劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師のレビュー・感想・評価
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山田先生の強さと土井先生への想いが伝わる作品
NHK教育テレビで物心ついた頃から観ている忍たま乱太郎シリーズ
成人し社会人となった今現在観に行くかどうかかなり躊躇しましたが年末年始休みを持て余し暇だったので劇場に足を運びました
序盤のテレビ版とは全く違うとてもカッコいい戦闘シーンから悪役のドクタケに土井先生が攫われてしまい皆んなで土井先生をドクタケから奪還するというのが主な話です。
忍たま乱太郎を全て見尽くしてから観たわけではなく情報不足な面も多々ありますが、テレビ版ではネタ化されているキャラクター(山田先生・学園長先生)がこの作品では鍛え上げて経験と実践豊富な忍者の強さと勘がこの作品では描かれています
土井先生と同じく出自が複雑なきり丸や1年は組の生徒いや良い子たちの土井先生への熱い想いと土井先生をなんとしても忍術学園に取り返すというメッセージも力強く感じれます。
ヘムヘムとくの一教室の生徒たち・滝夜叉丸は全く登場シーンが少ないのでこれらのファンの方々には物足りなさがあるかと思います。
一応子供向け作品なのでハッピーエンドで終わらせるのがルールのようなのですが少し話の流れ方が強引かな?と
感じさせられたので星4とします
土井先生が好きな人は必見
新年初映画館!明けましておめでとうございます!
なんと…貸切上映😅まあ年初めに忍たま乱太郎観る人は少ないんかな?と思いつつリッチな気分で鑑賞。
忍たま乱太郎って小さい頃にテレビでよく観てたんやけど、土井先生とかきりまるにこんな悲しい過去があったなんて…朧げな記憶の糸をたどり映画を観つつ思い出していた。
土井先生行方不明からの領地合戦の陰謀渦巻くストーリー。これ、ほんまに子ども向けアニメなん?チャミダレ〜の件とか子ども意味不明やろ…何歳向け映画やねんと内心ツッコミ。
悲しい過去があったからこそ人には優しく接する土井先生はほんま魅力的なキャラクターや。土井先生に思い入れがある人や、好きな人向けの映画って感じやな。は組の絆にもじーんときた。改めて観るとしんべえかわいいなあ。
サクッと観られるので忍たま懐かしいな〜っていう人にはおすすめ。
余談
小学生の息子さんと一緒に観たという方がいて、感想を聞いたところ息子の感想は一言。「長かったね。」だったそう。いや〜そりゃ難しいしそうやよね😅
忍たまにハマったのが、前作『忍術学園 全員出動!の段 』。
その後、こうして劇場版の新作を観ることができる日が来るとは思わなかったのでとてもうれしい。
エンディングのミニキャラが可愛かった。
上質なファミリー向けエンタメ作品
平成初期生まれでアニメの忍たまは小・中学生くらいまでは見てました。
大学生以降はほぼ観てなかったです。
原作未読で今作の書籍版も「完璧じゃないけど評判の良い作品」くらいの前評判は耳に入ってました。
結論から言えばかなり上質なエンタメ作品でした。
笑いあり、(泣くまでは行かなかったけど)涙ありのドタバタコメディにしつつ忍たまってコンテンツが元々持ってる、
「なんちゃって要素を含みつつ忍者や忍術、戦国時代の雑学紹介」
「個性豊かなキャラクターの掛け合い」
をちゃんと引き出していて、
なおかつ映画映えするアクションを盛り込んでいたと思います。
ただし、
「"あの"お馴染みのキャラクターが……」
みたいな感じで全編進むので一切触れた事ない方にまでオススメできる作品ではないです。
そこら辺はご注意ください。
え…?なにこれ…全然子ども向けちゃうやん…
土井先生の需要と供給。館内はほぼ大人。
忍たまは子供の頃にのみ見ていただけで、最近の忍たまは全くわからなかったのですが、YouTubeで予習動画を見てキャラの勉強をして臨みました。これからご覧になる方は、最低限キャラの名前、生い立ちなどを予習されることが必須だと思います。どのキャラと土井先生がどのような関係性なのかを知ると、この映画結構泣けます。
またとにかく土井先生やその教え子たちがかっこいい映画なので、土井先生に初恋を奪われたお姉様方には需要しかありません。もちろんお子様もご覧になれる内容ですが、大人の方も(忍たま知識有、土井先生ファンなど)非常に楽しめる内容でした。年齢関係なく楽しめるという点でディズニー映画と比べるとやはり内容に劣る面もありますが、私的にはSPY×FAMILYを観た後、もしくは猫のちゃうちゅーるのCMを見た後(?)のような幸福感や優しい気持ちで心が満たされました。
大人の皆さん、心が汚れてないですか?
