知らないカノジョのレビュー・感想・評価
全143件中、21~40件目を表示
売れないシンガーソングライターはオーバーオール着がち(偏見)
2025年映画館鑑賞20作品目
3月2日(日)フォーラム東根
一般会員料金1500円
監督は『思い、思われ、ふり、ふられ』『きみの瞳(め)が問いかけている』『夏への扉 キミのいる未来へ』『TANG タング』『アキラとあきら』の三木孝浩
オリジナル脚本は『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』のユーゴ・ジェランとイゴール・ゴーツマンとバンジャマン・パラン
脚本は『きみの瞳(め)が問いかけている』の登バトルキング!! We'll rise again』の福谷圭祐
粗筋
大学時代小説家志望だった神林リクは抗議もそっちのけで冒険小説を書いていた
教授に書きかけの小説を取り上げられたリクは真夜中に大学の教授室に忍び込み自作の小説を奪還するも警備員に見つかり逃走
大学の講堂ではステージで同じ大学生の前園ミナミが歌っていた
共に警備員から逃げる2人
リクとミナミは途中で別れるがリクは書きかけの小説が書かれたノートを無くしてしまう
ノートはミナミが持っていて翌日返却された
ミナミはリクの小説を読み続きを催促した
なんやかんやで2人は結婚しリクはベストセラー作家になった
しかしミナミは売れないシンガーソングライターのまま
夫婦関係は亀裂が入っていた
リクのシリーズ化された小説『蒼龍戦記』ではミナミがモデルになっているシャドウが戦死しリクがモデルの主人公ガロアスは1人で旅立つ展開にミナミはショックを受けた
翌朝目覚めるとリクは冴えない出版社編集部員になっていてミナミは超売れっ子のシンガーソングライターになっていた
パラレルワールドから元に戻るにはミナミと仲直りするしかない
しかしこの世界ではミナミとリクは結婚どころか知人ですらなくスターとファンの関係でしかなかった
元になった映画を全く観ていないし内容さえ知らない
っていうか存在すら知らなかった
だから『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』と比較し違いの数々をダメ出しすることはできない
あと自分はmiletという歌手を全く知らない
アニメ映画『バースデーワンダーランド』音楽を担当している
数々のTVドラマやTVアニメのテーマソングを歌っている
紅白にも出場している
にも関わらず彼女を知らないし記憶にない
TVをあまり観ないせいであって自分は記憶障害ではないと思うが
正直関心が無かったんだろう
厳密に言うと違うが極端に言うと『いきものがかり』あたりで止まっている
自分は昨今のお笑い芸人にかなり疎いがそれでも『しくじり先生』が好きで観ることによって大抵は知ることにできるわけだが歌い手さんとなるとそうはいかない
歌番組とか観ないし
去年の紅白だってB'zにしか興味がなくB'zが出る前はうとうとしていて出た途端にハイテンションになったものだ
『俺の空』で踊り子が踊っている際は客席のおっさんたちは誰も彼も居眠りしていたのに脱いだ途端にパッと目を開き爛々と輝かせステージにあがらんばかりの勢いだったがそんな感じ
まっ僕はB'zの2人に対していやらしい目線やヨダレを垂らしたりはしなかったけど
miletは映画初出演
っていうか本格的に演技するのは初めてかもしれない
にも関わらず悪くない
むしろ良い方
演技初出演なのにサラリとこなしている
武田鉄矢が映画初出演の時は毎日のように扱かれたというのに全てにおいて天才か
しかも美人ときてる
事務所の先輩木村カエラも20年前に映画初出演しているが贔屓目に観ても芳しくなかった
今後の活躍にも期待したい
桐谷健太はああいうポジションがよく似合う
すっかりおばあちゃん役が板についている風吹ジュン
もう少し前園和江の役割を明確にするべきだったと思う
担当編集者にあんなにベタベタしてくる新人作家っているのかな
むしろ逆のケースならたくさん有りそうだが
配役
文芸部の編集部員の世界に転生するベストセラー作家の神林リクに中島健人
『蒼龍戦記』の主人公のガロアスに中島健人
