「二度目の恋」劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 サリーさんの映画レビュー(感想・評価)
二度目の恋
今から気持ち悪いこと言います。
恐らく平成女児たちの初恋である土井先生。
いや、土井半助に二度目の恋をしますね。
(キモいところここで終わります。以下結構真面目な感想)
小さい頃に学校から帰ってきてみるのはもっぱらNHK教育で、忍たま乱太郎はよく観てました。
私は特に長く視聴し続けた部類と思います。なぜなら年の離れた弟もいたので、自分自身ではとっくに忍たま見る歳ではなくなった頃も、弟の付き合いでよく見ていたものです。
映画をやっていると知り、懐かしくなって時間も空いてるし観に行ってみようかなぁと思って…。
冒頭の状態のわけです(キモいところに戻るな)
まず、なんといっても忍たま乱太郎の良さはテンポです。展開も見ていてわかりやすい。わかりにくい作りの複雑なストーリーより、よっぽどスーッと入ってきます。
ギャグあって笑いあり、ジーンとくるシーンで涙あり。ほぼ、前半からハンカチ手放せませんでした。
きり丸が土井先生を大切に思っていてあの回想のシーン。だめだ、思い出しただけで涙腺が。
あとは相変わらずなは組の良い子たちが可愛かったです。普段は手裏剣もまともに投げれなくて、授業中は寝たり私語ばかり。でも、自分たちのことを悪く言われてもいいけど、先生を悪く言われるのは許せない。あー、そうそうこういういい子たちでした。あと個性が強いね、相変わらず。
上級生はやはり頼もしい。格好いいシーン満載でよかったし、下の子たちの面倒見もいいの最高です。
でも、そんな上級生が束になってもかなわなかった天鬼。つまり土井先生は…やっぱり、強いんだよねー。
普段は良い子のみんなの引率のお兄さんって感じで能天気そうにみえる(胃痛持ちではある)けど、本当にポテンシャルすごいだなぁと思い知りました。
一番良かったシーンは、土井先生がちゃんと先生だったこと。
記憶を取り戻して、きり丸たちと感動のシーンも良かったのですが、そのあとですね。
「やったことの責任をきちんと取らないと、この子たちの先生として」
記憶喪失していたとは言え、あわや戦という事態。その尻ぬぐいをきちんとやり遂げました。
これはね、我々大人が見習わなきゃいけない部分だなと。責任も取らずに逃げるような大人にならない、そんなところを子どもには見せない。
私も土井先生のようにありたいものです。
ということで、大人にも刺さる映画だと思いましたのでぜひとも観てほしいですね。