劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師のレビュー・感想・評価
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普段のTVシリーズとは違う、シリアスな忍たま
尼子騒兵衛による『忍たま乱太郎』シリーズを原作とする、NHKの人気長寿アニメの劇場版第3弾。とある事故から記憶喪失となってしまった忍術学園の教師 土井半助が、敵対するドクタケ忍者隊に洗脳され、最強の軍師 天鬼(てんき)として乱太郎達の前に立ち塞がる。
ネットで「全国の女児から初恋を奪った人」と言われている土井先生が本作のキーパーソン。彼を中心に、乱太郎ら忍術学園の生徒達の先生を信じて連れ戻そうとする直向きさ、共同生活を送るきり丸の苦悩、義理の親子関係にある山田先生の親子愛、記憶喪失とはいえ敵対する組織に属した以上は暗殺を企てるという忍社会のシビアさと、様々な人間関係や思惑が交錯していく。
人気シリーズの劇場版ながら、乱太郎、きり丸、しんべヱの主要3人+本作のメインである土井先生の普段のキャラクターを何となく知ってさえいれば、初見さんにも理解出来る優しい作りになっている。実際、本作のレビューにも「子供の頃観ていた」という意見も多く、その上で高い評価を下している人も多いからだ。
ただ、本作をより楽しむのならば、劇場版の前作に当たる『忍術学園全員出動!の段』(2011)を鑑賞してから行くと、タソガレドキ忍軍の雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)や諸泉尊奈門(もろいずみそんなもん)のキャラクターを知ることが出来、冒頭の土井先生と尊奈門の因縁についても把握した上で果たし合いのアクションを楽しむ事が出来るのでオススメ。
私自身も例に漏れず、幼少期にアニメを鑑賞していた以外は、1996年の劇場版第一弾を子供会の催しで、先述した劇場版の前作をTV放送で偶然目にした程度。しかし、そんな前作が、子供向けに分かりやすくコミカルに描かれながらも、合戦描写や戦術のリアルさや乱太郎が保健委員長代理として奔走する姿が印象的で、物語としての完成度も非常に高かった事から、「大人になって観てみると、実は侮れない作品なのだな」と感心させられた経験があるので、本作の劇場公開を内心楽しみにしていた。
本作を理解する上で、更に把握しておいた方が良い設定としては、
①きり丸は、戦争孤児で天涯孤独の身。
②土井先生は、かつて豪族の若君だったが、子供時代に家を滅ぼされ、きり丸と同じく天涯孤独。
この2つが、本作に於けるきり丸と土井先生の共同生活、幼い土井先生を引き取って育てた山田先生との擬似親子関係にも繋がるので、知っているとよりクライマックスでの感動が増すだろう。
そんなきり丸と土井先生の関係性が本作のメインの為、本来の主人公である乱太郎は、今回はサポート役に徹している。
普段の『忍たま』らしいコミカルさは残しつつも、全編を漂うシリアスな空気感は本作ならでは。高い戦闘力を持ち、兵法に精通している土井先生が敵に回るという展開が面白い。
捜索隊である六年生達(実力は既にプロレベルであるはず)を相手に、傷一つ負うことなく圧倒していく姿は、本作の白眉。
刀を手にしつつも、あくまで反撃は六年生達の投げた針や石を弾き返す、刀で斬った竹の鋭い断面に、六年生が脇腹を掠めるといった具合で傷を負わせるという「決して土井先生に生徒を斬らせはしない」というアクションの組み立て方の上手さが素晴らしい。また、多少とはいえ、流血表現を躊躇うことなく採用する思い切りの良さも個人的に評価ポイント。
