劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師のレビュー・感想・評価
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大人になってみる忍たまはひたすら可愛かった
子供時代以来の忍たま。あの頃は一年は組を見ても「かわいー!」なんて思わなかったのに、この年齢になって見ると、一年は組のみんなが可愛くて仕方なかった!
主要なキャラクターしか覚えていなかったので、映画についていけるかなと少し不安だったけど、見始めたらどんどん思い出してきて、十分楽しめた。ひたすらに懐かしすぎたなー。
あの頃夕方に見ていた忍たまではあまり無かった、忍術アクションや、ストーリーが少し大人向けだったこともあり、大人も子供も楽しめる作品になっていると思う。絵もすごく綺麗だった!
血や死体も、彼岸花と藁人形などで表現されているのも、子供相手に優しい表現だったのも良いなと思う。家族で見に行ける映画!
子供のときは、土井先生ときり丸が好きだった私は、今回の話はドンピシャで、土井先生ときり丸の関係性には思わずうるッとなったよ…。
そして、みんなの初恋土井先生は相変わらず素敵すぎた!!!!
私的お正月映画の真打ち!
我が家のお正月映画の真打ち、忍たま。もう卒業では…と思ってた中学生も、お子様向けのより別の観たいーと言い出すかと思っていた家人も、「そりゃ観るでしょ!」とあっさり参加表明。そんな期待を裏切らない、忍たまの魅力が詰まった良作でした!
忍たまのおもしろさといえば、明るく元気な乱太郎、食べるの大好きシンべヱ、お金大好ききり丸を筆頭に、個性豊かなキャラクターがこれでもかと登場し、物語を引っかき回し…もとい盛り上げていくところ。今回は、自由気ままな一年は組の生徒たちに日々振り回されている土井先生が、思いもよらないピンチに遭遇。乱太郎たちは、は組の授業を代行するはめになった切れ者ライバル忍者・雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)もたじたじとさせ、ひそかに土井先生の足取りを追う学園長先生や上級生たちの動きを察し、こうしてはいられない!と捜索に乗り出す…という展開。
忍たまとは、十年来、子らがテレビの前でげらげら爆笑しているのを横目に、今のうちに…と家の諸々を片付けつけてきたお付き合い。今回ほぼ初めて、じっくり忍たまワールドを堪能しました。は組って、ウチのがわんさかいる感じ…土井先生もザットさんも大変すぎる…と切実な共感が半分。でも傍目で見てると面白すぎる…と笑っちゃうこと半分。そのくせクライマックスでは、思わずじんわり。ダメな子ほどかわいい、なんていう話ではありません。ああもう!なんでそう!と地団駄踏みたくなるところこそ、後で振り返ると、親の目論見が届いていない本人らしさ、かけがえのない魅力なのなもしれません。ああもう!な出来事は、後で家族や誰かに話すとやたら楽しく、愚痴のはずがとっておきエピソードに化す不思議…を、本作で改めて実感しました。
最初から最後まで、は組の生徒たちや先生たち、そしてライバル忍者たちのドタバタぶりに大笑いしながらも、底抜けな前向きさに元気をもらいました。明るく元気な忍たまワールド、これからも末永く!
最後はいつもの雰囲気に戻って良い読後感
いつもとは雰囲気を変えた本作だが、最後はいつもの「忍たま乱太郎」へと戻っていった時の安堵感のおかげでとても読後感のいい鑑賞体験だった。
土井先生が行方不明となり、忍術学園は捜索に当たるが、6年生たちのまえに土井先生そっくりのドクタケ忍者隊の「天鬼」が現れる。その正体は土井先生なわけだが、その裏には稗田八方斎の暗躍があった。
いつもと違って目を釣り上げている土井先生の最強軍師っぷりがカッコいい。よくを言えばその最強っぷりを堪能できるシーンがもう1,2個多くても良かったのではと思う。
今作の一味違うのは、土井先生だけではない、前述の八方斎もいつものドジで憎めないおもしろ悪役というポジションとはちょっと違っている。なかなかに非情な一面が前面に出ていて、これが作品全体にいつもと違う雰囲気をもたらしている。
いつもと違う雰囲気だが、それでも「忍たま乱太郎」の世界観から外れていない。子どもも大人も楽しめる良質な娯楽映画として高い完成度だった。
忍たま可愛い!
