劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師のレビュー・感想・評価
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シリアスながらも子供向けの体裁を保ちつつ
前作映画未視聴のまま、子供の頃にテレビアニメを見ていた(まだ上級生がいなかった頃)記憶を思い返しつつ見た。上級生についてほとんど知らなくても、子供の頃土井先生が優しくてかっこいいなと思っていた人には十分楽しめると思う。
主役3人が忍術学園の生徒であることと土井先生が3人のクラスの担任であることを知っていれば、前知識としては十分話が通じる。
きり丸は戦災孤児で家族がおらず、土井先生ときり丸が長期休暇のときは家族のように一緒の長屋に帰っているということを知っていると、よりこの作品を楽しめると思う。
ファミリー向け映画らしく明らかなグロは出さないのだが(流血は少しある)、本編にたびたび挿入される土井先生の過去イメージであろうシーンをチャンバラの音と彼岸花、燃える家と火の灯りに照らされたかかしという、直接的ではない表現で見事に現している。流された血を彼岸花で表現するとは。(この表現は冒頭から出てくるのでネタバレに入らない…よね?)大人が見たらこれは…となるけど、子供がショック受けすぎるようなものは見せない。ファミリー向けの映画にふさわしい表現だったと思う。シンプルに上手いな、となりました。
この映画は土井先生の壮絶な過去が垣間見えるだけではなく、なぜきり丸の面倒を見ていたのかというアンサーにもなっており、かつ、土井先生がいかに忍術学園に居場所を見出しているかを知ることができる物語でもある。大人向けな要素も入っており、子供だけでなく、かつて忍たまのテレビアニメで育った大人にも観てほしい作品である。
ところで、上級生たちはちゃんと忍者らしく戦っていてかっこいいね。忍たま映画でアクションに満足するとは思わなかったよ。
土井先生の独壇場
この絆も史上最強でした
思いのほか楽しめた大人向けの? 定番アニメ作品の劇場版
テレビ版のアニメは何度か見ている程度でした。
劇場用として公開された本作を見て、なかなかにすごい作品だな、と新しく認識しました。
忍術学校という舞台である以上、単純に子供向けだけのファンタジーとしては描けるわけもなく、戦災孤児や餓えた民もしっかり描くシビアさ。特に雑渡先生の子供たちに忍術をまじめに教える一方で、自国の脅威になりうる存在が出現しそうであれば、躊躇わずにその命を取りに行く展開はシビれるものがあります。
ちょっと期待し過ぎたかな
かつて女児だった人へ
忍たまって光GENJIが主題歌やってた頃以来に見て、大人一人で見に行くの恥ずかしかったけど、映画館は大人の女性客ばかりで心配無用だった。
同世代以下の女子たちは、幼少期に一度は土井先生を好きになったことがある(体感90%以上)
そんな私たちが大好きだった土井先生が、めちゃくちゃ実力者として描かれていて、生徒も教師も敵も味方も皆が欲しがっている映画だった。
みんな!私たちの土井先生強かったよ。
死体を描かない、血の比喩として彼岸花で表現、みたいな配慮があってあくまで子ども向けなんだなと感じた。だけど、大人が見てもそこそこ楽しめる映画だと思う。アクションとか思いの外ちゃんとしてた。忍者の描写も時代考証とかに基づいてそう。
あと何より声がいいよな。昔から耳馴染みのあるベテラン声優さんだらけ。ご長寿アニメすごい。
まさか2024年の映画を忍たまで締めるとは思わなかったけど、満足でした。
テレビスペシャルで放送するため?
半分のキャラを知らないまま笑って泣いた
今30代以下であれば誰もが履修した必修科目のひとつ。ちょいちょい声が代わっていたり、知らない人が増えていたりしましたが、は組の面々はあの頃のまま……同窓会のようでありつつ、生徒を見守る大人たちの気持ちの方が分かるようになってしまった……
基本やっていることは小学一年生、コロコロコミックなのに、ふとした瞬間に「ああ、ここ室町時代だったわ」と気づかされます。世界観の奥行が子供向けじゃねえんだわ。1年生が10歳(数えの10歳なら満9歳)とすれば、6年生は15歳(現代なら満14歳中2)。そうだな、確かに元服の歳です。「1年生には6年生って物凄く大人で頼もしく見えたよなー」じゃないんですよ。彼らはあと数か月で大人になる。しかも忍、武士として大人になる。大人に敵う実力になっていなくば即日死ぬ。そんな時代を背景にしながらコメディアニメを見せられていたのか俺たちは。しかもその世界に初恋を見出してしまった者たちはどうすれば良いというのか。だからジャパンイズクレイジーて言われるんだぞ。
いや本当……こういう世界観でも「友情」や「同僚」や「家族」って描けるんだなあって……だから名作なんだなあ……私が流した涙はノスタルジーの涙でもあり、そうした人類普遍的なものに対する涙でもあったと思う。あと無惨様から土井先生にメタモルフォーゼした瞬間にマジで安心して「あっ」て泣いてしまった。そのくらい関俊彦氏の声が海馬に刷り込まれていて、自分でちょっと引いた。
めちゃくちゃおもしろかった!