そんな土井先生の記憶喪失の直接の原因となったドクタケ忍者隊の首領 稗田八方斎(ひえたはっぽうさい)も、同じく事故により普段より性格が狡猾に変質しており、目尻が鋭く尖っている。土井先生が記憶を取り戻す事を恐れ、「奴に生徒達を斬らせてしまえば、例え記憶が戻ろうとドクタケから抜け出すことは出来ない」と、乱太郎達を斬らせようとする残忍さは本作ならでは。とはいえ、流石普段のTVシリーズでも憎めない悪役なだけあって、ミュージカル調のダンスシーンで土井先生を洗脳する姿は面白い。
実は本作一シリアスなキャラクターだったのではないかと思われるきり丸の過去が切ない。決して深くは語られずとも、僅かな過去回想できり丸の過去が描かれる。
冬の空の下、廃寺(廃神社?)の軒下でボロ切れに身を包み、空を見上げる姿が印象的。普段は守銭奴キャラとして「小銭〜!」と目を輝かせるきり丸に、悲惨な過去があった事が示されると、お金に対する拘りの強さの所以が「生きるため」だと分かり胸が締め付けられる。忍術学園入学後初の長期休暇で、皆が家族の待つ家にウキウキしながら帰って行く中、「まぁ、雨風さえ凌げりゃ、俺は何処でも」と僅か10歳の少年が語っている姿は、大人になって観るとあまりにも重い台詞だと分かる。
そんな彼を、似たような境遇を持つ者として見過ごせず、「さぁ、一緒に帰ろう」と声を掛ける土井先生。「ただいま」と言うきり丸に「おかえり」と返してくれる存在になった優しさ。そんな土井先生の記憶を取り戻す為、今度はきり丸が「一緒に帰ろう」と声を掛けるクライマックスにグッと来る。
そんなクライマックスの展開にも、きり丸らしい守銭奴っぷりが発揮されている点は面白い。
「自分の命より銭大事!(これは前作の劇場版と繋がっている)」
「地獄の沙汰も金次第。だけど、払ってたまるか六文銭!」
という台詞が非常に彼らしくて素晴らしかった。
個人的に忘れてはならない賞賛ポイントが、冒頭から展開される本来過酷な時代であることを示す戦の記憶描写だ。恐らくは土井先生の過去回想であるが、全てが失われていく様子は戦争孤児のきり丸とも共通しており、“どちらの記憶”としても受け取れるのが素晴らしい。
振り下ろされる刀の軌道に沿って、暗闇を彩る彼岸花の数々、手に握られる一輪の彼岸花、倒れ積み上げられる藁で出来たカカシは、大人ならばその意味を理解出来るという絶妙な塩梅で、残酷さの中に美しさすら感じさせる魅力がある。直接的な残酷描写を避ける為の子供向け作品としての配慮が、下手な残酷描写を提示する実写作品をも凌いでしまう絵力を持つこのシーンに惜しみない拍手を贈りたい。
惜しむらくは、2度とないであろう敵として立ち塞がる土井先生と乱太郎達は組の生徒らとの直接的な関わりが少なく、アクションに乏しかった点。1番盛り上がっても良いクライマックスが、比較的大人しめに終わってしまったのは盛り上がりに欠けた。
は組の生徒らのいつもの能天気さと先生への思いから、記憶が戻りつつあるからこそ、頭痛や胃痛で普段の実力を発揮出来ない天鬼との追いかけっこ展開等のハチャメチャさが欲しかったところ。
普段のTVシリーズでは出来ない、劇場版ならではのシリアスなストーリー展開、忍術学園の上級生をはじめプロの忍を目指す、プロの忍として生きる者達の強さと厳しさ、そんなシリアスなストーリーを暗くし過ぎない“1年は組”の面々の安定したコミカルさと、かつてこのシリーズに触れた者としては非常に新鮮且つ懐かしさを感じさせてくれる作品だった。
笑いあり涙あり!忍たまオールスターズ
子供たちと遥か30年前の記憶と共に鑑賞。きり丸、乱太郎、しんべい、先生、八方斎しかわからない状態で、子供の付き添いと期待せずでしたがとても面白かったです。夕方テレビ放送の忍たまの雰囲気をしっていれば、しらないキャラがたくさんでてきても、充分楽しめます!(初見でも楽しめると思います)
忍たまとは関係ありませんが、某アニメ好きとしてはブラック土井先生の声に興奮しっぱなしで、胸熱でございました。
ソフト成人向け忍たまアニメ映画では!?
