「大人が楽しむ忍たま」劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 2501さんの映画レビュー(感想・評価)
大人が楽しむ忍たま
初4DXで鑑賞
ファミリー要素を残しつつ、シリアスな展開で物語に引き込む…よくできている映画だった
1.六年生と天鬼の戦闘シーンは、素晴らしかった
まず六年生の戦闘準備からそれぞれの持ち味が出ていて良い。天鬼の戦闘能力を見せつける場面でもあり、完膚なきまでに六年生を圧倒する様は見応えがある。
2.雑渡毘奈門と土井半助との対比が面白い
教師・忍者としての資質が浮き彫りになるのだが、本質的には雑渡は教師・土井は忍者の方が向いているのでは?と考えさせられる。
上記の考察に誘導されるような映画のセリフまわしや展開が秀逸だった。
3.ドクタケのミュージカル…
あれは何を観せられてるんだ…という気分になった。無駄に4DXの演出もあって余計に。ギャグ要素って難しい…。
4.個人的にはBL要素があまり感じず、良かった
観る前は、腐界隈で有名だから心配していたのだが、観た限りは要素が感じられなかったので安心した。
まぁ無から有を感じるのが腐の方々だから…見方によっては感じるだろうが…それは各々の楽しみ方で楽しめば良いかと。
5.世界観を崩さず、キャラの魅力を引き出すのがうまかった
ギャグ要素を盛り込みつつ、全体的なシリアスは崩さない。整合性が取れていて、複数いるキャラの持ち味も適度に出す。バランスの良い脚本だった。六年生が方針の違いで揉めるシーンは、それぞれの性格がよく現れていて、うまい。
5.個人的に4DXは気が散る…
戦闘シーンが特に激しいのだが、殴られるキャラがいるとマッサージみたいな感じで背中を叩かれたり、座席が激しく揺れるのが、いただけない…。映画館なのに映画に集中できない…。
複数回鑑賞後なら楽しめるかもしれないが、4DXは映画ではなく、別なエンタメかなと思う。
滝夜叉丸のシーンで良い香りがする笑
6.萌え要素があって良い
利吉が土井にこっそりと「お兄ちゃん」と呼ぶのが、オタク心に刺さり良かった。