小さい頃は毎日みていた忍たま乱太郎
大人になって久しぶりに映画は初めて観ました。
1年は組かわいくていい子達でおもしろくて本当最高です
とても懐かしくてエモい気持ちにもなったし
重たい雰囲気のある演出もあって少し怖く感じたり
きり丸と土井先生の過去や絆に目頭が熱くなって
きり丸がでてくるたびに泣きそうでやばいってところで
毎回、しんベエがおもしろくて涙引っ込むwww
土井先生ってこんなに強かったの?!
めちゃくちゃかっこよかった!!!!
劇場版気合い入ってんなー!という感じで
肩がぶんぶんまわってました
懐かしさと驚きと色々感じられて
ギャグはピカイチだし
本当に想像以上におもしろかった、また観たいです
p.s.
らんきりしんって呼び方めっちゃかわいい
楽しかった。
まさかの感動作!
100点満点の映画化
アニメの初期シリーズ斜め見でどちらかというと原作の落第忍者読者(それも40巻あたりまでしか持ってません)のおっさんですが、
めちゃめちゃ面白かったです。(直近の放送で劇場版に向けた伏線が色々張られてたみたいで、その辺も見てませんがそれを差し引いても)
戦乱の世における忍び組織のシビアさを外連味たっぷり乗せながらいかんなく描写してくれてます。
男の子はこういうの大好きです。
元々原作はこども新聞連載でありアニメはNHKですから、時代考証の土台はしっかりしていますし、シリアスに描こうと思えばどこまでもシリアスに描ける作品ですが
そこはやはり子供向け作品としてコメディ部分も残してくれています。
この点について、大人としては急に世界観ぶっ壊してくる描写に賛否あると思いますが、元々子供向けの作品なので良いバランスのとり方だと思います。
コミカル部分を除いてシリアス部分だけにするとかなり暗い話ですし。
(もちろんゲ謎のように大人向けと振り切ってくれる分にはそれも見たいですが)
乱きりしんをはじめとしたは組の活躍は少なめですが、原作でもしれっと流されている土井先生ときり丸の関係性がこれでもかというくらい濃密に描かれて、涙無くては見られませんでした。そこに割って入る利吉がまた良い。おっさんでも乙女になりかけました。
1年は組から見れば圧倒的に優秀な5年生6年生を軽くあしらってさらに圧倒的な力を見せつける雑渡昆奈門や土井先生、山田先生の超一流忍者達の戦いも痺れるほどかっこいい。
一流のプロと駆け出しプロやたまごとの壁がかなりシビアに表現されていて、もう男の子なら誰でも憧れちゃいますよ。忍者かくあるべしという部分がしっかり描かれています。
というか普通に血みどろの死合いをしててびびります。すごい。
ここまでシリアスに描いてくれるなら設定上最強格の学園長や八宝斎、忍術学園の他の先生方(戸部先生とか)の真剣勝負をもっと見てみたいとか色々欲も出てきますが、
言い出したらキリが無いのでこの作品においては忍たまワールドでシリアスもコミカルもしっかり描いてくれたということで100点満点です。勇気100%はやっぱり名曲だ。
願わくば今回売れて早いうちに次作品に繋がってくれればなと思います。(前作はタイミングが悪すぎましたしね…)
雰囲気を残しつつグレードアップ
ありがとう『勇気100%』
お見逃しは許しまへんで〜。
子どもたちが小さい頃、いつも見ていた忍たま乱太郎。
光GENJIの主題歌「勇気100%」と土井先生が練り物嫌いっていうのを今でもよく覚えてる。
主人公みたいな男の子がきり丸で主人公みたいじゃない方の男の子が乱太郎なんだって当時思ってたけど、今回もきり丸と土井先生がメイン。先輩たちの活躍もあり、アクションもあり、歌もダンス(最高!)もあり、楽しかったです。
食堂のおばちゃんが出てこなかったのだけが残念でした。
直前に映像も音楽もあまりにも饒舌なライオンキングを観たんですが、アニメーションってこれで充分だと思います。アニメにしかできない表現とかアニメだから許される表現ってありますよね。
光GENJIじゃなかったけど「勇気100%」が流れてきた時はちょっと感動した。この歌を毎日聴いて育った子どもたちってしあわせだと思う。名曲だな。
期待をさらに上回った
原作小説を元々10年前に読んでいたため、展開を知っていたがそれでも尚、新鮮に驚き感動しました。
ゲスト声優でアイドルを使うと聞いた時は、正直不安がありましたが、お2人とも新人声優さんと言われても遜色ないほど演技が上手で心地よく観れました。
小説よりさらに色んなキャラが活躍し、映像だからこそできる強みがたくさんあって大満足です。
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