今日は忍たま(忍たま乱太郎「忍者のたまご」の略)大好き女子と鑑賞、NHKの子供向け教育番組の映画でしょうと?侮りつつ、その女子は成人女性向けにできているらしいとリサーチしていて、二次創作の多さ、ネット内で数多の考察され続けていると言う事実もあり…以外にも(忍たまファンの人すみません)鑑賞後の私の感想が、これはちびっ子向けでなく、歴史に残る忍者のリアルに近いエピソードが詰まった映画で、いやぁ凄くていい映画だったと感じました。
普段のアニメではおふざけや、優しい敵、お決まりセリフ個性的なキャラクター達が楽しく話を展開し時々キャラクターの歴史やエピソードを交えると言った形だが。今回はのっけから、残酷なシーンを比喩的に変えて流れ、ほんわかしたしシーンから、ある事故でシリアス色が異常に上がって緊張するシーンとアクションシーンが幅を利かせ、見ている方が忍者達のスピード感ある殺陣シーン、忍者の忍法の隠密な雰囲気と行動、忍たま達、先生方、ドクタケ忍者、他の地域に属する忍者達の心の動きが見ている方に伝わってきて、ホッコリとハラハラと悲しい気持ちが忙しく出現させられた心動く映画でした。侮って、すみません。これは日本代表に入れていい映画の一つだと思います。作者さん、関係者の皆さん、ファンの方、ここまでこの作品を育てられた事、尊敬に値します。素晴らしい映画作品を作ってくれて、有難うございました。音響や映像も、素晴らしかったです。
二度目の恋
今から気持ち悪いこと言います。
恐らく平成女児たちの初恋である土井先生。
いや、土井半助に二度目の恋をしますね。
(キモいところここで終わります。以下結構真面目な感想)
小さい頃に学校から帰ってきてみるのはもっぱらNHK教育で、忍たま乱太郎はよく観てました。
私は特に長く視聴し続けた部類と思います。なぜなら年の離れた弟もいたので、自分自身ではとっくに忍たま見る歳ではなくなった頃も、弟の付き合いでよく見ていたものです。
映画をやっていると知り、懐かしくなって時間も空いてるし観に行ってみようかなぁと思って…。
冒頭の状態のわけです(キモいところに戻るな)
まず、なんといっても忍たま乱太郎の良さはテンポです。展開も見ていてわかりやすい。わかりにくい作りの複雑なストーリーより、よっぽどスーッと入ってきます。
ギャグあって笑いあり、ジーンとくるシーンで涙あり。ほぼ、前半からハンカチ手放せませんでした。
きり丸が土井先生を大切に思っていてあの回想のシーン。だめだ、思い出しただけで涙腺が。
あとは相変わらずなは組の良い子たちが可愛かったです。普段は手裏剣もまともに投げれなくて、授業中は寝たり私語ばかり。でも、自分たちのことを悪く言われてもいいけど、先生を悪く言われるのは許せない。あー、そうそうこういういい子たちでした。あと個性が強いね、相変わらず。
上級生はやはり頼もしい。格好いいシーン満載でよかったし、下の子たちの面倒見もいいの最高です。
でも、そんな上級生が束になってもかなわなかった天鬼。つまり土井先生は…やっぱり、強いんだよねー。
普段は良い子のみんなの引率のお兄さんって感じで能天気そうにみえる(胃痛持ちではある)けど、本当にポテンシャルすごいだなぁと思い知りました。
一番良かったシーンは、土井先生がちゃんと先生だったこと。
記憶を取り戻して、きり丸たちと感動のシーンも良かったのですが、そのあとですね。
「やったことの責任をきちんと取らないと、この子たちの先生として」
記憶喪失していたとは言え、あわや戦という事態。その尻ぬぐいをきちんとやり遂げました。
これはね、我々大人が見習わなきゃいけない部分だなと。責任も取らずに逃げるような大人にならない、そんなところを子どもには見せない。
私も土井先生のようにありたいものです。
ということで、大人にも刺さる映画だと思いましたのでぜひとも観てほしいですね。
相変わらずの面白さ!土井半助の優しさを知る。
まぁ しかし 何のこの高評価??
