「ありがとう心から」劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう心から
ガキンチョの頃はTVの前で張り付いて見ていた忍たま乱太郎。
こうやって何年もの時を超えて大人になっても再び出会えた事も嬉しいですし、興行的にも好調でなによりです。
特典はステッカーで土井先生でした。
あの頃の忍たま乱太郎らしさ全開のシーンと、シリアスと意外な戦闘シーンの豊富さ、土井先生のスペックの高さなどなど懐かしさと新鮮が同時にやってくる映画で楽しかったです。
ぼんやり覚えてる感じでは土井先生は生徒たちに振り回されるお茶目な先生ってイメージがあったのですが、序盤の身体能力の高さだったり、ドクタケ忍者隊での戦闘狂っぷりだったりと覚えていたものとは全然違うカッコ良さがあり、とにかく飛び回って攻守に隙のない万能っぷりでしたし、意外なほどに流血描写もしっかりやっているのもビックリしましたが、普段のアニメの明るさとはまた違うものがあって見入ってしまいました。
6年生たちも登場してきてより忍者の行動や仕事などにフォーカスが当たっていたのも印象的です。
偵察をはじめとして忍者といえばこんなイメージというのをより深く追求しているのが良かったですし、おふざけ少なめでバレないように行動することをモットーにしているのもあって自然にやってるのにこんな描写見た事ないなと舌を巻きました。
1年生たちも独自の策略で潜入してみたりとこちらはコミカルさ満載ながらアクション的な楽しさがあってTVシリーズと近いものを感じれたのも良かったです。
先生たちの活躍もしっかり描かれており、山田先生が土井先生を心配しつつもベテランの忍者としての行動を心がけているスマートな仕事っぷりはお見事でした。
雑渡さんの圧倒的強者感とユーモアが合わさってこれまた最高でした。
諸泉さんの振り回されっぷりはコメディリリーフとしてこれまた最高でした。
きり丸と土井先生の暮らしだったり、近い境遇である事もあって2人で暮らしているからこそ、きり丸がキュッとした表情をするたびに大丈夫だからな〜と背中をさすりたくなるもんですから胸がキュッとしっぱなしでした。
終盤はちょっと駆け足でしたが、きり丸の言葉だったり、過去を思い出して迎える大団円だっていうのもらしさ全開でウルっときました。
ドクタケ忍者隊の謎のミュージカルだけは頭ポカンとしましたが、あれもまぁ怪我の影響だと思えばそういうもんかなと飲み込めました。
勇気100%で締めくくる感じもとても良かったですし、胸の熱くなる展開も多く見応えたっぷりでした。
是非ともまた新しい劇場版もやってほしいものです。
鑑賞日 12/22
鑑賞時間 17:15〜18:55
座席 I-19