リクの妻で売れない歌手だったがリクの転生した世界では未婚で売れっ子シンガーソングライターになっていた前園ミナミにmilet
ミナミの幼少期に宇敷風花(写真)
ガロアスの相棒のシャドウにmilet
リクの親友かつ大学時代の先輩で職場の同僚の梶原恵介に桐谷健太
ボツになった原稿をリクが発掘しリクが育て上げデビュー作の映画化の話まで持ちあがった新人作家の金子ルミに中村ゆりか
リクの上司で編集長の春日研一に八嶋智人
リクの先輩社員で小松みのりに円井わん
ミナミの祖母で歌手だったが早くに亡くなった孫の両親の代わりに彼女を育て上げた前園和江に風吹ジュン
ミナミのプロデューサーの田所哲斗に眞島秀和
大学のチアリーダーで梶原の恋人または妻のカナに坂ノ上茜
リクが講義を受けている大学教授の小手伸也
リクが務めている出版社の社員で芸能部の野々村に野間口徹
サイン会を開く作家に羽田圭介
編集長に橋本一郎
ミナミのマネージャーに田中達也
出版社の芸能部の部長に成松修
ミナミの出待ちのファンに遊佐亮介
映画のプロデューサーに岡雅史
本屋の店員に赤松新
介護士に島村苑香
ヴァイオリニストに坊野称央己
ヴァイオリニストに桜井雅彦
ヴィオリストに小神野りえ
チェリストに井上文乃
ベーシストに佐々木直人
ギタリストに木田健太郎
ドラマーに大野宏二朗
ピアニストに真未
レポーターに宮司愛海
音楽プロデューサーに亀田誠治
恋愛物はあまり好んで見ないですが…
元々中島健人くんが好きだったのですが、恋愛物があまり好きではないのでそれほど期待せずに観にいきました。
ですが観てみると内容もすごく良く、別の世界戦にトリップという非現実的な世界観でありつつも良い意味で自然体な作品でした。
主人公の中島健人くんは勿論見目の良さはありますが、普段のアイドルの時に見せるキラキラ感は影を潜め、等身大の青年像としてとても役に馴染んでいました。
そしてmiletさんは演技が初とは思えないほどお上手で後からその事を知り吃驚しました。
本職ということで世辞抜きで歌がお上手なので役柄に説得力もあります。
癖の無い美人さんで主人公と並んだ際のナチュラルな美しさ、お二人とも笑顔が素敵でとても絵になっていました。
桐谷健太さんは友人の役で、コミカルな演技と時折見せる真面目な表情、非の打ち所がない演技で流石俳優さんだなと感じました。
恋愛物が得意でない理由に「高確率で嫌な人が出てくる」「恋愛のドロドロ感」があるのですが、本作はそのどちらも感じず、だからといって嘘くささを感じるわけでもなく、涙あり幸福感ありの作品でとても良かったです。
個人的にはここ最近観た作品の中でも特に大好きな作品になりました。
映像◎音楽◎キャスト◎
誰が為に歌う
見に行く予定は無かったのですが時間空いたので見に行ってきました
原作?あるのもまったく知らぬで
設定は直近でやってるファーストキスと似てるな・・と思いました
思ったよりコメディチックだったかな~
いきなりファンタジー世界でなんだこりゃ・・ 元の世界?から出会い~幸せな期間含めてオシャレ音楽と共にOPはおお!いい雰囲気で進んでいきそうだぞと思いましたが
終盤にかけてそこまでだったかな~ 元にいる世界に戻る云々でトントン拍子に理解して進んでいくやんか・・と
ケンティーはいつものケンティーだった
milet可愛くて好きになりそうでした(笑)
桐谷健太はこんなような友達ポジションばっかりだw
蒼龍戦記が絶妙に面白くなさそうなのにヒットしてるのは違和感がw
眞島さんの優しい声と嫌なヤツ具合が絶妙にあってて良かった
家で乾杯って言ったときに居酒屋新幹線思い出して笑ってしまいました~
心温まる作品
パラレルワールドにより異なった人生を歩む男女の変わらぬ愛の姿を描いた作品。 本年度ベスト級。
miletさん目当て。
期待した歌声はとても素晴らしかったけど、それに引けを取らない演技に圧倒された!
カノジョの素敵な歌声と演技に0.5を加点。
大学で偶然出会った2人のラブストーリー。
小説家を夢見るリク。
ミュージシャンを目指すミナミ。
お互い一目惚れで付き合い結婚する展開。
miletさんのウエディングドレスの姿がとても美しい!