忍たまで浄化、ありですよ。
子どもでも大人でも
子ども向けでもあり、大人向けでもあり、よくできてる映画だった。子どもの頃にアニメを観てたくらいの知識だけどめちゃくちゃ楽しかったし、懐かしかった。
先生たちや6年生が1年生を守ってるのもグッとくるし、きりちゃんが心細くて不安になるのも胸がギュッとなるし、山田先生が土井先生呼びと半助呼び両方してるのも2人の関係性が垣間見えて良かった。利吉さんの「お兄ちゃん」はオトナ女子向けに狙ってるよね。
全方位に向けて作られた映画という感じでとても楽しめた。
子供向け?
20年ぶりに観たのに、記憶そのままのキャラたちに、劇場版クオリテ...
シリアスながらも子供向けの体裁を保ちつつ
前作映画未視聴のまま、子供の頃にテレビアニメを見ていた(まだ上級生がいなかった頃)記憶を思い返しつつ見た。上級生についてほとんど知らなくても、子供の頃土井先生が優しくてかっこいいなと思っていた人には十分楽しめると思う。
主役3人が忍術学園の生徒であることと土井先生が3人のクラスの担任であることを知っていれば、前知識としては十分話が通じる。
きり丸は戦災孤児で家族がおらず、土井先生ときり丸が長期休暇のときは家族のように一緒の長屋に帰っているということを知っていると、よりこの作品を楽しめると思う。
ファミリー向け映画らしく明らかなグロは出さないのだが(流血は少しある)、本編にたびたび挿入される土井先生の過去イメージであろうシーンをチャンバラの音と彼岸花、燃える家と火の灯りに照らされたかかしという、直接的ではない表現で見事に現している。流された血を彼岸花で表現するとは。(この表現は冒頭から出てくるのでネタバレに入らない…よね?)大人が見たらこれは…となるけど、子供がショック受けすぎるようなものは見せない。ファミリー向けの映画にふさわしい表現だったと思う。シンプルに上手いな、となりました。
この映画は土井先生の壮絶な過去が垣間見えるだけではなく、なぜきり丸の面倒を見ていたのかというアンサーにもなっており、かつ、土井先生がいかに忍術学園に居場所を見出しているかを知ることができる物語でもある。大人向けな要素も入っており、子供だけでなく、かつて忍たまのテレビアニメで育った大人にも観てほしい作品である。
ところで、上級生たちはちゃんと忍者らしく戦っていてかっこいいね。忍たま映画でアクションに満足するとは思わなかったよ。
土井先生の独壇場
この絆も史上最強でした
思いのほか楽しめた大人向けの? 定番アニメ作品の劇場版
テレビ版のアニメは何度か見ている程度でした。
劇場用として公開された本作を見て、なかなかにすごい作品だな、と新しく認識しました。
忍術学校という舞台である以上、単純に子供向けだけのファンタジーとしては描けるわけもなく、戦災孤児や餓えた民もしっかり描くシビアさ。特に雑渡先生の子供たちに忍術をまじめに教える一方で、自国の脅威になりうる存在が出現しそうであれば、躊躇わずにその命を取りに行く展開はシビれるものがあります。
ちょっと期待し過ぎたかな
かつて女児だった人へ
忍たまって光GENJIが主題歌やってた頃以来に見て、大人一人で見に行くの恥ずかしかったけど、映画館は大人の女性客ばかりで心配無用だった。
同世代以下の女子たちは、幼少期に一度は土井先生を好きになったことがある(体感90%以上)
そんな私たちが大好きだった土井先生が、めちゃくちゃ実力者として描かれていて、生徒も教師も敵も味方も皆が欲しがっている映画だった。
みんな!私たちの土井先生強かったよ。
死体を描かない、血の比喩として彼岸花で表現、みたいな配慮があってあくまで子ども向けなんだなと感じた。だけど、大人が見てもそこそこ楽しめる映画だと思う。アクションとか思いの外ちゃんとしてた。忍者の描写も時代考証とかに基づいてそう。
