劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師のレビュー・感想・評価
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大人になってから観る忍たま、効く
SNSで話題になっていたので観に行きました。
忍たまといえば夜ご飯までの間に観ていたNHKアニメの1つ。約20年振りの忍たまということもあり、知っているキャラクターは乱きりしん、土井先生、山田先生、学園長、ヘムヘム、平滝夜叉丸くらい。懐かしいな〜!と軽い気持ちで観に行ったのですが、ラストでまさかの涙。忍たまに泣かされるとは思いませんでした。感動もしましたが、よく動くアクションに笑えるところもあり、とても楽しい90分でした。1年は組の絆や上級生の先輩達の活躍も良かったです。なにより、アニメーションがあれだけ動くのに終始作画がいいのもすごい!1度じゃ追いきれないところもあったので、上映終了後からキャラクター1人1人を調べ、SNSで有識者の感想を読み、もう一度観に行って更に理解を深め、、あの日以来頭の中が忍たまでいっぱいです。
これまでの人生で幾度となく耳にしてきた勇気100%でしたが、EDで流れたそれはとても心に響きました。
よだれの痕
うーん。期待しすぎちゃってたな、笑
昔少しだけ見た事あるくらいで知識は全然無かったんだけど、YouTubeに上がってるだいたい2分で〜を見たらそこまで問題はなかった。ちょい敷居高めではあるけど、知らなくても楽しめる。ただ、作風的にも客層的にも昨年公開された「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を彷彿とさせてしまったから、あの作品と比較するとどうしてもインパクトに欠けるなぁと思ってしまった。
コメディにもシリアスにもどっちにも寄れておらず、せっかくTVアニメらしかぬことをしているのならもっと攻めても良かったのかなと。メインの客層であるから仕方ないことなんだけど、正直大人からすると若干幼稚くて物足りなかった。子ども向けの枠を超えきれていない。
主軸のストーリーとかなりの頻度であるギャグシーンのバランスが悪く、緊張感や感動はかなり薄い。ひとつひとつは面白いんだけど、全体を通してみれば残念に感じちゃう。2月に公開されたハイキューとちょっと似てる。鬼太郎の思い切りの良さに改めて感心した。
ただ、キャラクターはとても魅力的に描かれており、Eテレで放送する子ども向けアニメにも関わらず、女性からの多大なる支持を得ている理由がわかった。土井先生、6年生のカッコ良さが異常。みんなからの愛され具合が直に伝わってくる。
愛のあるいじりをすごく上手いこと使っていて、とても綺麗に感動させてくれる。しんべえ、懐かしいなあ。ちょっとしか見た事ないけど、大好きなクレヨンしんちゃんのマサオくんというのもあって、すごく好きだった。無意識のうちに場を明るくする人って、最高だよねぇ。
雑渡さんのキャラデザも良かった。山田先生も大塚明夫ボイスのおかげでやっぱ好き。全体的にカッコよくて愛らしいキャラクターで溢れているけど、八方斎だけは無理。いつもはおちゃらけたお笑い担当のキャラクターで見た目といい話し方といい、すごく印象が強かったんだけど、あれ、こんな外道だっけ?策略が惨すぎて驚いた。いやいや、こんなことしといてこれは流石にないって。そのせいで終わりがモヤモヤ。スッキリしない締めくくりでなんか納得がいかなかった。うーむ、ポップじゃないなぁ。
まぁ、とはいえいい作品であることは間違いない。久々にTVアニメも見たくなってきた。国民的アニメの映画化がこうして映画館を盛り上げてくれるのは嬉しい。次はケロロ軍曹とかお願いできます??