ファーストデイに何みよう?と思い、前売りを買っていない映画で1番評価が高かった忍たまをセレクト。
何十年ぶりかに見る忍たま達は相変わらず楽しくて可愛い! 忍たまは男性キャラも多くて女性ファンが多いと聞いていたけど、土曜朝イチであるにも関わらず、館内は女性客9割、家族連れチラホラと言った感じ。今回のメインとも言える土井先生の人気が高いと聞いていたので、そういうことなのかな〜? 入場特典も土井先生ときり丸のポストカードでした。
映画は王道ですごいトリックがあるわけではないけど、らんきりしん3人や1年は組の忍たま達が可愛くてなごむ〜。そして、忍びとして出て来たお兄さん達は忍術学校の卒業生と思いきや、6年生?! 1年と6年の歳の差が感覚的には、10歳と25歳くらいに感じたのだけど、あのお兄さんたちは12歳設定なのかしら??
神保悟志似?と勝手に思ったバッド先生とか、知らないキャラも個々のキャラが立っていて、こういうところが面白く、長く愛される秘訣かな。
大画面で見るアクションシーンもよく、ハラハラしたり、クスッとしたり、ほんわかしたり、思わず泣いてしまったり。先生達と忍たま達の絆が素敵で、難しく考えずに楽しめるエンターテイメントでした!
きり丸の口上が素晴らしかった
土井先生の記憶を呼び戻すために、きり丸が矢継ぎ早に口上を並べていくところ、ほんと感動しました
90分とコンパクトなのに、土井先生と生徒たちの絆が熱く描かれていて、とてもいい話で良かったです。
良い映画だった…!!
忍たまは子どもの頃テレビで見てた以来+上級生組の知識皆無(滝夜叉丸先輩しかよく覚えてない)で行ったんだけど、とても楽しめた。
印象的だったのは、本作は大人たちがめちゃ格好良いのよ…。
学園長先生、山田先生、雑渡さん、みんな一年は組の前では彼らに土井先生のことを心配させないように、安心させるように振る舞う。
6年生、5年生も、土井先生を助けたいと行動を起こした後輩を守りながらも、彼らの想いを無碍にはしない。
子ども向けアニメで描かれる大人や年長者たちの理想のモデルをこんなに丁寧に、わかりやすく描いてくれた作品って最近見る機会がなかったから感動してしまった。
そして山田親子と土井先生の関係、関係性オタクとしてはとても栄養価が高い…!
山田先生→土井先生の「半助」呼びも(しかもこれがふとした瞬間だけなの。パブリックでは「土井先生」なの)、利吉さん→土井先生の「お兄ちゃん」呼びもとても良い〜〜!!
そして6年生、この映画はじめてちゃんとメンバー認識したけどそれぞれ個性発揮しててみんか好きになるやつ。天鬼との戦闘シーンも良かったな〜。
可愛さと懐かしさと物足りなさと
大人を馬鹿にする目安
感動の物語
忍たま乱太郎には昔お世話になっていました。
イメージしていたコメディ調とは少し違い大人の忍たま乱太郎を見れた気がします。
登場人物や勢力関係がほとんど分かりませんでしたが、やはり小さい子向けと言うこともあってかとても分かりやすかったです。
物語の内容としては記憶が消えてしまった土井先生を取り戻すため、忍術学院の先生や生徒が奮闘する物語。
涙なしでは見れませんでした。
とても楽しかったです。
本格的な忍びの映画
大人が楽しむ忍たま
初4DXで鑑賞
ファミリー要素を残しつつ、シリアスな展開で物語に引き込む…よくできている映画だった
1.六年生と天鬼の戦闘シーンは、素晴らしかった
まず六年生の戦闘準備からそれぞれの持ち味が出ていて良い。天鬼の戦闘能力を見せつける場面でもあり、完膚なきまでに六年生を圧倒する様は見応えがある。
2.雑渡毘奈門と土井半助との対比が面白い
教師・忍者としての資質が浮き彫りになるのだが、本質的には雑渡は教師・土井は忍者の方が向いているのでは?と考えさせられる。
上記の考察に誘導されるような映画のセリフまわしや展開が秀逸だった。
3.ドクタケのミュージカル…
あれは何を観せられてるんだ…という気分になった。無駄に4DXの演出もあって余計に。ギャグ要素って難しい…。
4.個人的にはBL要素があまり感じず、良かった
観る前は、腐界隈で有名だから心配していたのだが、観た限りは要素が感じられなかったので安心した。
まぁ無から有を感じるのが腐の方々だから…見方によっては感じるだろうが…それは各々の楽しみ方で楽しめば良いかと。
5.世界観を崩さず、キャラの魅力を引き出すのがうまかった
ギャグ要素を盛り込みつつ、全体的なシリアスは崩さない。整合性が取れていて、複数いるキャラの持ち味も適度に出す。バランスの良い脚本だった。六年生が方針の違いで揉めるシーンは、それぞれの性格がよく現れていて、うまい。
5.個人的に4DXは気が散る…
戦闘シーンが特に激しいのだが、殴られるキャラがいるとマッサージみたいな感じで背中を叩かれたり、座席が激しく揺れるのが、いただけない…。映画館なのに映画に集中できない…。
複数回鑑賞後なら楽しめるかもしれないが、4DXは映画ではなく、別なエンタメかなと思う。
滝夜叉丸のシーンで良い香りがする笑
6.萌え要素があって良い
利吉が土井にこっそりと「お兄ちゃん」と呼ぶのが、オタク心に刺さり良かった。
子ども向けアニメながらロングランしてるなと思い、、、
映画館で観て良かった!!