あ、あれか なにわ男子の影響かな。
ちょっと 槍杉でしょw
グラフ5の棒が 槍に成ってるよね (。・ω・。)
昔 実写の忍たま観たなぁ。
その時 監督:三池崇史さんだった。
色々な展開登場がオモシロ過ぎて
雑渡 昆奈門(ざっと こんなもん)の登場が目を惹いたわさ。
諸泉 尊奈門(もろいずみ そんなもん)とか
名前がホント面白いよね。
今作はアニメ。TVと同じかな。
安心して観れる映画って事ですね。
展開内容は普通ですよ。ココの高評価とは比例してませんね。
程々な所と感じました。
あの土井先生が如何に凄いのか、優しいのかを知れて納得!
興味ある方は
劇場へGO!
ありがとう心から
ガキンチョの頃はTVの前で張り付いて見ていた忍たま乱太郎。
こうやって何年もの時を超えて大人になっても再び出会えた事も嬉しいですし、興行的にも好調でなによりです。
特典はステッカーで土井先生でした。
あの頃の忍たま乱太郎らしさ全開のシーンと、シリアスと意外な戦闘シーンの豊富さ、土井先生のスペックの高さなどなど懐かしさと新鮮が同時にやってくる映画で楽しかったです。
ぼんやり覚えてる感じでは土井先生は生徒たちに振り回されるお茶目な先生ってイメージがあったのですが、序盤の身体能力の高さだったり、ドクタケ忍者隊での戦闘狂っぷりだったりと覚えていたものとは全然違うカッコ良さがあり、とにかく飛び回って攻守に隙のない万能っぷりでしたし、意外なほどに流血描写もしっかりやっているのもビックリしましたが、普段のアニメの明るさとはまた違うものがあって見入ってしまいました。
6年生たちも登場してきてより忍者の行動や仕事などにフォーカスが当たっていたのも印象的です。
偵察をはじめとして忍者といえばこんなイメージというのをより深く追求しているのが良かったですし、おふざけ少なめでバレないように行動することをモットーにしているのもあって自然にやってるのにこんな描写見た事ないなと舌を巻きました。
1年生たちも独自の策略で潜入してみたりとこちらはコミカルさ満載ながらアクション的な楽しさがあってTVシリーズと近いものを感じれたのも良かったです。
先生たちの活躍もしっかり描かれており、山田先生が土井先生を心配しつつもベテランの忍者としての行動を心がけているスマートな仕事っぷりはお見事でした。
雑渡さんの圧倒的強者感とユーモアが合わさってこれまた最高でした。
諸泉さんの振り回されっぷりはコメディリリーフとしてこれまた最高でした。
きり丸と土井先生の暮らしだったり、近い境遇である事もあって2人で暮らしているからこそ、きり丸がキュッとした表情をするたびに大丈夫だからな〜と背中をさすりたくなるもんですから胸がキュッとしっぱなしでした。
終盤はちょっと駆け足でしたが、きり丸の言葉だったり、過去を思い出して迎える大団円だっていうのもらしさ全開でウルっときました。
ドクタケ忍者隊の謎のミュージカルだけは頭ポカンとしましたが、あれもまぁ怪我の影響だと思えばそういうもんかなと飲み込めました。
勇気100%で締めくくる感じもとても良かったですし、胸の熱くなる展開も多く見応えたっぷりでした。
是非ともまた新しい劇場版もやってほしいものです。
鑑賞日 12/22
鑑賞時間 17:15〜18:55
座席 I-19
ファン(女オタク)向け映画
超ネタバレです。
最近のTVシリーズからしてそうなので当然ですが、完全に夢女や腐女子の方向けの映画だなと思います。このシリーズのそもそものメイン対象がそういった方々なので、今更言うのも野暮ではあるが。
とにかく、登場キャラが多すぎる。
そしてその99%が男キャラである。
土井先生とらんきりしんは出て当然。
一年は組も皆土井先生の大事な生徒だ、出張るのも分かる。
6年生は忍たま人気の大部分を占めるから、まぁ活躍させるのは分かる。利吉も同様。
タソガレドキや5年生は……いなくても良いのでは?