忍たま知らない人も見てくれ
いつでも解説するから、忍たま知らない人も見てほしい(笑
製作発表されたときから劇場公開をずっと待ってた
原作は絶版になるも未だに古本が市場に出回れば高値で取引される高評価の小説版忍たま乱太郎『ドクタケ忍者隊最強の軍師』
(映画の公開決定に合わせて再販されたので現在は定価で手に入る)
これ映画化するんだから、面白くないわけがない
忍たま大好きだから、偏った評価しかできないけど最高だった。
いくつか「忍たまのお約束」みたいなのがあったから、そこらへんは初見の人ついていけなかったんじゃないかな?とは思うけど、初見の人も楽しんでいるようで作品としての完成度が高くて良き。
これをきっかけに忍たまファン増えるといいなー!
上質なファミリー向けエンタメ作品
平成初期生まれでアニメの忍たまは小・中学生くらいまでは見てました。
大学生以降はほぼ観てなかったです。
原作未読で今作の書籍版も「完璧じゃないけど評判の良い作品」くらいの前評判は耳に入ってました。
結論から言えばかなり上質なエンタメ作品でした。
笑いあり、(泣くまでは行かなかったけど)涙ありのドタバタコメディにしつつ忍たまってコンテンツが元々持ってる、
「なんちゃって要素を含みつつ忍者や忍術、戦国時代の雑学紹介」
「個性豊かなキャラクターの掛け合い」
をちゃんと引き出していて、
なおかつ映画映えするアクションを盛り込んでいたと思います。
ただし、
「"あの"お馴染みのキャラクターが……」
みたいな感じで全編進むので一切触れた事ない方にまでオススメできる作品ではないです。
そこら辺はご注意ください。
え…?なにこれ…全然子ども向けちゃうやん…
土井先生の需要と供給。館内はほぼ大人。
忍たまは子供の頃にのみ見ていただけで、最近の忍たまは全くわからなかったのですが、YouTubeで予習動画を見てキャラの勉強をして臨みました。これからご覧になる方は、最低限キャラの名前、生い立ちなどを予習されることが必須だと思います。どのキャラと土井先生がどのような関係性なのかを知ると、この映画結構泣けます。
またとにかく土井先生やその教え子たちがかっこいい映画なので、土井先生に初恋を奪われたお姉様方には需要しかありません。もちろんお子様もご覧になれる内容ですが、大人の方も(忍たま知識有、土井先生ファンなど)非常に楽しめる内容でした。年齢関係なく楽しめるという点でディズニー映画と比べるとやはり内容に劣る面もありますが、私的にはSPY×FAMILYを観た後、もしくは猫のちゃうちゅーるのCMを見た後(?)のような幸福感や優しい気持ちで心が満たされました。
大人の皆さん、心が汚れてないですか?
忍たまで浄化、ありですよ。
子供向け?
20年ぶりに観たのに、記憶そのままのキャラたちに、劇場版クオリテ...
シリアスながらも子供向けの体裁を保ちつつ
前作映画未視聴のまま、子供の頃にテレビアニメを見ていた(まだ上級生がいなかった頃)記憶を思い返しつつ見た。上級生についてほとんど知らなくても、子供の頃土井先生が優しくてかっこいいなと思っていた人には十分楽しめると思う。
主役3人が忍術学園の生徒であることと土井先生が3人のクラスの担任であることを知っていれば、前知識としては十分話が通じる。
きり丸は戦災孤児で家族がおらず、土井先生ときり丸が長期休暇のときは家族のように一緒の長屋に帰っているということを知っていると、よりこの作品を楽しめると思う。
ファミリー向け映画らしく明らかなグロは出さないのだが(流血は少しある)、本編にたびたび挿入される土井先生の過去イメージであろうシーンをチャンバラの音と彼岸花、燃える家と火の灯りに照らされたかかしという、直接的ではない表現で見事に現している。流された血を彼岸花で表現するとは。(この表現は冒頭から出てくるのでネタバレに入らない…よね?)大人が見たらこれは…となるけど、子供がショック受けすぎるようなものは見せない。ファミリー向けの映画にふさわしい表現だったと思う。シンプルに上手いな、となりました。
