「正直モヤモヤ感が...」化け猫あんずちゃん シンおやぢさんの映画レビュー(感想・評価)
正直モヤモヤ感が...
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主人公である小学5年のかりんちゃんのお父さんの哲也はクズで、クズに育てられたかりんちゃんも顔はかわいいけれど裏表があるクセのある子。哲也の実家である南伊豆のお寺にお母さんの命日までと預けられたかりんちゃんはカブに乗ったあんずちゃんと出会う。
おしょーさんに言われてかりんちゃんの面倒を見ようとするあんずちゃんと反発するかりんちゃん。南伊豆の池照町はあんずちゃんだけでなくいろんな妖怪が住んでいて、人間よりも情が厚い妖怪達。お母さんに命日にお母さんに会いたいと駄々をこねるかりんちゃんに貧乏神から地獄へ案内してもらい地獄で働いてるお母さんと出会う..って、現世ではクズの夫に迷惑かけられて死んでも地獄ってとことんついていないお母さんが可哀そうに思う。
あんずちゃんとかりんちゃんとお母さんの3人で地獄から抜け出し、エンマ大王と鬼たちを振り切って靖国神社の盆踊り大会会場まで逃げる3人。助けに来た池照町の妖怪達は鬼にまるで歯が立たない。結局、お母さんはえんま大王から「覚悟はできているな」と地獄へ連れ戻されその後の様子は分からずにエンディング、嘘だろぉ!かりんちゃんのお母さん、娘の我が儘につきあわされた上に今後どんな厳しい罰が下されているのか全く分からずモヤモヤ感をもって劇場から出てきました。
あんずちゃんの森山未來さんは中年化け猫ばっちりであんずちゃんの声もばっちり、作画も良かっただけに自分の中では決してハッピーエンドではない結末にすごく残念。
アニメーションはロトスコープ手法という実写からアニメーションにするやり方らしいけれど、正直、このモヤモヤ感解消には何の役にも立ちませんでした。
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