いや、彼等にもかなりのファンがついてるのは知ってる。
好きなキャラが少しでも出てきてくれると嬉しいよね、分かる。
私も斜堂先生好きだから、序盤おっほほぉ♡ってなったしね。
ファンサービス豊かな映画だって言えばそうなのよ、お祭り映画とは確かにこうあるべきなのかも。
とは言え、子供の頃に時々見て「あー好きだったなー、久しぶりに見てみるか」となった"にわか"のファンとしては、結構置いてけぼりになることもあったかなと。
6年生が土井先生の死の可能性に苦しむ様子には、あ…そこ…それ葛藤するの君たちなんだ…(6年生が1年の時に土井先生が受け持ってたとか知らないにわか)とか、利吉くんが「お兄ちゃん」って呼んだのあざと過ぎやろ、とビビったり(山田家で世話になった時に懐かれてたとか知らないにわか)とか…。
あ、これはアレね、そういう系のサービスなのね…と暫く思っていました。
最後の学園に皆で帰るシーン…人数多いからってあんなに無理やり全員入れる必要あるかなって思いました…。
もうちょい…もうちょい、登場人物絞って良かったのではないかと。
その分、ドラえもんみたいに毎年レベルで数出しゃいいじゃん!
…と、にわかファンは思いました。
逆に言えば、ガチファンは大喜びすると思います。
戦闘シーンはとっても良かったです。😊
久しぶりに見た!全然予習しなくても楽しめる!
初日初回鑑賞しました
忍たまは18:10〜ごろに放送されてた頃に見てました
今は変わってる?と聞いて驚きました
推しは昔から6年生の伊作くんです
映画は序盤懐かしいなと思うノリが見られて、思わずクスクスと笑ってしまった
タソガレドキの方々の授業シーン、特に手裏剣、こんなもんさんの質問のところが面白く楽しめました。
今回はシリアス多めと聞いてましたが、笑い6、シリアス4の比率に感じました
うるっと来たのはやっぱりきり丸くんが土井先生のお家に来ることになる回想シーン
ちょっとよく確認ができなかったが、雪の日に1人寒く震えていたきり丸くんが、自力でお金稼いで学園に入って家族が出来た
その家族が急にいなくなっちゃったらショックだよなと考えたら涙腺がゆるんで泣いてしまった
個人的にショッキングシーンが伊作くんの髪のポニテの先が切れてしまったところ
一瞬だったけど、やっぱり今も大好きなキャラで注目して見てたらまさかの…!!!
最後土井先生を元に戻そうとするシーン、予想通りの展開ではあるが私の想像を超えてきた!また戻った後利吉くんが土井先生に「お兄ちゃん」と言ってきて記憶が吹っ飛び、上映終了してから「私は一体何を見たんだ…」となった。
唯一の不満点はゲストキャラ2人、あれいる?
別にいなくても問題ないような気がした
『四方八方肘鉄砲』も聴きたい
アニメはやってれば見たくらいで、原作は20巻程(不破と鉢屋がギリ)しか知りません。
しかし原作は何度も何度も読み返し、沢山の笑いと感動と知識をもらった。
筆を置かれたと知った際、「最終巻だけは」と発売日に購入したくらいには大好きな作品です。
子供向けでもやむなしと思っていたが、楽しかった。
土井先生の失踪から、いつもと違う授業風景などが描かれる。
この辺の会話もちゃんと後から効いてくるあたり、脚本はなかなかに侮れない。
定番の聞き間違えギャグもキレよく笑える。
序盤の土井先生vs尊奈門、中盤の六年生vs天鬼などのアクションは、サスガ劇場版という出来でよく動く。
そして、八方斎らの謎ダンスも。笑
天鬼の正体は最もシンプルなものだったが、それ故にきり丸やは組との関係性が見えて良かった。
五•六年生をはじめ知らないキャラもいるが、性格はすぐ掴めるし、あまり気にならない。
利吉さんやドクタケ側の主要キャラも絡んで賑やかながら、混乱はナシ。
くノ一は難しかった(シナ先生はチラッと映った)が、滝夜叉丸がちょっと出たのは嬉しかった。
は組の個性があまり活かされず、なのに喜三太のナメクジ要素などで序盤のテンポがイマイチなのは残念。
Cパートもあまり必要性を感じなかった。
だったらきり丸と土井先生のドラマをもっと見たい。
だが土井先生の過去や山田家との繋がりなど知らなかったことも知れて、また興味が湧いた。
そういう意味で、自分には懐かしさだけでなく新鮮さもあり、笑えてちょっと涙腺が緩む、素敵な作品。
ってか土井先生、あんなに強かったのね…
漫画、読み返したいなぁ。
ガチでよかった
子供の頃たまに見ていた記憶はあるもののそこまで深く覚えていなかったため、映画化が決定した際アニメを見返し原作も読み万全の状態で前夜祭に行きました。正直、原作はかなりシリアスでしたが"子供向けアニメ"で映画化するのでそこまでシリアスにはならないと思って行ったのですが、ギャグシーンとシリアスシーンの絶妙なバランスが本当に素晴らしかったです。ギャグシーンは子供にも大人にもウケていました。
丁寧で綺麗な作画、キャラクターひとりひとりの見せ場、手に汗握るアクション、クスッと笑えるギャグシーン、頭に残る劇中歌、泣きすぎて苦しくなったラスト。本当に良かったです。無理を承知でこれ年一で見れませんか?