この映画は土井先生の壮絶な過去が垣間見えるだけではなく、なぜきり丸の面倒を見ていたのかというアンサーにもなっており、かつ、土井先生がいかに忍術学園に居場所を見出しているかを知ることができる物語でもある。大人向けな要素も入っており、子供だけでなく、かつて忍たまのテレビアニメで育った大人にも観てほしい作品である。
ところで、上級生たちはちゃんと忍者らしく戦っていてかっこいいね。忍たま映画でアクションに満足するとは思わなかったよ。
土井先生の独壇場
この絆も史上最強でした
思いのほか楽しめた大人向けの? 定番アニメ作品の劇場版
テレビ版のアニメは何度か見ている程度でした。
劇場用として公開された本作を見て、なかなかにすごい作品だな、と新しく認識しました。
忍術学校という舞台である以上、単純に子供向けだけのファンタジーとしては描けるわけもなく、戦災孤児や餓えた民もしっかり描くシビアさ。特に雑渡先生の子供たちに忍術をまじめに教える一方で、自国の脅威になりうる存在が出現しそうであれば、躊躇わずにその命を取りに行く展開はシビれるものがあります。
ちょっと期待し過ぎたかな
かつて女児だった人へ
忍たまって光GENJIが主題歌やってた頃以来に見て、大人一人で見に行くの恥ずかしかったけど、映画館は大人の女性客ばかりで心配無用だった。
同世代以下の女子たちは、幼少期に一度は土井先生を好きになったことがある(体感90%以上)
そんな私たちが大好きだった土井先生が、めちゃくちゃ実力者として描かれていて、生徒も教師も敵も味方も皆が欲しがっている映画だった。
みんな!私たちの土井先生強かったよ。
死体を描かない、血の比喩として彼岸花で表現、みたいな配慮があってあくまで子ども向けなんだなと感じた。だけど、大人が見てもそこそこ楽しめる映画だと思う。アクションとか思いの外ちゃんとしてた。忍者の描写も時代考証とかに基づいてそう。
あと何より声がいいよな。昔から耳馴染みのあるベテラン声優さんだらけ。ご長寿アニメすごい。
まさか2024年の映画を忍たまで締めるとは思わなかったけど、満足でした。
テレビスペシャルで放送するため?
半分のキャラを知らないまま笑って泣いた
今30代以下であれば誰もが履修した必修科目のひとつ。ちょいちょい声が代わっていたり、知らない人が増えていたりしましたが、は組の面々はあの頃のまま……同窓会のようでありつつ、生徒を見守る大人たちの気持ちの方が分かるようになってしまった……
基本やっていることは小学一年生、コロコロコミックなのに、ふとした瞬間に「ああ、ここ室町時代だったわ」と気づかされます。世界観の奥行が子供向けじゃねえんだわ。1年生が10歳(数えの10歳なら満9歳)とすれば、6年生は15歳(現代なら満14歳中2)。そうだな、確かに元服の歳です。「1年生には6年生って物凄く大人で頼もしく見えたよなー」じゃないんですよ。彼らはあと数か月で大人になる。しかも忍、武士として大人になる。大人に敵う実力になっていなくば即日死ぬ。そんな時代を背景にしながらコメディアニメを見せられていたのか俺たちは。しかもその世界に初恋を見出してしまった者たちはどうすれば良いというのか。だからジャパンイズクレイジーて言われるんだぞ。
いや本当……こういう世界観でも「友情」や「同僚」や「家族」って描けるんだなあって……だから名作なんだなあ……私が流した涙はノスタルジーの涙でもあり、そうした人類普遍的なものに対する涙でもあったと思う。あと無惨様から土井先生にメタモルフォーゼした瞬間にマジで安心して「あっ」て泣いてしまった。そのくらい関俊彦氏の声が海馬に刷り込まれていて、自分でちょっと引いた。
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