて、親友と楽しく暮らしてるところを見てたい〜」ってなるやつ)、この映画ではそれを桐谷健太×中島健人の男性コンビで達成している。
それも”露悪的な部分と見せ合う”といったような旧来の男性的な友情ではなく、純粋に互いを思いやり、ケアしあうという関係で。
これが「知らないカノジョ」のいちばん素敵なところであり、古典的ロマコメからの飛躍に最も成功している部分だと思う。
大切な人と観たくなる映画
失って気付く大切なもの
恋愛ファンタジー系なら残念だなと思いながらも映画館で鑑賞したのですが、いい意味で予想を裏切られました。心に響く、とても面白い作品でした。
この作品の核にあるのは、若者の好きや嫌いといった単純な恋心ではありません。むしろ、日々の忙しさに追われ、いつの間にか忘れてしまいがちな相手を思いやる心。「その貴さ」が丁寧に描かれています。
失って初めて気付くのです。
どれほど許して受け止めてもらっていたのかを。
いくら悔やんでも、二度と時間は戻らないことを。
他人から認められたいと願ったり、傷つきたくないと保身したり、心から感謝したり…人間関係の中で誰もが経験するであろう感情がリアルに描かれ、思わず涙がこぼれました。
中でも、桐谷健太さん演じるキャラクターが素晴らしい存在感を放っていましたね。
作品を通して、きっと自分自身を見つめ直すきっかけとなるでしょうし、翌日からは、周囲の人々にもっと優しく接しようという気持ちになるかもしれません。
涙を拭った後に、幸せで温かい気持ちに包まれて心が軽くなる。まさに、これこそが映画の醍醐味だと心から感じます。
#映画感想 #感動 #人間関係 #おすすめ映画
ヒロインの人が果てしなく歌がうまかった。
心が洗われるデトックス映画
子育て終盤の私からみて是非幅広い世代にお薦めしたい。日々の生活で思うようにならなくて、心が弱ってる人には本当に刺さります。
あと少し気遣えてたら、想像力があったら、受け止め方は違うんだ、今は変わるかも知れない。
現実とifの世界ありがちだろと侮るのは早合点。小さな対比ポイント、美しい歌声、出演者1人1人がとても魅力的で、映像も本当綺麗で世界観に引き込まれます。ちょっと異次元に旅行してきたみたいな心が洗われ優しい気持ちになり、自分は幸せじゃん、優しくなろうと何故か思うそんな作品でした。離婚率が下がる映画と言われるの納得。
若い子はこんな世界あるんだ
中年層は受け止め方を変えたら現実は違うかも
高年層はキラキラしたあの日々を思い出し、キュンキュンです。心の浄化 デトックス映画です。
桐谷健太が良い味出している
バディ映画でした
2回見ました。
映画プラス入場プレゼントでもらった劇中小説の完全版を読んだら、どの世界線でも、バディとのつながりが重要だと感じました。夫婦、友人、祖母と孫、または、戦う仲間だったり。
関係が切れてしまった、もしくは、切ってしまったつながりを再生する話と受け取りました。その再生を手伝ってくれるのが、世界線を越えて、繋がっているバディです。
それと、違う世界に来てしまった主人公の視点だけでなく、その主人公を受け入れる側の視点もあったのが面白かった。
主人公の二人もとても良かったが、それを支える周りの方が魅力的でした。
mileteさんの歌声を映画館で聴けるのもとても良かった。
最近、自分の周りとうまくいっていないと感じたら、この映画をおすすめします。
また、観にいきます。
泣けて鑑賞後幸せな気分に浸れるファンタジー
冒頭主人公2人が結婚に至るまでの流れが昔の恋愛系洋画みたいでおしゃれ!ノスタルジック感もありワクワクします。正直miletさんが演者で?そこそこ歌える俳優さんをもってくるとかはなかったのかな、と多少の不安ありましたが無用でした。それぞれの世界のミナミをキュートにとても魅力的に演じつつ、歌がキーアイテム、ライブの場面などやはりこの役は彼女だからこそ魅力的になったと思います。中島健人さんもパブリックイメージさながらの自分の空想世界のヒーロー役、リアルの空想好きの小説家めざすちょっとオタク系の主人公リク、キメる役も頼りない役もそれぞれ魅力的でギャップがある演技が上手かったです。同時期公開中のファーストキスもみましたが、どちらも鑑賞後、自分の周りの人をより大切に愛しく感じられるし、シンプルに泣けます。こちらの方はパラレルワールドで話の展開がシンプルな分、全年代でわかりやすいかも。鑑賞後の気分もハッピーになれるかと。
知らなかった彼女
iriが好きで、彼女のプレイリストから流れてきた「jam」で、初めてmiletの歌声を聴いた。なんてかっこいい声なんだ…
この映画の主題歌を歌っているのを知り、単純に映画館の大音響でこの歌声を聴きたいなぁと思いチェックリストに。
主題歌と言えば、「夏目アラタの結婚」でのオリヴィア・ロドリゴの「ヴァンパイア」。勿論当て書きでは全くないのだが、歌詞と切ないシャウトで、一気にこの映画を昇華させていて唸った事が記憶に新しい。そこまでは期待しないけど、この映画のための曲なので、映画の主題がうまく回収されてたら良いなぁ。
普段はなるべく事前情報を入れずに鑑賞するのだけど、チケット予約時にチラと見えちゃったのが「milet 主演」。えっ? 役者やれるの? どんな顔してるの? えっえっ?こんな綺麗な子なの?
プレイリストにはmiletの中のお気に入り曲をヘビロテしていたここ数週間だが、ビジュアルなんか一度もチェックしていなかった。ポスターを見て綺麗な人だなとびっくりしたと同時に、当然演技への不安がモクモクと。これだけ歌えて綺麗で、演技までこなせるなんて、そりゃ流石に無理やろ。折角久しぶりに見つけた自分好みの歌姫なんだから、演技見て幻滅するのやだなぁ。見るのやめようかなぁ。でもチケット買っちゃったしなぁ。
結果、演技も及第点で、主題歌も劇中歌も素晴らしいし、そりゃ好みもあれば甘いところもあるけど、シナリオもキャスティングもカメラも、それぞれ素晴らしかった。
こんな良い映画だったなんて、知らなかったわ〜。
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