前回の映画「忍術学園全員出動の段」も映画館で観て、DVDを買って、アマプラでも観て…とにかく忍たまの映画が大好きです。今回の映画も映画館で観ようと意気込んでいましたが、「いや、ゆっくり静止しながら楽しみたいし、アマプラまで待つか…」と迷っていました。
でも、やっぱり映画館で観て良かった。
その確信を持ったのは、映画の冒頭――戦の残酷な一面を描いたシーンです。血飛沫を曼珠沙華(彼岸花)で表現し、死体はへのへのもへじのカカシで描かれていました。そして何より音が…。赤ちゃんを育てているので、赤ちゃんの泣き声の後に刀で斬る音がして、泣き声が途絶える演出が本当に辛かった。何も直接的に怖いものは映っていないのに、残酷で恐ろしい。その瞬間、「忍たま達はこんな時代を生きているんだ」と一気に引き込まれました。
場面が変わり、諸泉が土井先生に挑むシーン。鳥の巣があることに気付くほど周囲にも気を配り、鳥たちに配慮できる土井先生の圧勝でしょう。
それなのに、諸泉が「私が土井先生を倒したせいで」とこぼしたのにはイラっとしました。まあ、雑渡さんも忍術学園の先生方もイラッとしていましたが。
雑渡さんが学園長の考えで忍術学園一年は組の教科実技を受け持つことになった時。
教科ではは組の反応を見ていち早く生徒役に回り、諸泉に教えさせ、質問して答えさせていました。諸泉は“ギッタギタ“にされていましたが、は組だけでなく諸泉にとっても良い教え方だと感じました。
また実技の手裏剣投げでは、雑渡さんが手裏剣を投げる手本を見せたのですが、そのフォームが早くて美しかったです。
手裏剣を投げても後ろに飛んでしまうは組のみんなが、学級委員長の庄左衛門の「僕たちがちゃんと出来ないと土井先生が悪く言われてしまう」という言葉にやる気を出して、後ろに向かって手裏剣を投げれば正面の的に当たるのではと考えたことに対して、雑渡さんが「一理ある」とやらせてみたり、手裏剣が的に当たらず今度は後ろにまっすぐ飛んでいったのをみて呆れるでもなく面白そうに気持ち良く笑ったりしていました。
雑渡さん、教えるのも声掛けも上手だし、見守る、やらせてみるという姿勢もあるし、最高の上司だと感じました。さすが最強タソガレドキの忍び組頭です。
土井先生ときり丸が長屋で暮らすようになった場面。優しい土井先生の眼差しがとても良かったです。アニメでも観ましたが、改めて胸にしみました。
六年生が天鬼に全く歯が立たず、追い詰められるシーンはハラハラしました。卒業すれば、こうした相手と本当に戦うことになるんだろうな…と思うと、卒業しないでほしくなります。そして、仙蔵の「やめろ!不運が発動している!」には思わず笑いました。
意外だったのは、文次郎に「聞き方を変えろと言っているんだ」と言われたとき、長次が一番感情を露わにして叫んだこと。
そうだよね、土井先生が死んでいるかもしれないなんて考えたくないし、それを前提に行動しなければならないのも辛いよね…。
きり丸の聞き耳頭巾は、忍びとして本当に役に立つ道具だなと思いました。
学園長が終始、雑渡さんを「油断ならない」と考えていたのも印象的でした。普段はおちゃらけているけれど、やはりさすが学園長。
そして、利吉さんと山田先生の遭遇シーン。山田先生が「任務より生きることを優先しろ」と言い、利吉さんが「分かってます」と答える。このやり取りは忍者対忍者の会話のはずなのに、やっぱり親子の絆を感じられて胸が熱くなりました。利吉さんの笑顔が爽やかだったけれど、命よりも優先しなければならないことがあると分かっていて、それを受け入れているようにも見えました。