ロングヘアーも素敵!
大学8年生の桐谷健太さん演じる梶原の存在感がポイント高め!
リクが作家として大成功する中、ミナミはミュージシャンとして芽が出ない感じで2人の間に徐々に溝が出来て行く感じ。
リクが新作の小説を書き上げた翌朝、ミナミが消えパラレルワールドの世界で生きる事に。
その世界ではミナミが一流ミュージシャンとして活躍中する中、リクは出版社で働く設定。
パラレルワールドに陥った理由は解るし元の世界に戻る方法も想像通りだったけど、リクとミナミのやり取りがとても良い!
メッチャ仲良しの感じで本当の恋人の様。
中島健人さんも怪演!
テレビ等で見るチャライ感じは一切無しの演技が素晴らしかった。
miletさんのライブシーンは期待通りで最高のライブだった。
ライブでの自己紹介。
「こんばんは、前園ミナミです」
ってセリフはメッチャ違和感があった(笑)
「こんばんは、miletです」
だったらかなりテンション上がってたのに残念(笑)
ミナミを元の世界に戻そうとするリク。
だけど一流ミュージシャンとして活躍する世界で生きているミナミの事を思う行動に泣ける。
ラストもストレスフリーなエンディングで続編を作って欲しいと感じた。
miletさんの片エクボがメッチャ可愛かったです( ´∀`)
自分の人生と重ねて愛を噛み締める映画
SNSでは泣けた!という感想をよく見ます。
私も泣きました。
でも、御涙頂戴の映画ではないです。
もちろん、CMでも見るレストランのシーンなど、主人公が泣いていたり、主人公に感情移入してつられるシーンもありますが、
それぞれの観客の内省による涙というか、見る人の人生の後悔や大事にしているポイントなどがキャラクターの人生に重なって涙が出てくる…というような感覚かと思いました。
個人的には、2回目が1番泣けました。
1回目は試写会で見るチャンスがあり、ここってもしかして…?と引っかかっていたところが数個あり、
結末を知ったあとに見る2回目ではとても切なく苦しく、とてつもなく愛であったんだ…と涙が止められなくなりました。
出だしがいきなり映画内部の作品の世界観で始まるとか、
演出上の都合なのはわかるけど、
いやいや!どういう規模の歌姫やねん…!(出待ちで存外に簡単に触れ合うチャンス、車移動が表から、取材と称してデート紛いのことができる、そもそも契約?!、楽屋ってそう簡単に入れるかな……)と常識が邪魔するポイントなどはあるんですが、ご愛嬌ということで…笑
是非一度見て、もしよかったら二度目も見てみて欲しいです。
私はこのあとノベライズを読んで、衣装展が始まったらどうにか予定に折り合いをつけて見に行こうと思っています。
友情愛情が深い。優しくて余韻がのこる
やさしいファンタジー
わたしの心に刺さった
大切な人を、ただただ大切にして生きて行かなくちゃと、忘れかけていた気持ちを思い出させてもらえた素敵な映画でした。冒頭、学生時代がとにかく可愛くてかわいくて、もうそのシーンの辺りからウルウルしてしまって。キャストもピッタリはまってて、映像も美しく、もう1度観に行こうと思います。
淡々と…
ここにいるよ。失くした心を取り戻す夢
*
2025年。早くも2本目のタイムリープ系。このジャンル、豊作でしょうか?ハマるハマる。
“いかに分かりやすく伝えるか”普通の時間軸で進んでいく作品よりも重きを置かれているジャンルだと思うのですが、置いてけぼりにしない配慮を感じました。
というのも、梶さんという桐谷健太さんが演じる陽キャで良いヤツが登場するのですが、ホワイトボードを使って「つまりこういうこと?」を主人公のリクに聞いてくれるわけです。これが解説となっているというわけです。わざとらしくなく、自然でよかった。あとシンプルに梶さん面白い人で好きです。
*
この作品を観て胸に刻んだこと
「初心忘れべからず」
「相手の存在の当たり前にあぐらをかかない」
時間の行き来はできないけれど、どうしてこうなってしまったのか?を一度立ち止まって自分の胸に手を当てて考えることはできる。忙しいと止まっていられないから、最初の気持ちを見失ったり失くしてしまうのは当然とも言える。失くしたことさえも気づかない。気づけない。誰よりも大切にしたくて一緒にいることを選んだ。それを忘れないようにする努力は必要。
それともうひとつ。
自分の胸の内をぜんぶ曝け出しても、それを聞いてくれる人がいることは、離れずにそばにいてくれることは、とても幸せで恵まれているということ。曝け出された発言のなかに琴線に触れる言葉も場合によってはあるわけで。あの時は言えなかったけど本当はこう思ってた。と話してくれる人もいるし、言われた言葉をどうしても許せなくて何も言わずに去っていく人もいる。梶さんは前者の人。そういう人がそばにいたこともあり、リクは忘れてはいけなかった大切なことを思い出せたのかもしれない。
リクとミナミが恋人・夫婦の頃のファッション好きでした。それぞれひとりだと普通なんだけども、ふたりが並ぶとファッションの雰囲気がリンクして「可愛い」がうまれる感じ。miletさんの演技もすごくよかったので、もしまた演じる機会があればぜひ挑戦してほしい。表情豊か、もっと色々な表情を見てみたい。
お話もファッションも含めてまた観たい作品でした。
予想以上に良かった!