小学生以来ぶり
小学生の頃に見ていた以来で、本当に主要なキャラしか覚えておらず、上級生は1人も名前すら言えないほど作品には詳しくないのですが、最後まで楽しく観ました。(Xで事前にこれだけ知っておけば大丈夫!のようなポストを拝見して理解が早かったのもあります)
冒頭の、彼岸花を使った血の演出が、直接的な表現を避けた子供向けアニメの演出であると同時にどこかおどろおどろしく、不穏な幕開けになっていてドキッとしました。派手に血飛沫が上がるよりもむしろ不気味。
6年生はほぼ一人前の忍者の扱いなのでしょうか?任務に臨む姿勢が、どの学年よりもしっかりと、気の緩みなく、見応えのあるアクションで描かれておりとても良かったです。変装を解いて忍び姿になるシーンが好きです。
そしてそれを遥かに凌ぐ実力を持つであろう教員を始めとした大人の忍者たち!土井先生にはのほほんとした優しいイメージを持っていたのですが、6年生との戦いで迷わず急所を狙ってくるあたり非常にゾクゾクしました。また、忍術学園の関係者が裏切りを疑うことなく記憶喪失と催眠であると推察しているのが、土井先生に対する信頼を感じて良かったです。
記憶を取り戻すシーンも、先生と生徒、特に生い立ちの似たきり丸とはより深い絆を感じました。冒頭のやりとりはここにかかってくるんですね。
コミカルなギャグシーンも随所に散りばめられており、授業で質問攻めにされるタソガレドキの人達や、急に歌い出すドクタケのシーンは笑ってしまいました。緩急の付け方がうまかったと思います。その代わりに、最後の結末が序盤の雰囲気に比べてマイルドだったかなと思います。本来このくらいの温度感が普段の作品の雰囲気なのかな?
総じて、大人から子どもたちへ、上級生から下級生たちへの思いやりや優しさを感じて、作品への信頼と興味がぐんと湧きました。6年生の出ている話だけでも観てみようかな、と思います。一際顔の怪我が酷かったのに「かすり傷です!」と漢気を見せていた保健委員の6年生が良かったです。
最強の軍師、強かった〜
土井先生に何があったのかと思いましたが、そういうことでしたか〜
勇気100%の曲が懐かしくて、思わず見に行ってしまいました(笑)
しかしきり丸の耳の探査能力は凄いし、しんべヱの美味しい匂いの探索能力はまるで鬼滅の刃の竈門炭治郎を思わせる凄さ(笑)
そしてやっぱり土井先生は強かった〜〜
声が鬼舞辻無惨と同じというのもなんだか不思議な感じで。良き。
昔このアニメをチラ見した時、ちょっとハマった理由は斬新なキャラクター名で、、「冷えた八宝菜」にしか聞こえなかった単語がまさかまんま「稗田八方斎」という人物名とは思わず(笑)面白すぎてハマったのを思い出しました。
その八宝菜、もとい八方斎さん。。お願いです歌とダンスだけは止めて(笑)子ども向けなのは分かってましたがミュージカル気味のパートは流石にキツイって(笑)(笑)
しかし。。ブレイキンダンス映画「熱烈」ばりのヘッドスピンは凄かったです(笑)まさかそんな技繰り出せるの?わりとおっちゃんに見えるあなたが??ヘルメット無しでヘッドスピン出来るのは、世界広しといえど八方斎さんぐらいかも(笑)
「ざっと」さんも(フルネーム「ざっとこんなもん」さん)も漢字が「雑渡昆奈門」とやっぱりちゃんと付けられてるので(しかもまぁまぁ強い)面白かったです!