今回は戦闘シーンよりも、しんべえの食欲によって物語が進んでいく印象が強かったです。でも、それで良いんです。戦闘よりも、忍びらしく情報を集めたり、役割分担したり、変装したり、情報を広めたりする場面が多く、テキパキと動く六年生や五年生、そして山田先生がとても良かった。特に、山田先生が生徒たちをグループに分けて指示を出すシーン。短い時間で的確な人選をする姿に「さすが!」と感じました。
ドクタケに包囲される六年生。仙蔵が「(炮烙について)予備があるとか言って持ってるんじゃないか?」と言われた時、私も同感でした。でも、実際に予備がなく、それだけ追い詰められた状況だったんだと実感しました。
突然始まるドクタケミュージカル!?あれは映画館で観て本当に良かった!初めて「ドクタケ、かっこいい…?」と思ってしまいました。
「ドッドッドッドッドクタケ、ドクタケ忍者ぁ〜↑」耳につきます。
八宝斎の「天鬼よ、忍術学園の者(らんきりしん)を切れ」はヒェー!でした。穏やかじゃない…。八宝斎も頭を打って人格が変わっていたのですね。
涙なしでは観られなかったのが、きり丸が天鬼に記憶を思い出してほしくてまくし立てるシーン。私も泣いてしまいました。「六文銭は払わない」というセリフは、「生きてやる」という決意のようにも感じられ、胸が熱くなりました。
過去に、幼いきり丸がたった一人で破れ蓑にくるまり、縁側の下で雪空をじっと見ていた場面。本当に孤独で寒かったんだろうな。そんなきり丸が今、生きているのは土井先生と出会えたから。土井先生も、きり丸も、お互いに救われているんだよね…と思うと、涙が止まりませんでした。
利吉さんの「おにいちゃん」呼びには、「え?ここで?」と少し驚きましたが、利吉さんなりに込み上げるものがあったのでしょう。
そしてエンディングのおまけ。さすが雑渡さん、抜け目ない。
本当に観て良かった。
映画に携わったすべての方々に感謝します。
尺が足りないのか人数が多過ぎるのか
作画や竹林での立体感ある戦闘シーンや戦略などは面白く観ました。
ですが...登場するキャラクターに関しては、BL好きの人向けのようなところを感じて、少し白けてしまいました。
何がまず駄目かというと、土井先生に良い属性を盛り過ぎなことです。
顔の造形の良さ、戦闘の強さ、頭の良さ、生徒からも先生からも好かれる人柄...これだけ全てを一人の人物に盛り込んで、この人物をまるで囚われのお姫様を助けるかのように学園総出で救出に行って...。
まるで二次創作のようで、終始物語に入り込めませんでした。
最初に土井先生と決闘をしている忍者のことを悪く描き過ぎなのも気になりました。何故あそこまで彼に良いところを描いてあげなかったのでしょうか。こういうところにも、人気のキャラをひたすら皆で愛でてその他はモブとして徹底的に貶めるという二次創作感を受けて、白けてしまいました。
また、土井先生ときり丸の関係にも、あまり私は良い印象を抱きませんでした。
土井先生が先生ではなくただの近所のおじさんなら、境遇に共感してきり丸を預かっても良いかもしれません。しかし、彼は教師なんです。たとえ孤児であろうと親がいようと、全ての生徒に分け隔てなく愛情を注がなければならず、きり丸一人を特別扱いするのは間違っています。
独身の中年男性が自分と似ているからと言って子どもを預かって、結局家事などを子どもにやらせることになってしまっているのは、美談とは言い切れません。本当に孤児のためを思うなら、きちんと伴侶を得て所帯を持って、両親代わりとしての役割をきちんと果たしながら責任持って育てるのが、真っ当な大人です。
でも、きっとファンの方々にとっては、きり丸と土井先生の絆は大切なものなのでしょう。山田先生一家と土井先生の関係も。
であるならば、もう少し登場キャラクターの数を絞り、その3〜4人に時間をかけて描いて欲しかったです。
ファンサービスとして人気キャラクターをまんべんなく登場させ活躍させたかったのかもしれませんが、上級生たちがちょっと多過ぎた気がします...。