あと何より声がいいよな。昔から耳馴染みのあるベテラン声優さんだらけ。ご長寿アニメすごい。
まさか2024年の映画を忍たまで締めるとは思わなかったけど、満足でした。
普段のTVシリーズとは違う、シリアスな忍たま
尼子騒兵衛による『忍たま乱太郎』シリーズを原作とする、NHKの人気長寿アニメの劇場版第3弾。とある事故から記憶喪失となってしまった忍術学園の教師 土井半助が、敵対するドクタケ忍者隊に洗脳され、最強の軍師 天鬼(てんき)として乱太郎達の前に立ち塞がる。
ネットで「全国の女児から初恋を奪った人」と言われている土井先生が本作のキーパーソン。彼を中心に、乱太郎ら忍術学園の生徒達の先生を信じて連れ戻そうとする直向きさ、共同生活を送るきり丸の苦悩、義理の親子関係にある山田先生の親子愛、記憶喪失とはいえ敵対する組織に属した以上は暗殺を企てるという忍社会のシビアさと、様々な人間関係や思惑が交錯していく。
人気シリーズの劇場版ながら、乱太郎、きり丸、しんべヱの主要3人+本作のメインである土井先生の普段のキャラクターを何となく知ってさえいれば、初見さんにも理解出来る優しい作りになっている。実際、本作のレビューにも「子供の頃観ていた」という意見も多く、その上で高い評価を下している人も多いからだ。
ただ、本作をより楽しむのならば、劇場版の前作に当たる『忍術学園全員出動!の段』(2011)を鑑賞してから行くと、タソガレドキ忍軍の雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)や諸泉尊奈門(もろいずみそんなもん)のキャラクターを知ることが出来、冒頭の土井先生と尊奈門の因縁についても把握した上で果たし合いのアクションを楽しむ事が出来るのでオススメ。
私自身も例に漏れず、幼少期にアニメを鑑賞していた以外は、1996年の劇場版第一弾を子供会の催しで、先述した劇場版の前作をTV放送で偶然目にした程度。しかし、そんな前作が、子供向けに分かりやすくコミカルに描かれながらも、合戦描写や戦術のリアルさや乱太郎が保健委員長代理として奔走する姿が印象的で、物語としての完成度も非常に高かった事から、「大人になって観てみると、実は侮れない作品なのだな」と感心させられた経験があるので、本作の劇場公開を内心楽しみにしていた。
本作を理解する上で、更に把握しておいた方が良い設定としては、
①きり丸は、戦争孤児で天涯孤独の身。
②土井先生は、かつて豪族の若君だったが、子供時代に家を滅ぼされ、きり丸と同じく天涯孤独。
この2つが、本作に於けるきり丸と土井先生の共同生活、幼い土井先生を引き取って育てた山田先生との擬似親子関係にも繋がるので、知っているとよりクライマックスでの感動が増すだろう。
そんなきり丸と土井先生の関係性が本作のメインの為、本来の主人公である乱太郎は、今回はサポート役に徹している。
普段の『忍たま』らしいコミカルさは残しつつも、全編を漂うシリアスな空気感は本作ならでは。高い戦闘力を持ち、兵法に精通している土井先生が敵に回るという展開が面白い。
捜索隊である六年生達(実力は既にプロレベルであるはず)を相手に、傷一つ負うことなく圧倒していく姿は、本作の白眉。
刀を手にしつつも、あくまで反撃は六年生達の投げた針や石を弾き返す、刀で斬った竹の鋭い断面に、六年生が脇腹を掠めるといった具合で傷を負わせるという「決して土井先生に生徒を斬らせはしない」というアクションの組み立て方の上手さが素晴らしい。また、多少とはいえ、流血表現を躊躇うことなく採用する思い切りの良さも個人的に評価ポイント。