本当なら懐かしさ込みで甘く4.5にしようと思ってましたが、やっぱり八方斎さんの謎のミュージカルパートに魘されそうなのでマイナス0.5しました(笑)
しっかし忍者のガチバトル、土井先生のアクションシーンはめっちやカッコ良かったです!!
アクションが良かった
公開してすぐの感想↓
3年前から忍たまファンをしていて、今回の映画も楽しみにしていました。
予告の時点で天鬼vs6年生で戦闘シーンは覚悟していましたが、2011年映画をゆうに超える生死を分かつ戦闘が行われていて、通常アニメとは本当に別物です。
そして相変わらず雑渡昆奈門さんが恐ろしいです。まさか、あの人が歯も立たないとは。
気になる方は2011年アニメ映画を鑑賞の上観に行ってみるとより楽しめるのではないでしょうか
6回目の鑑賞を経て↓(ガッツリネタバレ)
土井先生が強いのは普段のアニメで知ってたけど、こんなに強かったのー!?!!ってなる。
特典のため両親を連れて行ってから母の感想がこればっかりです。そんなに衝撃だったのか。
練り物との格闘を知っていると余計にそう思うそうです。
六年生との戦闘はYouTubeにあるので控えます。
忍たま(亜細亜堂)お約束の音楽シーンでは耳に残る名シーンで、客席からクスリと笑う声が聞こえてきて嬉しかったです。鑑賞後、あれが天鬼への洗脳として役に立っているという考察を見て、私も時々口ずさんでいたのに気づき八方斎の恐ろしさを体感しました。
これまた忍たまお約束(プロ忍限定)の空中戦
雑渡さんが強すぎ、3人がかかりで無理なら忍たまは絶対無理なんだろうなぁというプロ忍の凄さが伺えました。
特典(3弾)の天鬼と雑渡がポスカに載っているのを見るとこの二人のガチバトル見たくなりますが、あの3人と天鬼のバトルも見たくなりますね。利吉さんは「利吉の教材攻撃の段」で力量差が示されましたが、どっちも身内ノリで本気じゃないの確定なので、いや本気じゃなくてアレなのが怖いよ土井先生。
こんなに強い天鬼に効いた攻撃が「胃が痛くなる言葉」なのが最高に忍たましてて本当に良かった。八方斎の「忍術学園の卑劣な攻撃に負けるな!」っていうシーンに毎回笑いそうになる。
大好き。
何年振りかの再会だけど
子供が小さい頃観ていたから観ていた、というのが正直なところで知っていた先輩忍者は滝夜叉丸だけ、何人もの方の声が変わっていた。
それだけ離れていた時間があるのに忍たまは忍たまであり、土井先生は土井先生だった。
話は既に読んでいたけれど映像にすると何と魅力的になることか。6年生を始め皆が頼もしい。
そして刀を手にする天鬼を前にしたきり丸の叫び。土井先生が胃が痛いと苦しむ。きり丸には見慣れた光景かもしれないが、その度に心痛めるものがあると思う。それが分かっていて叫んだ。泣きながら叫んだ。大好きな人が苦しむ姿は嫌だ、でもその大好きな人に帰って来て欲しい。あの涙は堪らなく悲しい。
土井先生はなぜ僕を気にかけてくれるのかという質問だっただろうか。それに「同じような育ち方をしている」と答えた土井先生。これからきり丸が成長し立派な忍者になって、もし抜け忍として追われたら。やはり土井先生の元に来る気がする。山田先生と土井先生の過去を繰り返し、きり丸が忍術学園の教師になる。そんな妄想をいだいていた。
大好きな小説の映画化
シリアスな世界観と子供向けのポップさを上手く混じらせた映画だと思います
アクションシーンにも力が入っていて
土井先生好きにはたまらなかった!
ただ一つ言うとすれば
小説の駆け引きのカッコよさ 心理描写が100パーセント出し切れてないように感じたので
大人向けに触れ切ったその世界観も是非見てみたい
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