たとえば、NARUTOや呪術廻戦や鬼滅の刃などのようにキャラクターの外見の個性が際立っているなら、沢山上級生や先生たちが出て来ても区別がつくし、画面が華やかに賑やかになるので良いのですが、忍者として同じ装束に身を包み、似たような髪型をしていて、髪の色もなるべくリアルに忠実な範囲の色で、体格も背格好も似たような同年輩の人が大勢出て来ると、コアなファン以外には認識しづらいと思います。
上級生たちについては、彼らを主役にした別の映画を作れば良かったのではないでしょうか。
最後に、女性の忍が一人も活躍しなかったこともとても残念でした。
私は子供の頃忍たまではくノ一の子たちが好きだったので、もし今自分が子どもとしてこの映画を見たら、がっかりするだろうなと思いました。
画面のどこを見ても男ばかりで、そういうのが好きな人には受けてヒットしているのかもしれませんが、ファンの中にはくノ一が活躍するのを見たい幼い女の子だっているかもしれないのに、ここまで男ばかりしか描かないのは酷いなと感じました。
もちろん先生や給食のおばちゃんなどが登場しているのはわかっています。けれど、女児と同年代の女性キャラクターを忍びとして戦闘シーンや戦略会議などの場面で一人も登場させなかったのは、やはりまずいと思います。
本来忍たまは幼い子ども向けの作品なのですから、女児が「女子も忍者としてかっこよく活躍してる!」と思えるキャラクターを少なくとも一人は描くべきだったと思います。
食いしん坊のキャラが良かった!!
初見ですが、地名が適当な気がしました。学園ではキレのあるボケを試されていますが、結局は食いしん坊の一人勝ちでした。ベテラン声優ばかりで眠くなりました。アクションは直接戦闘ばかりなので、幻術やスニーキング、ステルスアクションも欲しかったです。記憶を無くした先生が、ツッコミに応じてくれて優しかったです。日本人にとって、米の重要性を改めて感じました。「100%勇気」はワンコーラスだけでガッカリしました。
良い意味で子供向け
前作も映画館で見ましたが、あれから十四年も経っていたとは。
前回の方が子供向け感は強く、大団円感も強かった感じはありますが、今回はちょっとシリアスとダークにと言う感じでしょうか?とは言え忍たまなので、あまり深く触れない所は良いバランスだったかと思います。
土井半助の生い立ちも、最後の説得ももっと深く掘り下げる事は出来たと思いますが、そこはあえてそうせずに、ギャグやいつものノリで切り抜けるとても助かります。
最後に稗田八方斎も実は頭を打っておかしくなってただけだったと言うオチも大変良かったかなと。
土井先生に殆どを持っていかれてしまい、は組、6年、5年の一人一人の活躍はあまり見られなかったのは残念ではありました。
次は雑渡昆奈門スピンオフで、もっと大人向けのを作ってみると言うのはどうでしょうか?(無理
何だか、忍たまらしさや原作(小説)の良さの伝わり方がイマイチかな
平日18:50~の10分間のTV放映では誰が見ても設定が分かりやすいように(いい意味で)説明セリフが多く、忍者の卵たちと周りの大人の頑張りがほほえましく応援したくなるのですが、今回の映画は格好をつけたシーンが多いように感じ、大人向けの作品なのかなと思ってしまいました。
せっかくの映画版で、しかも原作(小説)は読み終えてもまた読みたくなるような素敵な本なので、いつも通りのスタンスで現在の子供向けで『ドクタケ忍者隊 最強の軍師』をやってほしかった。
戦争のシーンを省略せず、これだけ戦争は悲惨なのだよというメッセージを彼岸花と案山子で表現したのは上手だなっと感じました。
⭐︎3.8 / 5.0
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