そんな土井先生の記憶喪失の直接の原因となったドクタケ忍者隊の首領 稗田八方斎(ひえたはっぽうさい)も、同じく事故により普段より性格が狡猾に変質しており、目尻が鋭く尖っている。土井先生が記憶を取り戻す事を恐れ、「奴に生徒達を斬らせてしまえば、例え記憶が戻ろうとドクタケから抜け出すことは出来ない」と、乱太郎達を斬らせようとする残忍さは本作ならでは。とはいえ、流石普段のTVシリーズでも憎めない悪役なだけあって、ミュージカル調のダンスシーンで土井先生を洗脳する姿は面白い。
実は本作一シリアスなキャラクターだったのではないかと思われるきり丸の過去が切ない。決して深くは語られずとも、僅かな過去回想できり丸の過去が描かれる。
冬の空の下、廃寺(廃神社?)の軒下でボロ切れに身を包み、空を見上げる姿が印象的。普段は守銭奴キャラとして「小銭〜!」と目を輝かせるきり丸に、悲惨な過去があった事が示されると、お金に対する拘りの強さの所以が「生きるため」だと分かり胸が締め付けられる。忍術学園入学後初の長期休暇で、皆が家族の待つ家にウキウキしながら帰って行く中、「まぁ、雨風さえ凌げりゃ、俺は何処でも」と僅か10歳の少年が語っている姿は、大人になって観るとあまりにも重い台詞だと分かる。
そんな彼を、似たような境遇を持つ者として見過ごせず、「さぁ、一緒に帰ろう」と声を掛ける土井先生。「ただいま」と言うきり丸に「おかえり」と返してくれる存在になった優しさ。そんな土井先生の記憶を取り戻す為、今度はきり丸が「一緒に帰ろう」と声を掛けるクライマックスにグッと来る。
そんなクライマックスの展開にも、きり丸らしい守銭奴っぷりが発揮されている点は面白い。
「自分の命より銭大事!(これは前作の劇場版と繋がっている)」
「地獄の沙汰も金次第。だけど、払ってたまるか六文銭!」
という台詞が非常に彼らしくて素晴らしかった。
個人的に忘れてはならない賞賛ポイントが、冒頭から展開される本来過酷な時代であることを示す戦の記憶描写だ。恐らくは土井先生の過去回想であるが、全てが失われていく様子は戦争孤児のきり丸とも共通しており、“どちらの記憶”としても受け取れるのが素晴らしい。
振り下ろされる刀の軌道に沿って、暗闇を彩る彼岸花の数々、手に握られる一輪の彼岸花、倒れ積み上げられる藁で出来たカカシは、大人ならばその意味を理解出来るという絶妙な塩梅で、残酷さの中に美しさすら感じさせる魅力がある。直接的な残酷描写を避ける為の子供向け作品としての配慮が、下手な残酷描写を提示する実写作品をも凌いでしまう絵力を持つこのシーンに惜しみない拍手を贈りたい。
惜しむらくは、2度とないであろう敵として立ち塞がる土井先生と乱太郎達は組の生徒らとの直接的な関わりが少なく、アクションに乏しかった点。1番盛り上がっても良いクライマックスが、比較的大人しめに終わってしまったのは盛り上がりに欠けた。
は組の生徒らのいつもの能天気さと先生への思いから、記憶が戻りつつあるからこそ、頭痛や胃痛で普段の実力を発揮出来ない天鬼との追いかけっこ展開等のハチャメチャさが欲しかったところ。
普段のTVシリーズでは出来ない、劇場版ならではのシリアスなストーリー展開、忍術学園の上級生をはじめプロの忍を目指す、プロの忍として生きる者達の強さと厳しさ、そんなシリアスなストーリーを暗くし過ぎない“1年は組”の面々の安定したコミカルさと、かつてこのシリーズに触れた者としては非常に新鮮且つ懐かしさを感じさせてくれる作品だった。
笑いあり涙あり!忍たまオールスターズ
子供たちと遥か30年前の記憶と共に鑑賞。きり丸、乱太郎、しんべい、先生、八方斎しかわからない状態で、子供の付き添いと期待せずでしたがとても面白かったです。夕方テレビ放送の忍たまの雰囲気をしっていれば、しらないキャラがたくさんでてきても、充分楽しめます!(初見でも楽しめると思います)
忍たまとは関係ありませんが、某アニメ好きとしてはブラック土井先生の声に興奮しっぱなしで、胸熱でございました。
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