何回観ても楽しめる王道ラブストーリー
ベタベタで展開が読めるもののそれが良いし、むしろそれで良い。大切な人のことを大切にする気持ちを思い出すにはこれぐらい直球勝負が必要かと。
何より主人公とヒロインの2人がキュート!リクの主人公よがりムーブも素直に謝れるから鼻につくことなく、後半はずっとリク頑張れ応援モードに。ポロポロ泣けてほっこりした気持ちで映画の余韻に浸れる安心できる王道ラブストーリーでした。
初回はもちろんですが、2回目の方がそれぞれの登場人物の言葉が響いて泣きました。
さすが三木監督!
CMでよく目にするので、観てみたい反面期待値のハードル上がってて逆に少し不安もありましたが、三木監督の作る映像が温かく優しく登場人物への愛に溢れていて、とても素敵な作品で想像以上でした。
ストーリーの展開はちょっとツッコミどころもありますが、ファンタジーという特性と温かい世界観で気にならない。
流れるように場面が変わるので、気持ちが途切れることなく作品に没入してあっという間の120分。
主役の2人が本当に自然な可愛らしさで愛おしく、周りの役者さんはさすがにお芝居がお上手で惹き込まれ、miletさんの歌もとても心に響いて、何度も涙が溢れてしまいました。
恋愛映画は好みもあるので人に勧めるのは迷いますが、こちらは恋愛だけではなく優しい気持ちになれるので、幅広い年代の方に自信を持ってなお勧め出来る作品です。
個人的には、夢を追いかけてる人、追いかけたことがある人にも刺さるのでは…と思います。
人との繋がり、自分の人生が愛おしくなる映画
単なるファンタジーのラブストーリーかと思っていたが、周囲の人に助けられながら、後悔、反省し、自分の人生に向き合っていく主人公の物語だった。中島健人さん演じる主人公は決して聖人君子ではないのだが、そんな彼に感情移入してしまう。
miletさんは演技に初挑戦のはずだが、日常シーンの自然な演技と歌唱シーンのオーラのギャップに驚く。今まで注目していなかった分、これから活動を追いたいと思ってしまうほど。
主人公の親友役の桐谷健太さんの演技には安定感があり、クスッと笑わせてもらうシーンも多い。自分の周りにいる彼のような存在のことを思い出し、彼ら彼女らのことを大事にしたいと思った。
風吹ジュンさんの存在感も素晴らしく、昨年祖母を亡くした自分は、風吹さんの本当の祖母のような温かい眼差しについ涙が溢れてしまった。
少しだけ出演しているキャストの方々も、それぞれが非常に良い味を出している。エンタメ業界の裏側なども描いていて、その部分も楽しめる。
主演の中島健人さんとmiletさんのピュアな役どころによって、物語の起伏はあれど、終始楽しい気持ちにさせられる。観終わった後には幸福感に包まれ、人生もっと挑戦していこうという勇気をもらえた。
とにかく幸せな気持ちになれる映画
全143件中、21~40件目を表示